■ワイドで力強い外観デザインや新型「シビック」譲りの内装を採用
ホンダのアメリカ法人は、新型SUV「HR-V」(2023年モデル)を2022年6月7日(現地日時)に発売しました。
【画像】これがホンダ新型「HR-V」! ワイルドすぎるSUVが出た! (38枚)
米国で2代目となる新型HR-Vはボディサイズを拡大し、快適な室内空間を確保するとともに、スポーティな走行性能を実現しています。
アメリカンホンダモーターのマイケル・キステメーカー副社長は、「新型HR-Vはスポーティな走りを求める若いアクティブなバイヤーにちょうど良いサイズで、週末の冒険的な逃避行には十分なスペースと実用性を備えています」とコメント。
若者や新規ユーザーなどを取り込み、セグメントリーダーとしてのポジションを高めていく狙いがあるといいます。
新型HR-Vのデザインは、伸びたボンネットからリアフェンダーの膨らみに続く水平方向の低いベルトラインなど、力強い印象です。
流麗なフォルムやワイドなLEDヘッドランプとテールランプが採用されたことで、踏ん張り感のあるスタンスを実現しました。
ボディサイズは全長179.8インチ(約4567mm)×全幅72.4インチ(約1839mm)×全高63.4-63.8インチ(約1610-1620mm)で、従来モデルと比べて全長は9.4インチ(約238mm)、全幅は2.6インチ(約66mm)延長しています。
フロントは、グリルの両脇にエアカーテンインテールを配置し、ワイルド感を演出するとともに、バンパーからフロントホイール周辺に空気を送り込んで、空力効率を向上させる機能も持たせました。
また、レーザーブレージング技術によってルーフモールが不要になったり、ワイパーがボンネットのラインの下に隠れるようになるなど、よりスッキリとした高級感のある外観を実現しました。
リアは、彫りの深いハッチと標準装備のテールゲートスポイラーが新型HR-Vのスポーティなプロポーションを強調したほか、テールライトの外縁は空力特性を向上させる形状になっています。
新型HR-Vのグレードは「LX」「スポーツ」「EX-L」の3タイプが設定されており、デザインの細部が異なります。
エントリーグレードのLXは、ハニカムスタイルのグリルを装着し、フロント/リアバンパー下部をマット仕上げとしました。また、シルバーの17インチアルミホイールを標準装備しています。
スポーツは、水平基調のグリルメッシュやグロスブラックのリアスポイラー、クロームのエグゾーストフィニッシャーを採用し、アグレッシブさを演出。リアバンパー下部をガンメタリック塗装としたほか、専用の18インチ5本スポークホイールはグロスベルリナブラック仕上げとしました。
EX-Lは、ハニカムグリルやドアピラー、フロント/リアバンパーをグロスブラック仕様とすることで高級感を演出。シャークグレーに切削加工を施した17インチアルミホイールも装着しています。
新型HR-Vのボディカラーは、「ノルディックフォレスト・パール」と「アーバングレー・パール」の2つの新色を含む全7色のカラーバリエーションが用意されました。
インテリアは、2022年にフルモデルチェンジした新型「シビック」から導入された、ホンダの新しいデザイン「シンプル&サムシング」を採用。低いカウルと広々とした室内空間、フロントガラスのピラーから離れた位置に配置されたドアミラーなどにより、視認性が向上しています。
新型HR-Vのインテリアで特徴的なのが、ダッシュボードを横切って伸びるメタルハニカムメッシュのアクセントです。
このメッシュは、オーディオやインフォメーションディスプレイ、クライメートコントロールの間の視覚的な境界線を作り出すほか、エアコン吹き出し口を隠す役割もあります。
インテリアは随所にプレミアムな素材を採用。ドアノブやスイッチのクリック感など操作性にもこだわりました。
さらに、新開発のボディスタビライジングシートを搭載。体をしっかりとホールドし、長時間のドライブでも疲れにくく、快適な座り心地を実現します。
後席は3人がゆったり乗れるよう、従来モデルよりも広いスペースを確保。スマートフォンを置くことができるリアトレイなど、さまざまな工夫が施されました。
また、ラゲッジスペースも拡大され、荷室開口部を地面から27インチ(約686mm)の高さに抑えることで、大きな荷物や重い荷物も積み込みやすくなっています。加えて、6:4分割リアシートバックを折りたたむとフラットなフロアが広がります。
■2リッターに排気量アップ! パワフルでスポーティな走行性能を実現
新型HR-Vは、新型シビックと同様に「ホンダグローバルアーキテクチャー」を採用し、乗り心地やハンドリング性能などを向上させました。
よりスポーティな走りを実現するために、フロントにマクファーソンストラット、リアにマルチリンクを採用した新型完全独立サスペンションを搭載。低摩擦部品を用いて乗り心地を改善するとともに、レスポンスの向上とスポーティなドライビングフィールを実現しています。
パワートレインは、最高出力158hp、最大トルク138lb.ft.を発生する2リッター4気筒エンジンとCVTを組み合わせており、1.8リッター4気筒エンジンを搭載した先代モデルに対してパワーアップを図ったほか、ドライバビリティや洗練性、環境性能を向上させました。
新型HR-Vの駆動方式はFWDとAWDを用意。AWDは「インテリジェントコントロール付きリアルタイムAWD」を搭載し、滑りやすい雪道でのトラクションコントロールを向上させるため、エンジントルクを後輪に多く送るようにチューニングが施されています。
さらに、ホンダが米国で販売するSUVで初めて「ヒル・ディセント・コントロール」を採用。急で滑りやすい坂道を低速で下ることで、車両をコントロールすることができます。
新型HR-Vには3つのドライブモードが設けられており、ノーマル、エコに加え、新たにスノーモードが設定され、さまざまなシチュエーションに対応可能です。
安全面では、新型シビックにも備わる運転支援システム「ホンダセンシング」を、新たにシングルカメラで搭載しました。
この新システムは、従来のカメラとレーダーの組み合わせに比べて視野角が2倍の100度に拡大され、白線や縁石などの道路境界線、ほかの車両、歩行者、自転車、道路標識に加え、車両や歩行者などの対象物の特徴点を検出し、その属性を認識することが可能です。
また、トラフィックジャムアシストや交通標識認識を新たに搭載したほか、低速追従型アダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーンキーピングアシスト(LKAS)などの既存機能についても、より自然なレスポンスを実現しています。
さらに、ドライバー支援技術として、HR-Vとして初めてブラインドスポットインフォメーション(BSI)を追加しました。
最上級のEX-Lは、フロントバンパーとリアバンパーに4つのソナーセンサーを装備し、低速ブレーキ制御と前後誤発進抑制機能を実現し、低速での衝突を軽減しています。
ほかにも、ドライバーの注意力低下を感知してダッシュボード上に警告を表示する「ドライバー・アテンション・モニター」を搭載したほか、「リアシートリマインダー」を標準装備し、後部座席に子供やペットなど大切な荷物がないかを降車時に確認できるようにしました。
※ ※ ※
新型HR-Vの米国での価格は2万3650ドルから2万8950ドル。日本円で約314万円から約385万円で販売されます。
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みんなのコメント
楽しみですね
デザインに関して叩いてるのはいつものバカだろうが好きなヤツだけ乗ればイイそれがホンダ車w