ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1イギリスGPの予選で8番手を獲得。これは今季これまでの予選ベストタイだが、ウイリアムズが週末を通して速さをみせていただけに、この結果に喜びきれないようだ。
ウイリアムズはイギリスGPの初日から、周囲を驚かせる速さを見せた。アルボンはFP1とFP2で3番手につけ、FP3でも2番手に入ったのだ。
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マクラーレンやメルセデスなどライバルたちが予選でスピードを上げる中、アルボンはQ1を7番手、Q2を4番手で突破した。
しかし最終的にQ3では8番手。コンストラクターズランキング9番手のチームとしては十分以上の結果だが、さらなる好結果が期待できただけにアルボンはなんとなくガッカリしたという。
アルボンは、ウイリアムズが週末の最初から良い状態だった一方で、他のライバルたちが予選までにパフォーマンスを向上させてきたと考えている。
「素晴らしい週末だよ。なんとなくがっかりして予選を終えたような感じだけど、でもQ3に進んで8番手なんだ!」とアルボンは言う。
「でも、現実的に考えなければならない。今週末は序盤から絶好調だったと思う。風の変化とか、そういうものにうまく適応して、とても早くリズムに乗れたと思う」
「だから、スタートダッシュに成功したと感じている。週末が進むにつれて、みんなが追いついてきたんだ」
「Q3まで、他のチームが実力を隠している部分も少しあっただろうけど、少なくとも金曜日を終えた時点で僕たちが予想していたような結果になった」
「それでも素晴らしい結果だし、もし週末が始まる前にこの話をしたら、僕たちは15番手ぐらいを予想していたはずだ。だから、ここまでは素晴らしい週末だったよ」
またアルボンは、特にQ1がトリッキーなコンディションだったことを認めた。赤旗中断の直後、まだタイムを出せていなかったアルボンは、ダンプ路面に足を取られ挙動を乱した瞬間があったと振り返った。
「かなり横を向いていたよ!」
「Q1のセクター2は路面がとても濡れていて、とてもトリッキーだった。コースを横切る川のようなものがあったからね」
「コーナーのあるポイントに差し掛かると、クルマはグリップを失うんだけど、実際にそれを目で確認することはできない。だから、この想像しうる限界までプッシュして、スナップするのを感じてから進入しなければならなかった」
そしてアルボンは、路面が乾いていく中でタイヤに問題を抱えていたことも明かした。
「Q3では路面が乾いてコーナースピードが上がり、路面が改善していったことで、ラップ中にデグラデーション(性能劣化)を感じるようになった。フロントタイヤのデグラデーションはかなり珍しい」
「それについて理解する必要がある。Q3ではセクター2、3の高速コーナーでかなり苦戦したんだ」
「前のルイス(ハミルトン/メルセデス)とは少しギャップがあるから、それで7番手まで行けたかどうかはわからないけど、それでも今日はもっと近づくことができたはずだ」
なおアルボンは、シルバーストンがマシンの特性に合っているとはいえ、チームは速さの理由を完全には理解できていないという。
「理解できている部分も、できていない部分もあるんだ」
「リバースエンジニアリングが必要だ。なぜ遅いのかを理解することは重要だけど、なぜ速いのかを理解することもまた重要だ」
「トップチームの中には、僕らが思っている以上に苦戦しているところもあると思う。こういうサーキットは、あまりブレーキングが重要じゃない。ブレーキングが僕たちの弱点だということは分かっているから、こういったサーキットは僕たちにとってかなり好都合なんだ」
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