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アンドレア・イアンノーネ、代役として5年ぶりMotoGP参戦が決定。ドーピング違反で表舞台から去るも今季競技復帰

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アンドレア・イアンノーネ、代役として5年ぶりMotoGP参戦が決定。ドーピング違反で表舞台から去るも今季競技復帰

 VR46は、負傷欠場するファビオ・ディ・ジャンアントニオの代役としてMotoGPマレーシアGPでアンドレア・イアンノーネを起用することを発表した。

 ディ・ジャンアントニオは8月にオーストリアで負傷した左肩の手術を控えており、来季のプレシーズンテストに万全な状態で臨めるよう、今年最後の2レースは戦列を離れることが決まっていた。その代役に選ばれたのが、現在35歳のイアンノーネだ。

■「心が引き裂かれる思い」イアンノーネ、4年出場停止の判決にコメント

 イアンノーネは2013年から7シーズンにかけてMotoGP最高峰クラスで戦い、2016年まではドゥカティ陣営に在籍。2016年のレッドブル・リンクではキャリア唯一の優勝を飾り、ドゥカティに久々の勝利をもたらした。

 しかしながら彼は2019年に奇しくもマレーシアで、禁止薬物に指定されているアナボリックステロイドの一種、ドロスタノロンの陽性反応が出たことで、資格停止処分を受けてしまった。しかも処分の期間は1年半とされていたが、後に仲裁裁判所によってこれが4年まで延長された。

 4年の出場停止が解けた2024年シーズンは、ついに競技復帰。スーパーバイク世界選手権(WSBK)にドゥカティサテライトチームのGo Elevenから参戦し、1勝を記録してランキング8位となった。

 ドゥカティはディ・ジャンアントニオの代役として、複数のライダーを検討していたという。しかしながら、チームオーナーのバレンティーノ・ロッシの大きな影響力の下、彼らはより注目を集めるような人選に踏み切った。

 来季もWSBKにGo Elevenから参戦することが決まっているイアンノーネ。マレーシアで実に1814日ぶりとなるMotoGP復帰を果たし、バレンシアでの最終戦でもドゥカティのGP23を駆る予定となっている。

 ディ・ジャンアントニオは、肩の負傷を抱えながらも直近2レースで続けて4位に入るなど上り調子であった。シーズン途中での離脱となる彼は「今シーズンの中でもこれ以上ないくらい調子がいい中で止めるのは残念だ。今が自分のベストだと思うんだ」と話す。

 ただディ・ジャンアントニオにとっては、今季残りレース以上に来季の開幕が非常に重要となるのも確か。最近ではその速さが陣営に高く評価されているディ・ジャンアントニオは、来季もVR46に残留することが決まっているが、ファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤとマルク・マルケス以外で最新型のバイクが提供される唯一のライダーとなる。

「2月にセパンで行なわれる最初のテストまでに怪我を完治させることがとても重要だから、今週手術を受けることになる。そうすれば、ドクターが決めた期限には間に合うだろう」

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