BMWが現代に甦らせて以降で通算4代目となる新型『MINI』の3ドアが、新たなデザイン言語を採用して日本にも上陸。量産モデルとして初となる電気自動車(BEV)もラインアップに追加され、3月1日より発売開始となっている。
ブランドのデザインDNAを継承しつつ、MINIの本質的な価値への真摯な姿勢を追求したという「カリスマティック・シンプリシティー」と呼ばれるテーマを掲げた新型3ドアは、コンポーネントの数を減らすことで本筋にフォーカスし「感情的かつ直感的に感じ取れるアイデンティティを生み出すことに成功した」と謳われる。
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その一例として、素材からクローム・パーツやレザーを排除し、代わりにリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを新素材として採用するなど、将来を見据えた新世代モデルであることを印象付けている。
また機能面においても大幅な刷新が行われ、安全機能と運転支援システムにおいては格段に進化を遂げるとともに、それぞれ2種類の高効率ガソリン・エンジンと電気モーター搭載車が用意され、後者では外部給電機能も装備される。
インテリアでも完全なデジタル化が施され、ステアリングの背後に配置されていたメーターパネルは廃止され、運転に必要なすべての情報はヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)に映し出すことが可能に。有機ELテクノロジーが採用された大型の円形センターディスプレイには、直径240mmの高品質ガラスが使用され、最適化された高感度タッチ機能を装備している。
さらに全車標準装備のMINIエクスペリエンス・モードによりインテリアの雰囲気を一変させることが可能となり、ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエント・イルミネーション、そして新たに作られたMINIドライビング・サウンドによりインテリア全体の印象が変化する。
同じくエクステリアでも、アダプティブ・ライト、ハイビーム・アシスタントが標準装備されたLEDヘッドライトを中心にMINIらしい遊び心を表現した機能も新たに導入され、シグニチャー・ライト機能では前後ライトの点灯方法を3つのパターンから選択することが可能に。
またウエルカム/グッバイライトは車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリヤのライトがまるで挨拶をするかのように点滅するMINIらしい機能となっている。
■注目のBEV仕様はバッテリー容量の異なる2モデルを用意
導入時点のパワートレインは、ガソリン仕様が最高出力115kW(156PS)/5000rpm、最大トルク230Nm/1500~4600rpmを発揮する1.5リッター直列3気筒直噴ターボの”クーパーC”と、同じくモジュール思想による2リッター直列4気筒の“クーパーS”が最高出力150kW(204PS)/5000rpm、最大トルク300Nm/1450~4500rpmを生み出し、ともにダイナミックな走りを実現する7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせる。
そして注目のBEV仕様もともに前輪駆動の2機種が用意され、最高出力135kW、最大トルク290Nmの“クーパーE”はボディ床下に収納されているリチウムイオン電池のバッテリー容量が126.0Ah/40.7kWhとなり、一充電での走行可能距離は305kmに(欧州参考値)。
同じく最高出力160kW、最大トルク330Nmを誇る“クーパーSE”はバッテリー容量136.0Ah/54.2kWhで一充電走行可能距離は402kmとし、0~100km/hをわずか6.7秒で駆け抜ける。
さらにBMWが誇る高性能カメラ&レーダーとプロセッサーによる高い解析能力により、精度と正確性が向上した最先端の先進安全機能ドライビング・アシストもクーパーS/SEで標準とされ、同じく標準のパーキング・アシスタントでは多彩な機能を網羅。
鮮明な画像により車両の周りの状況が確認できるサラウンド・ビュー機能や、並列および縦列駐車を容易にするパーキング・アシスト機能、ペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、車両が時速35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。
そのほか、車両全方向に対応したドライブ・レコーダーや、AI音声認識技術を活用したインテリジェント・パーソナル・アシスタントなども搭載され、価格は396万~531万円(税込)となっている。
MINIカスタマー・インタラクション・センター:0120-3298-14
MINIインターネット・ウェブサイト:http://www.mini.jp
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