現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタの「“2列6人乗り”セダン」!? 前席に“3人”乗れる「ゆったり仕様」! 大排気量「V6」搭載の“FF最高級モデル”「プロナード」とは

ここから本文です

トヨタの「“2列6人乗り”セダン」!? 前席に“3人”乗れる「ゆったり仕様」! 大排気量「V6」搭載の“FF最高級モデル”「プロナード」とは

掲載 16
トヨタの「“2列6人乗り”セダン」!? 前席に“3人”乗れる「ゆったり仕様」! 大排気量「V6」搭載の“FF最高級モデル”「プロナード」とは

■トヨタの“6人乗りセダン”「プロナード」とは

 今ではすっかり不人気のジャンルとなってしまったセダンですが、2000年前後まではまだまだ各社複数のセダンモデルをラインナップしており、さまざまなユーザーをカバーしようとしていました。 

【画像】超カッコイイ! トヨタの「”2列6人乗り”セダン」を画像で見る(47枚)

 2000年4月に販売を開始したトヨタ「プロナード」もそんなセダンのひとつで、全長4,895mm×全幅1,820mm×全高1,460mmというボディサイズは当時の「クラウン」をも上回り、セルシオに匹敵する大柄なもの。

 またメカニズムがフロントに集約される前輪駆動レイアウトを採用し、立てられたサイドウインドウを持つビッグキャビンとしたことで、同クラスの車両をはるかに凌駕する広い室内空間を実現していました。

 そしてエンジンは余裕の排気量を持つV型6気筒3.0Lの1MZ-FE型を搭載。

 上級グレードではサンルーフや本革シートを標準装備とし、全グレードにナビゲーションやオプティトロンメーター、運転席パワーシートなどを標準装備し、かなり充実したものとなっていました。

 そのため、トヨタはプロナードを「FF最高級セダン」として売り出していましたが、実はこのプロナード、北米地域で2代目「アバロン」として販売されていたモデルを日本向けにリファインしてリリースしたもので、北米で生産したものを輸入して販売する形が取られており、初代アバロンはそのまま日本でも“アバロン”の名で輸入販売されていた過去があります。

 アバロン自体はそれまで北米地域で販売されていた「クレシーダ(日本名:マークIIセダン)」の後継車種として登場したということからもわかるように、実用的なミドルクラスのセダンとして登場しており、ボディサイズ以外は高級車と言うには少々苦しいものだったというのが偽らざるところです。

 そんなアバロンですが、キャラクターは完全にアメリカの大型実用セダンいったもので、フロントシートが一般的なセパレートシートでセンターコンソールが備わるタイプのほか、コラムシフトで前席3人掛けのベンチシートとなったグレードが用意されており(乗車定員6名)、乗り味も日本市場向けに硬めていたと言われていますが、それでも古き良きアメ車のようなソフトな乗り心地となっていたため、おおらかな乗り味を好むユーザーには一定の評価を集めていました。

 とはいえ当時のトヨタにはセルシオとクラウンという本格的な高級車の2トップが存在し、プロナードの販売チャンネルだったビスタ店にも「アリスト」や「クレスタ」というモデルが同価格帯に存在していたため、そこまでの人気車種となることは叶わず、2003年11月ごろに日本向けモデルの生産を終了。

 その後のプロナードは日本へ導入されることはなく、北米向けのモデルも2022年モデルをもって終売となり、「クラウン(日本名:クラウンクロスオーバー)」にバトンタッチする形で姿を消しています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

