ハイブリッド仕様がパワーアップ
ホンダが、定番コンパクトカーとして知られる「フィット」のマイナーチェンジを発表した。
【画像】改良新型ホンダ・フィットと「RS」【デザイン/内装】 全92枚
現行型は2020年初頭に発売された4世代目で、全タイプに改良が加わるほか、待望の「RS」が専用サスペンションを与えられて復活している。
ここでは、フィット全体の改良について確認しておこう。
注目はパワートレインの変更だ。
まずは「e:HEV」を名乗るハイブリッド仕様。
日常シーンのほとんどをモーターで走る2モーター・ハイブリッドのことだが、そのモーター最高出力が123psに向上。従来より14psのアップとなる。
ホンダは、「低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間から電気自動車のように力強くスムーズに走り出し、気持ちよく伸びる加速感を提供」と紹介している。
ガソリン仕様のエンジンについて
一方の内燃ガソリン仕様は、エンジンについて変更があった。
全タイプに新たに1.5L DOHC i-VTECユニットを採用。低速域から高速域までトルクフルなパフォーマンスを発揮し、日常のさまざまなシーンでゆとりある走りを楽しめるという。
そして、ボディカラーにもニュースが。
「RS」「クロスター」には、新色「スレートグレー・パール」を専用設定。これを含む全13色がフィットに用意される。2トーンカラーは、クロスター専用色だ。
ADAS面では、「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備しているのだが、従来機能に加えて、トラフィックジャム・アシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能が新たに標準設定された。
また、ブラインドスポット・インフォメーション、後退出庫サポートも新たに追加、タイプ別設定となった。
デザイン変更・価格
改良新型フィットは、エクステリア・デザインにも違いがある。
「リュクス」はフロントノーズをすっきり見えるように形状を変更。アッパーグリルの位置を上げ、「ホーム」と「リュクス」についてはその上部にメッキ加飾のラインを水平に通すことで、端正なデザインに。
アクティブ志向の「クロスター」は専用エクステリアとなるフロント、サイド、リアのガーニッシュをシルバー色に変更。
“タフなギア”を連想させるデザインにすることで、クロスオーバーらしさを強調する。
改良新型フィットのグレード一覧と価格は下記のとおりとなっている。発売日は10月7日。
なお、時点で発表されたRSは、ハイブリッドの「e:HEV RS」のみ。内燃ガソリン仕様は11月10日に公開される。
ハイブリッド仕様の価格
e:HEVベーシック 199万7600円(FF)/219万5600円(4WD)
e:HEVホーム 217万5800円(FF)/237万3800円(4WD)
e:HEVクロスター 242万2200円(FF)/262万200円(4WD)
e:HEVリュクス 249万9200円(FF)/266万4200円(4WD)
e:HEV RS 234万6300円(FF)
内燃ガソリン仕様の価格
ベーシック 159万2800円(FF)/179万800円(4WD)
ホーム 182万6000円(FF)/202万4000円(4WD)
クロスター 207万2400円(FF)/227万400円(4WD)
リュクス 214万9400円(FF)/231万4400円(4WD)
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