今ではイベントでしか見られない希少な1台
ミニカー専門店「モデルギャラリーHIKO7」を運営するヒコセブンは、同社のオリジナルブランド「RAI’s」の最新作として、警察車両として配備された三菱・GTO 2車種を1/43スケール(約11cm)の限定生産モデルとして発売する。5月7日からモデルギャラリーHIKO7や全国模型店で予約受付を開始した。各6300円(税抜き)。
今回発売するのは、1997愛知県警察高速道路交通警察隊車両の三菱GTO Twin Turbo MR(Z15A)と1994新潟県警察高速道路交通警察隊車両(502)の三菱GTO Twin Turbo(Z16A)。赤色灯やミラー、白黒の塗り分け塗装、各種アンテナなど1/43スケールでできる限り再現したダイキャスト(亜鉛合金)塗装済みの完成品だ。一度限りの各800台限定生産で、発売は6月下旬から7月ごろを予定している。
三菱GTO Twin Turbo MRは90年代に三菱自動車が世に送り出したハイスペックスポーツカー。当時の規制上限であった280馬力を発生するV6エンジンに4WDというパッケージングで、日産スカイラインGT-Rにも引けを取らないスペックを持っていた。
同社のオリジナルブランドRAI’sは警察車両をメインとするシリーズ。各県や車両ごとに異なる県警文字の書体からコールサイン、車体内部のナビ画面や無線機といった装備の細部に至るまでモデルカーでできる限り再現した。実車に存在しない車両はモデル化をしない、完全限定生産モデルブランドとして確立している。
愛知県警察に配備されたZ15Aは18インチのメッキホイールを履いた後期型が採用されていた。パトライトは当時採用され始めたV字型だった。すでに退役しているが、交通安全イベントなどでは現在も見ることができる。
新潟県警察に採用されたZ16Aは中期型。パトカー用にサイドミラーを昔ながらのフェンダーミラーとしたこだわりの仕様で、パトライトはV字型ではなく、バータイプで天井が狭いためか短いものを装備している。こちらもすでに第一線からは退いているが、稀にイベントなどで見ることができる。
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