伝説のデモカーが50年ぶりに蘇る
グッドイヤーはアメリカのイリノイ州シカゴにあるミュージアム「Klairmont Kollections(クレアモント・コレクションズ)」と共同で復刻させた「Golden Sahara(ゴールデン サハラ)II」を披露した。1950年~60年代における伝説のカスタムカーの足もとには、グッドイヤー製の半透明タイヤが装着される。
タイヤの性能は向上しているのになぜ? パンクが原因のロードサービス要請が急増したワケ
グッドイヤーにとって、1950年代~60年代は技術革新に向けた取り組みを強化していた時代。月面探査車の開発や自動車最高速度記録達成など、あらゆる分野でモビリティ企業と協力して革新に取り組んでいた。
「ゴールデン サハラIIプロジェクトにおけるグッドイヤーの関わりは、グッドイヤーにとって自動運転社会の未来を形成するための第一歩だった」と、ヘンリー・デュモティエ グッドイヤー ヨーロッパ消費財担当副社長は語る。
1960年に発表されたゴールデン サハラIIのベース車両は、伝説的なカスタムカーデザイナーであるジョージ・バリスが所有していたフォード・リンカーンカプリ。同じくカスタマイザーであるジム・ストリートが改造を加えた、当時を象徴するカスタムカーである。
新しい電子システムを実験するプラットフォームとして、航空機のコントロールレバーにインスピレーションを受けた、加速、ブレーキング、ハンドリングの制御システムと、車両の進路上にある障害物を感知するセンサーを搭載していた。
このゴールデン サハラに装着されていたタイヤは、グッドイヤーが半透明構造のネオタン(Neothane)を使って開発したもの。タイヤに内蔵する発光装置によってタイヤそのものが光るという仕組み。カスタムカーに装着するタイヤとしては、相当なインパクトを放つが、悪天候下におけるタイヤの視認性向上やブレーキングと連動してタイヤが発光する仕組みを実験するのが目的だった。
ちなみにゴールデン サハラII は、全盛期に全米各地を巡り、数多くのテレビ番組や映画にも登場。2018年5月にクレアモント・コレクションズがオークションで購入するまでの約50年間、ガレージで再登場の時を待っていた。そして、シカゴのSpeakeasy Customs & Classics(スピークイージー・カスタムズ&クラシックス)の協力を得て修復され、さらにグッドイヤーによって新たに作られた半透明タイヤを装着。3月に行なわれたジュネーブ国際モーターショーで大きな注目を浴びた。
「グッドイヤーがゴールデン サハラII プロジェクトに再び参画できたことを、大変光栄に思っています。発見と革新は、つねにグッドイヤーの核心をなすものであり続けます」と、ヘンリー・デュモティエは語るように、ゴールデン サハラIIのプロジェクト参画やコンセプトタイヤの開発に取り組むことは、グッドイヤーの未来にさらなる可能性の広がりを与えることになる。そして、同社の商品やサービスをより魅力的なものとするのは間違いない。
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