フォードグループ(フォードモーター)のクロスオーバーSUV群でフラッグシップとなる、リンカーンの『ナビゲーター』。改良新型が登場間近で、その最新情報をベースに、予想デザインをCGで制作した。リンカーンブランドの日本復帰も期待される。
初代ナビゲーターは、フォード『エクスペディション』をベースに開発され、1998年にデビューして大ヒットしたフルサイズSUVだ。発売3年後の2001年には、米国の大型SUV市場の4割以上がナビゲーターによって占められ、伝説になっている。日本市場では2008年に3代目が販売されていた。
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ちなみに現在リンカーンSUVのラインナップは、フラッグシップにナビゲーター、ミドルクラスに『アビエーター』と『ノーチラス』、そしてコンパクトな『コルセア』という、充実したラインナップだ。
第4世代となる現行ナビゲーターは2017年に登場、すでに7年が経過しているが、フルモデルチェンジはされず、大幅改良が実施される。KOLESA RUが制作した予想CGは、プロトタイプのスパイショットと最新情報をもとに制作されており、信憑性は高い。
予想されるナビゲーター改良新型は、最新の第2世代ノーチラスとフロントエンドの意匠を共有し、現行の長方形のメッシュグリルから刷新される。またヘッドライトのLEDデイタイム・ランニングライトは、グリルバーと連続するデザインだ。下部のグリルは、中央だけ空気の流れのために開いている。
側面では、ウィンドウ下のモールディングが太くなる。リアセクションでは、全幅のLEDライトバーは保持されるが、リアクォーターに回り込む左右端が下方へ向かうデザインになる。
キャビンには、ノーチラスで採用されているパノラマデジタルディスプレイが搭載されるとの予想だ。ノーチラスのスクリーンは幅48インチで、ダッシュボードの全幅に広がっているが、ナビゲーターではそれ以上のサイズになるだろう。
現行型ナビゲーターのパワートレインには、最高出力440psと最大トルク691Nmを発揮する3.5リットルV型6気筒「Ecoboost」エンジンを搭載し、全輪駆動の10速オートマチックと組み合わされている。改良新型ではわずかながらもパワーアップされるはず。
ナビゲーター改良新型のワールドプレミアは、2024年内の予想だ。フォードモーターの日本撤退により現在は正規輸入されていないが、GMキャデラック『エスカレード』に対抗すべく、復活に期待がかかる。
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