アプリリアのマーベリック・ビニャーレスは、従兄弟であるディーン・ベルタ・ビニャーレスがワールド・スーパースポーツ300のレース中の事故によりこの世を去って間もないことから、MotoGP第15戦アメリカズGPを欠場することを決めた。
多重クラッシュに巻き込まれ、15歳で亡くなってしまったベルタ・ビニャーレス。彼はマーベリック・ビニャーレスの父であるアンヘルが設立したチーム『ビニャーレス・レーシングチーム』に所属していた。
■【訃報】ディーン・ベルタ・ビニャーレスがWSBKサポートレースで事故死。MotoGPライダー、マーベリックの従兄弟
アプリリアの発表によると、従兄弟の死から1週間も経っていないことから、ビニャーレスはアメリカズGPを戦うために必要な、落ち着きを取り戻していないという。
その上でアプリリアは「ビニャーレスの決定を無条件にサポートする」としている。
チームが発表した声明には、次のように書かれている。
「マーベリック・ビニャーレスは、今週末にテキサス州オースティンのサーキットで開催されるアメリカズGPのスターティンググリッドには参加しない」
「マーベリックのいとこであるディーン・ベルタ・ビニャーレスの事故から1週間も経過しておらず、レースに必要な落ち着きを取り戻すには十分な時間ではない」
「アプリリア・レーシングの全面的かつ無条件のサポートを受けたマーベリックは、アプリリアのマシンとチームを知るため、旅を休むことにした」
「アプリリア・レーシングのファミリー全員がこの決断を支持し、マーベリックと彼の愛する人たちに寄り添っている」
「一緒に始めた有望な旅を再開するには、他に適した時期、ラウンドがあるだろう。その旅は、関係者とその気持ちを完全に尊重したものでなければならない」
現段階では、ビニャーレスがいつ復帰するかは不明だ。ビニャーレスにとって、今週末のアメリカズGPは、8月にヤマハを突然離脱し、アラゴンGPでアプリリアに加入した後、アプリリアでの3回目の公式戦出場となる予定だった。
彼は前戦サンマリノGPで予選10番手、決勝13位でポイントを獲得しており、アプリリアのバイク『RS-GP』への適応に手応えを感じていた。
今年は、5月にムジェロでMoto3ライダーのジェイソン・デュパスキエが19歳で亡くなった他、7月にアラゴンで開催されたヨーロピアン・タレント・カップのレース中に14歳のヒューゴ・ミランがクラッシュで亡くなっており、国際的なモーターサイクルレースのイベント中に10代の若者が亡くなったのはベルタ・ビニャーレスで3人目となってしまった。
なおアプリリアはアメリカズGPでビニャーレスの代わりに、テストライダーのロレンソ・サヴァドーリを起用するかどうか、明らかにしていない。
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