110万円!? トヨタ新型「軽バン」発表!「見える」安全装備が登場!?  3段階の“電子制御4WD”で悪路も強い! 一部改良の「ピクシスバン」発売
110万円!? トヨタ新型「軽バン」発表!「見える」安全装備が登場!? 3段階の“電子制御4WD”で悪路も強い! 一部改良の「ピクシスバン」発売
くるまのニュース
未来を見据えたホンダの取り組みを具現化!! 電動スクーターのコンセプトモデル「EV Urban Concept」公開【EICMA2024】
未来を見据えたホンダの取り組みを具現化!! 電動スクーターのコンセプトモデル「EV Urban Concept」公開【EICMA2024】
バイクのニュース
NISMOパーツてんこ盛りな新型『キックス』! アーバン・シャドウは見た目も走りも「一線を画す」…SEMAショー2024
NISMOパーツてんこ盛りな新型『キックス』! アーバン・シャドウは見た目も走りも「一線を画す」…SEMAショー2024
レスポンス
全長3.9m級!? ホンダ新型「コンパクト“セダン”」初公開! タフ顔が超カッコイイ? MTもあり? 小さな上品車「アメイズ」まもなく印国に登場へ
全長3.9m級!? ホンダ新型「コンパクト“セダン”」初公開! タフ顔が超カッコイイ? MTもあり? 小さな上品車「アメイズ」まもなく印国に登場へ
くるまのニュース
日産『フェアレディZ』リコール…ポップアップフードが正常に作動しないおそれ
日産『フェアレディZ』リコール…ポップアップフードが正常に作動しないおそれ
レスポンス
スーパーGTのレースアンバサダーを紹介!「muta Racing fairies」は唯一無二のスポーティ可愛いスタイルでチームを盛り上げます
スーパーGTのレースアンバサダーを紹介!「muta Racing fairies」は唯一無二のスポーティ可愛いスタイルでチームを盛り上げます
Auto Messe Web
日産スカイライン2000ターボGT-E・S(昭和55/1980年4月発売・HGC211型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト111】
日産スカイライン2000ターボGT-E・S(昭和55/1980年4月発売・HGC211型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト111】
Webモーターマガジン
ボッタス、ザウバーF1離脱は「綿密な話し合いを重ねた結果」来季は古巣メルセデスへの合流?
ボッタス、ザウバーF1離脱は「綿密な話し合いを重ねた結果」来季は古巣メルセデスへの合流?
motorsport.com 日本版
[15秒でわかる]カワサキ『メグロS1』…ついに復活! 11月20日より販売開始
[15秒でわかる]カワサキ『メグロS1』…ついに復活! 11月20日より販売開始
レスポンス
ホンダが世界初の電動過給機付き新型V型3気筒エンジン公開【EICMA2024】
ホンダが世界初の電動過給機付き新型V型3気筒エンジン公開【EICMA2024】
バイクのニュース
ホンダ、北米の投資判断「メキシコは関税の影響が非常に大きい」 トランプ氏勝利で見直しの可能性も
ホンダ、北米の投資判断「メキシコは関税の影響が非常に大きい」 トランプ氏勝利で見直しの可能性も
日刊自動車新聞
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
軽量化+6速MTを採用した改良型ポルシェ911カレラTが日本デビュー
カー・アンド・ドライバー
「悪魔のZ」がラスベガスに降臨、隠された“Devil Z”を探せ…SEMAショー2024
「悪魔のZ」がラスベガスに降臨、隠された“Devil Z”を探せ…SEMAショー2024
レスポンス
全部知ってたら「車神」レベル!? 日本人のとっての「どマイナー」自動車メーカー8選
全部知ってたら「車神」レベル!? 日本人のとっての「どマイナー」自動車メーカー8選
WEB CARTOP
「GT-R」じゃないけど高性能!? 日産「R31スカイライン」に存在した“希少車”がスゴかった! 本気のスポーツ仕様「GTS-R」とは?
「GT-R」じゃないけど高性能!? 日産「R31スカイライン」に存在した“希少車”がスゴかった! 本気のスポーツ仕様「GTS-R」とは?
くるまのニュース
[15秒でわかる]BMW『1シリーズ』新型…斜めのグリルを採用、価格は478万円から
[15秒でわかる]BMW『1シリーズ』新型…斜めのグリルを採用、価格は478万円から
レスポンス
運転中に眠気を感じたら「15分の仮眠」が重要! 貴重な15分の効果をさらに高める5つの方法
運転中に眠気を感じたら「15分の仮眠」が重要! 貴重な15分の効果をさらに高める5つの方法
WEB CARTOP
2025年にホンダがついに電動ファンモデルを商品化!? コンセプトモデル「EV Fun Concept」公開【EICMA2024】
2025年にホンダがついに電動ファンモデルを商品化!? コンセプトモデル「EV Fun Concept」公開【EICMA2024】
バイクのニュース

みんなのコメント

16件
  • hid********
    こんな車が売れて欲しいけど、無理なんだよなー
  • gif********
    車体のサイズは大きいけれど、デザインはこざっぱりしていて「おおらかなアメリカ」の味わい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村