アウディが「高級ハイパワーSUV」連投!? 500馬力超えモデルも用意 新型フラッグシップSUV「Q8 e-tron」を発表

■アウディの新型フラッグシップSUV登場　ハイパワーモデルも設定

　独アウディは、新型フラッグシップSUVの「Q8 e-tron（以下Q8）」シリーズを2022年11月9日に発表しました。
　
　Q8シリーズは11月中旬にオーダーを開始し、2023年2月末のヨーロッパ市場での発売を予定しています。

　新型Q8はアウディが2018年に導入したEVシリーズ「e-tron」のなかでフラッグシップに位置するモデルです。

　これまでアウディは2018年に同社初の量産EV「e-tron」を導入以来、EVのラインナップを拡充しています。現在、8のラインナップを展開し、2026年までに20を超えるラインナップへとさらに増やし、以降はすべてのニューモデルがEVになるといいます。

　新型Q8はSUV型の標準ボディと、ハッチバック形状の「スポーツバック」のふたつが用意され、それぞれに出力やバッテリー容量の異なる3タイプのパワートレインを用意します。

　ボディは標準モデルが全長4915mm×全幅1937mm×全高1633mm。スポーツバックは全長と全幅は変わらず、全高のみ標準モデルとくらべて14mm低い1619mmとなっています。

　デザインはアウディのSUVらしく筋肉質な盛り上がりを見せる前後フェンダーや、鋭く複雑な形状を組み合わせたフロントデザインで、内部がシルバー塗装のフロントグリルや、左右でつながった形状のテールランプなどによりe-tronシリーズに属することを示しています。

　スポーツバックはテールがクーペのようなスタイリングとなり、テールゲートには小型のスポイラーを装備し、流麗なものとなっています。

　インテリアはガラスパノラマルーフが装備され、開放感のある室内空間を演出するほか、持続可能な素材を用いたインテリアトリムや、ベンチレーションやマッサージ機能付きのシートなどが設定されます。

　パワートレインはトップエンドモデルのSQ8 e-tronでは最大114kWhのバッテリーとフロントに1基、リアに2基搭載される電動モーターにより、システム出力370kW（約503馬力）・最大トルク973Nmを発揮。航続可能距離では494km（SQ8 e-tron）から600km（Q8 スポーツバック 55 e-tron）となっています。

　足回りはエアサスペンションを標準装備し、姿勢制御のESCや効率の良い駆動力を配分するトルクベクタリングなどにより、スポーティなハンドリングを実現しています。

　現地における新型Q8シリーズの価格は、2022年11月11日時点で発表されていません。