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抜本的に進化した中型高級車 アウディ新型「A5」と「S5」欧州で販売開始 800万円弱から

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抜本的に進化した中型高級車 アウディ新型「A5」と「S5」欧州で販売開始 800万円弱から

「A4」後継として発売

アウディは新型「A5」および「S5」の欧州での販売を開始した。従来のA4の後継車で、新しいプラットフォームと大幅に改良されたエンジンを採用している。

【画像】アウディA4がフルモデルチェンジ!【新型アウディA5を写真で見る】 全33枚

ボディスタイルはセダンとアバント(ステーションワゴン)が用意され、英国価格は4万1950ポンド(約790万円)から。11月の納車開始予定だ。

アウディの新しいブランド戦略の一環として、エンジン車には奇数番号、バッテリーEVには偶数番号が与えられる。A4は今回のフルモデルチェンジに伴い、A5へと名称変更されることになった。

英国ではEVの次期型が登場するまで、A4の新車販売はストップすることになる。A4を名乗るモデルが販売されないのは30年ぶりのことだ。また、2ドアと4ドアが選べるクーペの先代A5も引退した。

新型A5のエントリーグレードは「スポーツ」で、18インチアルミホイール、コンフォートサスペンション、LEDライトとダイナミックインジケーター、ワイヤレスの携帯電話充電器、アンビエントライト、360度パーキングカメラなどが標準装備される。4万1950ポンド(約790万円)から。

上位グレードの「Sライン」は、19インチアルミホイール、スポーツサスペンション、プライバシーガラス、より先進的なマルチファンクション・ステアリングホイール、アルミニウムの内装トリム、その他スポーティな仕上りとなっている。4万4100ポンド(835万円)から。

限定仕様車の「エディション1」は、20インチのツートーン・ホイール、レッドのブレーキキャリパー、ブラックの外装トリム、マトリクスLEDヘッドライト、ダーククローム仕上げのエグゾーストチップ、マイクロファイバーの内装、助手席用タッチスクリーンが特徴だ。これらはすべてA5シリーズ全車にオプションとして用意されている。4万9100ポンド(約930万円)から。

3.0L V6ガソリンエンジンを搭載するスポーツモデルのS5は、今のところ限定仕様車エディション1のみの設定で、価格は6万8700ポンド(約1300万円)から。

上記の価格はすべてセダンのもので、ステーションワゴンのアバントはこれに約1900ポンド(約35万円)上乗せされる。

新開発のハイブリッド採用

プラットフォームは17年前に導入された現行のMLBに代わり、新たにPPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)が採用された。主にエンジン車向けの構造であり、Q6 eトロンなどEV向けのPPEとは基本的に関係がない。

アウディの伝統に則り、新型A5も縦置きのエンジンレイアウトを採用したが、電動パワートレインへの対応も容易だと言われている。

発売当初は非電動の純エンジン車と48Vマイルドハイブリッド車(MHEV)を展開する予定で、後者には新開発のシステム「MHEV Plus」が採用される。MHEV Plusは2基の電気モーターを使用し、発電効率の向上と強力な回生ブレーキを実現するものだ。

エンジンとしてはまず、フォルクスワーゲン・グループの4気筒ターボガソリンエンジン「EA888」を導入し、最高出力150psまたは204psの2パターンから選択できる。どちらもDCTと組み合わされ、四輪駆動のクワトロも用意されている。

ディーゼルも引き続き選択肢に残された。フォルクスワーゲンの2.0L 4気筒ターボディーゼルエンジンにMHEV Plusシステムを搭載した改良型が採用され、最高出力は204psに向上し、CO2排出量は10g/km削減されている。

S5は3.0L V6ターボガソリンエンジン(現行A8、Q7、Q8のユニットとは別物)を搭載する。可変ジオメトリー・ターボチャージャーとMHEV Plusシステムを組み合わせ、最高出力は367ps(先代S4のV6ディーゼルより20psアップ)、CO2排出量は14g/km削減されている。

来年には、電気のみで100km走行可能なプラグインハイブリッド(PHEV)も追加される予定だ。

デジタル重視のインテリア

新型A5のボディサイズは全長4829mm(先代比67mm増)、全幅1860mm(13mm増)、全高1444~1460mm、ホイールベースは2900mm(68mm増)と、全体的に大型化した。

エクステリアデザインは2021年に公開されたA6 eトロン・コンセプトの影響を受けている。特徴の1つは「クワトロ・マッスル」と呼ばれる、力強く盛り上がったフェンダーの造形だ。

新たに採用されたOLEDのフロントライトとリアライトはそれぞれ8つの点灯パターンが用意されており、パターンを継続的に変化させるダイナミックモードもある。 “飾り” のエグゾーストチップは、顧客からのフィードバックに応えて廃止された。

インテリアはアウディ最新世代のレイアウトとなっている。ダッシュボードには大型の曲面ディスプレイを備え、11.9インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイと14.5インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが統合されている。

インフォテインメント・タッチスクリーンは、エアコンやシートヒーターなどの機能を司る。

助手席にはエンターテイメント用の10.9インチ・タッチスクリーンを追加することができる。スクリーンには走行中のドライバーの視界を遮るフィルターが付く。

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みんなのコメント

6件
  • 2cv1963
    最近のアウディ、ヘッドライト下の変なインテークパーツやめて欲しい。あれですごく安っぽく見える。機能に裏付けのないデザインはアウディにふさわしくない。
  • tm3********
    ホイールベースの拡大は良いことなんだけど最小回転半径がどうなるか
    5.7m以上になるなら今までのと取り回し変わってくるから気になる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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