MotoGPはサンマリノGP翌日もミサノに残り、公式テストを実施。 年内だけでなく、来たる2025年シーズンに向けても重要なアップデートがテストされた。
8時間におよぶテストは、一晩中降り続いた雨の影響でスタートが遅れ、グリーンフラッグが振られてから約90分が経過するまで、誰もコースに飛び出すことがなかった。
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KTMのテストライダー、ダニ・ペドロサが最初にインストレーションラップを行ない、GASGASテック3のペドロ・アコスタが最初にラップタイムを記録した。
路面コンディションが十分に回復し、ライダーたちが競争力のあるラップタイムを刻めるようになるまでには約3時間かかった。この時点で、アコスタが1分31秒369でトップだった。
プラマックのホルヘ・マルティンは午前のセッション終盤に1分31秒124を記録。昼休みを終え、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が1分31秒116でそれを上回ると、さらに0.2秒タイムを短縮し、1分30秒台に突入した。
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、テスト残り2時間時点で1分30秒619を記録。これはサンマリノGPのポールラップ(1分30秒304)からコンマ3秒落ち、予選2番手に相当するタイムだ。
プラマックのフランコ・モルビデリは、テスト最後の1時間で1分30秒780を記録。ドゥカティのファクトリー勢の間に割って入った。
結果的に、テストはドゥカティ勢がトップ3を独占した。ドゥカティはこのテストでファクトリーバイクに新しいエアロパーツを搭載していたが、motorsport.comの調べによると、これは2025年仕様のバイク開発を進めるうえでのテスト項目だったようだ。
ドゥカティ勢以外で最上位だったのはアコスタで、4番手。その次にヤマハのファビオ・クアルタラロが続いた。
サンマリノGPでも比較的好調だったクアルタラロ。ヤマハはこのテストで多くのバイクを使ってテストを進め、プロトタイプバージョンのバイクで1分31秒063を記録した。
ポイントリーダーのマルティンは午後のセッションでわずかなタイム更新に留まり5番手。サンマリノGPのウイナーでもあるマルク・マルケス(グレシーニ)は僅差の6番手となった。マルケスは最もコースインが遅かったライダーのひとりで、午前中は19周、午後は29周を走った。
ホンダ勢トップとなったLCRのヨハン・ザルコは1.365秒遅れの18番手、チームメイトの中上貴晶はそのすぐ後ろの19番手でフィニッシュした。どちらも、空力開発パーツを搭載したバイクでデータを集めた。
ヤマハ同様、ホンダもミサノで積極的な開発姿勢を見せ、異なる仕様のマシンを多数同時にテストした。ファクトリーライダーのジョアン・ミルは3台のマシンを走らせた。
レプソル・ホンダのレギュラーライダーであるミル、ルカ・マリーニは共に体調不良でサンマリノGPを欠場したが、テストには参加しマリーニが21番手、ミルが22番手だった。
ホンダは「(両ライダーは)最初の走行を終えて体調に問題はなかった」と報告した。
なお全てのライダーはミシュランが持ち込んだ新しい構造のフロントタイヤを短時間テストし、そのフィードバックをミシュランに伝えた。
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みんなのコメント
全くお話しになりません。
バイク自体は進化してるんだろうけど
これ以上にドカは進んでる。
追い付け追い越せはもはや夢のまた夢。