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ホンダ新型「軽SUV」登場なるか!? 噂の「N-BOXクロス」は現実味帯びる? 実は過去に「匂わせ」コンセプト存在? スズキ・ダイハツに続けるか

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ホンダ新型「軽SUV」登場なるか!? 噂の「N-BOXクロス」は現実味帯びる? 実は過去に「匂わせ」コンセプト存在? スズキ・ダイハツに続けるか

■いま軽の新トレンドは「クロスオーバーSUV」スタイル!

 新車販売の4割を占める軽のなかでも、ホンダ「N-BOX」に代表される背高+スライドドアスタイルの「軽スーパーハイトワゴン」ジャンルが絶大な人気ですが、近年は「クロスオーバー化」がトレンドとして加わっています。

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 各社がSUV風モデルを追加設定するなか、王者ホンダも追従するとの噂もありますが、実はホンダではN-BOXのコンセプトカーで、ひと足先にその姿を「匂わせ」ていました。

 2021年5月、ホンダ車史上最短でデビュー累計販売台数200万台を達成するなど、絶大な支持を集め続ける軽の王者N-BOX。

 現行型は2代目で、2017年9月のフルモデルチェンジから5年が経過していますが、2022年も1月から11月までに18万5437台を販売し、いまだ国内の乗用車No.1の地位は揺るぎません。

 そんななか、ライバルのスズキやダイハツ、三菱各社は、ホンダが用意していない派生カテゴリーのモデルを用意し対抗しています。

 軽スーパーハイトワゴンのパイオニアであるダイハツは、主力モデル「タント」を2022年10月にマイナーチェンジしたタイミングで「タント ファンクロス」を新設定しました。

 これは、人気のアウトドアシーンにマッチするアクティブでタフなイメージの内外装や、撥水加工を施したシートや荷室などを加え、クロスオーバーSUV風に仕立てたニューモデルです。

 2018年12月、スズキが同様のコンセプトを持つ「スペーシア ギア」を導入し、シリーズ全体の4割近くを占める売れ行きを示したことで、スペーシアがタントを上回る販売台数を記録していたことが、少なからず影響しているとみられます。

 スズキではさらに一歩先へ進み、このスペーシア ギアをもとに、より荷室が広い商用車(4ナンバー)仕様「スペーシア ベース」も派生。車中泊などユーザーの多様なニーズの広がりにも対応しています。

 また四輪駆動のSUVを得意とする三菱でも、2020年登場の新型「eKスペース」シリーズに、クロスオーバーミニバン「デリカD:5」をほうふつとさせるフロントデザイン「ダイナミックシールド」を採用するなどタフさを強調した「eKクロススペース」を導入。

 さらに2023年春には、新たな軽クロスオーバー「デリカミニ」を発売することを明らかにしています。

 軽スーパーハイトワゴンにSUVテイストのモデルを導入していないのは、日産とホンダだけになりました。

■実は他社に先駆け「クロスオーバー軽」を仕掛けていたホンダ

 しかし流行に敏感なホンダは、早くからその潮流を察知していました。

 2014年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2014」に、軽クロスオーバーSUVモデルのコンセプトカー「N-BOX+ エレメントコンセプト」を出展していたのです。

 初代N-BOXに設定されていた「N-BOX+(プラス)」は、荷室の使い勝手を最大化することでアウトドアユーザーなどに訴求した派生モデル。

 そのためSUVテイストとのマッチングも良好で、エレメントコンセプトでは、鮮烈なオレンジカラーをあしらったそのアクティブすぎるスタイルに変身させました。

 ホンダによると、隠れた名車であるクロスオーバーSUVモデル「エレメント」に触発され、デザインイメージを膨らませたのだといいます。

 また荷室についても、アレンジ性やアウトドアでの使い勝手を考慮したレイアウトに変更されていました。

 その現実的な仕上がりから市販化も期待されるなか、2年後の2016年4月に純正アクセサリー「エレメントスタイルパッケージ」として、外装カスタムパーツがパッケージ発売されました。

 しかし翌2017年のモデルチェンジまでの短い期間であまり訴求されないまま、知る人ぞ知る存在に留まっています。

 後付けパーツの販売店オプションという設定ではなく、新たなモデルラインナップとして訴求していたら、その後また違った展開になっていたかもしれません。

 現行型のN-BOXにはエレメントスタイルパッケージのようなSUVテイストのモデルは追加されないまま、デビューから5年が経過しました。

 先代はデビュー6年でフルモデルチェンジしていることから考えても、2023年は3代目N-BOX登場のタイミングと予想され、SNSなどでは早くも次期N-BOXへの期待が集まっています。

 さらにフルモデルチェンジの目玉として流行りのクロスオーバーモデルが追加されるのでは、との噂もみられ、なかには「N-CROSS(エヌクロス)」「N-BOXクロス」などと具体的な車名まで予想する声もあるほどです。

 そしてオレンジのコンセプトカー、N-BOX+エレメントコンセプトが与えたインパクトはいまも強く、その姿を新型N-BOXと重ね合わせてイメージする人たちからは「これは売れそう」「待ってました!」といった期待のコメントが散見されます。

※ ※ ※

 2022年12月上旬現在、ホンダから次期N-BOXに関する話題はまだ一切公開されていません。

 大ヒット作ゆえ、今後間違いなく登場するであろう3代目の新型N-BOXシリーズ。そこに待望のクロスオーバーモデルが追加されるのか、動向が注目されます。

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みんなのコメント

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  • 登場なるか?
    くるまのニュースが報道するなら登場しないんだろな。
    カートップと同じで出る出る詐欺のガセネタしか書かないし。
  • 昔あったエレメントの要素を入れて、個性的でなかなか良いと思う。
    しかし、エレメントもしかり、ホンダは先走り商品が多いね。クロスロードもいい車だったが、当時売れなかった。今、中古で乗ってる方を良く見かけるが、むしろ当時より走ってるんじゃないか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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