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【BMW 5シリーズ(先代)】登場から5年目を迎え、300万円台の予算から探せるように

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【BMW 5シリーズ(先代)】登場から5年目を迎え、300万円台の予算から探せるように

中古車購入ガイド [2022.10.14 UP]


【BMW 5シリーズ(先代)】登場から5年目を迎え、300万円台の予算から探せるように
 BMWの上級セダン/ワゴンが5シリーズ。ノイエクラッセの後継として1972年に誕生したのが始まりで、BMWの車名「◯◯シリーズ」というネーミングが与えられた最初のモデルでもある。3シリーズと7シリーズの中間に位置するポジションで、歴代モデルはどれも上品さと走りを備えているのが特徴。モデルチェンジを重ねるごとに進化していき、2017年2月には現行型となる7代目(G30/G31)がデビュー。今回は、現行型5シリーズの改良遍歴を振り返り、グレード別中古車相場をみていこう。

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BMW 5シリーズ(G30/G31)ってどんなクルマ?


2017年2月発売モデルのデータ(530i ラグジュアリー)


新車時価格帯(2017年2月)
 2017年2月、5シリーズがフルモデルチェンジを受けた。ボディサイズ(530i)は、全長4945mm、全幅1870mm、全高1480mmと先代と比べてわずかに大きくなっている。デザインは、キドニーグリルとヘッドライトを繋げてワイド感を演出したのが見どころ。リアまわりは、LEDライトバーを採用し、リアコンビランプをサイドに回り込ませることで安定感を表現した。インテリアは、ドライバー側に向けられたコックピットが特徴。高品質な素材がふんだんに用いられ、質感も大きく高められている。

 発売当初のラインアップは、184馬力の2.0L 直4ターボを搭載する「523i」、190馬力の2.0L 直4ディーゼルターボを搭載する「523d」、252馬力の2.0L 直4ターボを搭載する「530i」、340馬力の3.0L 直6ターボを搭載する「540i」および「540i xDrive」で構成される。パワートレインは全車8速AT。また、同年秋には2.0L 直4のPHEV「530e」も選べるようになった。安全面では、ステアリング&レーンコントロールアシスト、アクティブサイドコリジョンプロテクションなどの新機能を盛り込んだドライビングアシストプラスを設定する。


改良遍歴は?
 セダン発売から4カ月後の2017年6月、ステーションワゴンの5シリーズツーリングが登場。同年8月には、セダン、ツーリングの全車にBMWコネクテッドドライブが標準装備された。さらに10月には、600馬力の4.4L V8ターボを搭載するM5もお披露目となった。

 2019年1月、M5の高性能バージョン「M5コンペティション」が登場。4.4L V8ターボを搭載し、最高出力は625馬力に達する。駆動方式は4WDとなり、リアアクスルへの駆動トルクを増大させることで、ドリフト走行のような走りも楽しめる。価格は1823万円と、標準モデルの2倍近い値が付けられた。この年の7月には、ディーゼル+4WDの「523d xDrive」も登場している。

 2020年9月、マイナーチェンジを実施。エクステリアは、キドニーグリルをワイドかつ立体的な造形として存在感を強調。ヘッドランプはL字型LEDを採用し、モダンなイメージを高めている。インテリアは、スイッチパネルをすべてハイグロスブラックとすることで品質感を高め、レザーシートを標準装備とした(523iを除く)。またM5よりマイルドな性能の「M550i xDrive」も設定されている。


BMW 5シリーズ(G30/G31)の主要グレード
 パワートレイン別のグレードは、「523i」、「523d」、「523d xDrive」、「530i」、「530e」、「540i」、「540i xDrive」、「M550i xDrive」、「M5」、「M5コンペティション」と豊富。多くのグレードでは、豪華な内外装の「ラグジュアリー」、スポーティな内外装と足まわりを与えた「Mスポーツ」も設定。ガソリン、ディーゼル、PHEV、そして高性能モデルとユーザーの好みやライフスタイルに応じて幅広く選べるので、選択肢は膨大である。ここでは、それぞれの中古車平均価格をみていこう(M5は除く)。


「523i」
 発売当初(2017年)の新車価格は599万円~。5シリーズのエントリーモデルに当たるグレードである。とはいえ「ラグジュアリー」や「Mスポーツ」も設定されているので装備を重視するひともねらえる。ただし、物件数はそれほど多くなく、やや探しにくい状況。中古車平均価格は362万円とリーズナブルだ。


「523d」/「523d xDrive」
 発売当初(2017年)の新車価格は698万円~。クリーンディーゼルを搭載し、同排気量のガソリン車よりも燃費とトルクに優れている。また4WDが設定されるのも特徴。ランニングコストを抑えるなら一考したいグレードだ。物件数は「523i」よりも多く、探しやすい。ただし4WDモデルは少ないので注意。中古車平均価格は393万円。


「530i」 
 発売当初(2017年)の新車価格は764万円~。「523i」と同じく2.0Lの4気筒ターボを積むが、最高出力は252馬力と高く設定されている。物件数は「523d」よりも少ないが、それでも十分な数が流通する。中古車平均価格は389万円。


「530e」
 発売当初(2017年)の新車価格は778万円~。PHEVの採用により、静粛性と経済性、そして走りのパフォーマンスを両立している。魅力的なモデルだが、ガソリンやディーゼルと比べて物件数が圧倒的に少ないのが難点。ねらうなら根気よく探す必要がありそうだ。中古車平均価格は448万円。


「540i」/「540i xDrive」 
 発売当初(2017年)の新車価格は972万円~。M系モデルを除けば、ガソリン車の最上級グレードに位置付けられ、3.0Lの6気筒ターボを搭載。スムーズで力強い走りを求めるならおすすめのモデル。ただし残念ながら物件が少なく、探しにくい状況にある。中古車平均価格は521万円。


「M550i xDrive」 
 発売当初(2020年)の新車価格は1319万円。高性能なM系モデルのなかでも、「Mパフォーマンスモデル」と呼ばれるシリーズに属し、日常での使い勝手や快適性を損なわず高性能な走りを実現したグレード。4.4L V8ターボの最高出力は530psに達する。新しいグレードゆえ中古車はほとんど流通していない。中古車平均価格は976万円。

※上の記述は、2017年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年10月時点のデータ(セダンのみ)。


まとめ
 登場から5年が経過し、中古車市場には多くの現行型5シリーズが流通している。現行型は高価なイメージがあるが、グレードによって300万円台の予算から探せるのはうれしい。パワートレインは、ガソリン、ディーゼル、PHEVとバリエーション豊かで、好みに応じたクルマ探しができるのも魅力のひとつ。物件は、「523d」、「530i」辺りが探しやすい。また、6気筒の走りを堪能するなら「540i」という選択もあり。モデルライフ終盤のため、今後の相場動向もチェックしていこう。

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