後輪駆動のEVとして2019年の発表が囁かれているホンダeだが、未だに日本国内からはまったくと言っていいほど情報が出てこない。
「本当に出るのか??」なんて疑いたくもなる今日この頃だが、実はコツコツとホンダeの最新情報を出し続けているのが欧州ホンダ。
日産とホンダがINFINITI、ACURAを日本導入しない理由と事情
新たな動きがヨーロッパから聞こえてきました。これまでの情報と合わせて、ホンダeの現状に迫ります。
文:ベストWeb編集部/写真:編集部、HONDA
■ヨーロッパでは2020年春から納車が始まる!!
そもそもホンダeは2019年内に生産開始とホンダが公式にアナウンスしているのだが、気付けば2019年も間もなく半分が終わろうとしている。
日本国内では「本当に売るの?」という雰囲気も漂ってきているが、ヨーロッパではちょっと事情が違うようだ。いや、ちょっとどこではないかも。
2017年、東京モーターショーにも出品されたホンダアーバンEVコンセプト。すべてはここから始まったといえよう
なんとヨーロッパホンダではすでにイギリス、ドイツ、フランス、そしてノルウェイの4カ国で先行予約受付が開始されているのだ。
そして公式発表にはこのように書いてある。
"order from later this year with first deliveries of the vehicle from Spring 2020(初期ロットは2019年後半から受注を確定し、2020年春から納車)"
これがホンダeの予約画面。購入時に返金される予約金は800ポンド(約10万円)だ
やはりと言うべきか、ちゃんとホンダeは作られるようだ(ひと安心)。とはいえ、これはヨーロッパのお話。
一番知りたい日本の動きはどうなっているのか? ホンダ広報部に聞いてみた。
2019年のジュネーブショーで登場したホンダeのプロトタイプ。これが市販前の最終形態になりそうだ
「日本では2020年から市場導入の予定ですが、現段階で予約などの受付はしていません」。
事前の発表どおり2020年から日本市場導入は確定とのこと。予約などはまだ決まっていないとのことだが、遅くとも2019年10月の東京モーターショーへの出品と同時に発表というのがもっとも想像に易いパターンではないだろうか。
■カメラはミラーを装備!! ドアハンドルは内蔵式になるぞ!!
気になるホンダeの装備についても徐々に情報がヨーロッパホンダから開示されている。
これまでも後輪駆動のEVということ、航続距離が200km、30分で容量の80%まで急速充電可能ということなどが公式発表されてききた。
ドアハンドルも格納式になる。イメージとしてはR35 GT-Rのようで、空力的にも優れた特性になる
スペック的には日産リーフに航続距離は負けるものの、充電時間などについては何ら問題ないだろう(ホンダeの航続距離200kmに勝算があるかはこちらから)。
そして注目技術としてサイドミラーをカメラ(デジタルミラー)化することが決定したことにも触れておきたい。すでにレクサスESでも実用化されているが、外観を見る限りホンダeのシステムも同様なものになりそうだ。
ホンダeへのデジタルミラー標準装備が正式に発表された。たしかにコンセプトモデルでもカメラ式のサイドミラーが装備されていた
ホンダeでは「ノーマル」と「ワイド」の2パターンの視野角を設定でき、クルマの死角もある程度カバーすることができるという。
6インチのミラー用のモニターはAピラーの根元にあるのもレクサスと同様だが、やはりここが現状では最適の位置なのだろう。
レクサスESと同様にこの位置にミラー用のモニターが設置される。現状の評価はそこまで高くないが今後はこれがスタンダードになるのか??
もちろんホンダセンシングなどの装備もあるはずで、統合的な制御でより
安全なクルマになることも見逃せない。
そしてカラーが5色展開というビッグニュースも見逃せない!! すでにヨーロッパホンダの予約サイトではプロトタイプに塗られた5色が公開されている。
最後にこの5色をすべて紹介しよう。チャージイエロー、いいかも??
クリスタルブルーメタリック
モダンスチールメタリック
プラチナホワイトメタリック
チャージイエロー
クリスタルブラックパール
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