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【もったいなかった?】日産ラシーンとは、なんだったのか? 1994年 元祖クロスオーバーSUVの1台? 振り返る

ラシーンとはなんだったのか?

現在、世界的に大人気のジャンルとなっているクロスオーバーSUV。

【画像】元祖クロスオーバーSUVといえばRAV4?【新旧比較】 全95枚

数年前に人気が出たときは一過性のものかと思っていたが、気づけばそれまでSUVとは無縁と思われたスーパーカーメーカーや超高級車メーカーまでもが同様の車種をリリースしており、その人気たるや本物と認めざるを得ないところだ。

そもそもクロスオーバーSUVとは、従来の堅牢なラダーフレームを持ち、圧倒的な悪路走破性を持ち合わせていた、いわゆるクロスカントリーSUV対し、モノコック構造のボディを持つ普通車をベースにSUVテイストを持ち合わせたモデルのことを指している。

日本におけるクロスオーバーSUVの草分けと言えば、やはり1994年に登場したトヨタRAV4が挙げられるだろう。セリカなどの既存のコンポーネントを流用し、乗用車的な乗りやすさを実現。フルタイム4WDシステムや高い最低地上高でSUVの安心感を併せ持つモデルとして一躍人気車種となったモデルである。

その人気は海外、特に北米市場で高くなり、北米のユーザーの好みに合わせてモデルチェンジを重ねた結果、日本ではラインナップから外れるまでになっていた。

2018年からは日本でも販売が再開され、現在は再び人気車種となっているのはご存知の通りだ。

しかし、実はRAV4と同じ94年にもう1台のクロスオーバーSUVが誕生していたのである。

モーターショーでの反響で量産化

それが、1994年に登場した日産ラシーンだ。

前年に行われた第30回東京モーターショーに参考出展された同車だったが、量産化を希望する声が多かったためにおよそ1年2か月後の94年12月に市販されたのだ。

ラシーンのベースとなったのは、当時のサニー/パルサー系であり、エンジンも同車ゆずりのGA15DE型1.5Lを搭載。ただし、そのキャラクターから全グレードでビスカスカップリング式のフルタイム4WDを採用していた。

エクステリアは、当時流線形のデザインが主流だった中でスクエアなデザインを採用し、リアゲートは上下分割式となるなど非常にユニーク。

ベースグレード以外にはルーフレールや背面スペアタイヤも備わり、SUVテイストもしっかり持ち合わせていた。

本格的な悪路走行は想定していなかったものの、最低地上高も170mmと十分で、それでいて全高は1550mm未満に抑えられており、立体駐車場にも対応するフレキシブルさも美点と言えた。

97年のマイナーチェンジでは、非力という声のあった1.5Lエンジンに加え、SR18DE型の1.8Lエンジンを搭載した「ft」シリーズも追加。このftシリーズにはセンターデフとビスカスカップリングを組み合わせた4WDシステムのATTESA(アテーサ)がおごられている。

また、デュアルエアバッグやABSを全車標準装備とし、安全性の向上も果たしていた。

スポーツグレード突如追加→終焉

モデル途中で何度か特別仕様車などを追加したラシーンだったが、突1997年の東京モーターショーに突如としてスポーティーグレードとなる「フォルザ」を登場させた。

これは、2LのSR20DE型エンジンを搭載し、専用の丸目4灯ヘッドライトを持つフロントマスクと、リアクォーターウインドウを廃し、スラントさせたリアゲート、そして3ナンバーサイズとなる大型オーバーフェンダーを備えたもの。

これは翌年98年にカタログモデルに追加されたが、もともとのラシーンのキャラクターとは離れてしまっていたからか人気グレードとはならず、2000年8月をもってラシーン自体の生産も終了することとなる。

結局ラシーンはおよそ6年のモデルライフで総生産台数は7万3千台弱と、年間1万台以上が出ていた計算となり、決して不人気車種というわけではなかった。

生産終了後もコアなファンを魅了し続け、現在でも専門店が存在するほどのラシーンではあるが、現在5代目が大ヒット中のRAV4に比べるといささか物足りなさを感じてしまう。

どちらかというとパオやBe-1といったパイクカーシリーズに近い成り立ちだったため、日産としても2代目を作る予定もなかったのかもしれない。

が、もしかしたらその名の通り日産の「羅針盤」となる可能性を秘めたモデルだっただけに、後継車種が登場しなかったのは、いささかもったいなかったように感じてしまうのだ。

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