■原付免許とは違う自由度の高さが魅力の原2免許
もうすぐ、排気量125cc以下のバイク(オートマ限定)を運転できるAT小型限定普通二輪免許、いわゆる「原2AT免許」が最短2日間で取得できるようになります。最短で3日間かかった技能教習を、1日に受けられる教習時限数の上限を引き上げ2日間で修了できるようになります。
バイクの「足つき」ってそんなに重要? そもそも「足つき」って何?
2日間で取得できるので、免許取得者が増えることは間違いないでしょう。そこで今回は、原2スクーターの魅力について考えたいと思います。
まず、法定最高速度は60km/hで、2人乗りもできるうえ、交差点ではクルマと同じような右折方法(二段階右折不要)で曲がることができます。50ccのような法定速度30km、二段階右折といったクルマの流れには到底乗れないルールがありません。
大きなバイクと決定的に違うのは、高速道路や自動車専用道路での走行ができないことです。
しかし手軽で、経済的。クルマの任意保険に加入している場合は、お得なファミリーバイク特約に加入できますし、自賠責保険は原付(50cc)バイクと同じ保険料。軽自動車税も90cc以下なら50ccと同じ2000円、91cc以上125cc以下だと2400円と、かなりリーズナブルと言えます。
■原2スクーターに世界初のハイブリッド車も登場
まずはホンダ『PCX HYBRID』。「えっ、バイクなのにハイブリッド!?」と、驚いた人も少なくないでしょう。
高出力なリチウムイオンバッテリーをエネルギー源とし、エンジン始動等に使う電動モーターで駆動をアシストします。アシスト力は選択でき、「Sモード」ではよりスポーティに力強い走りが味わえ、「Dモード」では力強い走りと扱いやすさ、そして低燃費も両立することが可能です。
アイドリングストップやスマートキー、LEDを採用した灯火器類など何もかもが先進的。新しいモノ好きにはたまらない1台となっています。発売は9月14日で、免許を取ってから予約して待つにはちょうどいいかもしれません。■税抜き本体価格40万円
ヤマハはフロント2輪のスリーホイーラー『トリシティ125』が注目株。普通のオートバイと同じように、車体を傾けて曲がることができる「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構」は、ライディングの楽しさはそのままに前輪スリップによる転倒リスクを低減し、急ブレーキ時も前輪ロックしにくいという高い安全性が自慢となっています。
ヤマハは大型スポーツバイクにもLMWを採用し、3輪の可能性を広めていく方針で、トリシティはそのパイオニアというわけです。「人とは違うモノに」という人には、うってつけの1台と言えるでしょう。■税抜き本体価格32万5000円
『スウィッシュ』はスズキの最新125ccスクーターですが、ここでは至れり尽くせりの上級版『スウィッシュ リミテッド』を紹介しましょう。昔からスズキのスクーターにはオプションパーツを満載にした上級版があり、これが狙い目なのです。
リミテッドにはナックルバイザー、グリップヒーター、そしてシートヒーターまでも装備し、寒い冬に備えています。猛暑の続く夏の今は、寒さを想像できませんが、屋根もエアコンもないスクーターで走ると冬の寒さは身体にこたえるのです。リミテッドにして良かったと思う季節が必ずやってきます。■税抜き本体価格31万5000円
■AT小型限定普通二輪免許で乗れる車両の中には、個性的なモデルも存在
ホンダなら『スーパーカブC125』も忘れてはいけません。「スーパーカブって、業務用の?」と、疑わしく思うかもしれませんが、C125はホビーバイクとして上質感も追求し開発され、歴代スーパーカブシリーズの誰からも愛される滑らかな曲面で構成されたシルエットをそのままに、走りも安定感あるものとし、新たな価値観をプラスしています。
厳密に言うと、遠心クラッチが採用され、シフトチェンジが必要なので、他のスクーターとは少し構造が異なるのですが、クラッチレバー操作が要らず手軽に乗れるという点と、AT小型限定という免許区分では同じです。ホンダの伝統を感じつつ、オシャレにスーパーカブを楽しむのはいかがでしょうか。■税抜き本体価格37万円
眼光鋭いフロントマスクのヤマハ『NMAX』は、スタイリッシュさで人気となっています。軽快でスポーティな走りが楽しめ、スタイルも今どき。じつは『TMAX530』という兄貴分がいて、ヨーロッパでこれが大人気。これをフラッグシップにした「マックスシリーズ」をヤマハはラインナップで形成していて、『NMAX』はその末弟なのです。
250ccには『XMAX』という人気者の次男坊もいて、ステップアップしていくのもいいでしょう。でも『NMAX』に満足して、ずっと付き合っていく。これもまた悪くありません。■税抜き本体価格32万5000円
「とにかくリーズナブルに。でも走りや機能、快適性は疎かにしたくない」という欲張りな人には、とっておきの1台があります。原2ファンらの間では“通勤快速”と名高い『アドレス125』です。はっきり言って、目を惹く何があるわけではありません。
しかし、長くつきあえる普遍的なデザイン、広くて乗り心地のいいシートやフロアボード、そして先代『アドレスV125S』をも凌ぐ加速性能は、「これ以上、何が欲しい?」と納得させられてしまいます。ロングセラーも頷ける名門の死角なき完成度でありながら、圧倒的な低価格。ライバルを寄せつけぬロープライス、これって驚異的な強みですよね。■税抜き本体価格20万5000円
今回は国産3メーカー2台ずつしか触れることができませんでしたが、外国車も含め原2スクーターはまだまだ沢山あります。目印はピンク(91~125cc)か黄色(51~90cc)のナンバープレート。ぜひ原2スクーターライフ、はじめてみませんか? まずは教習所へ、2日間だけでいいのです。
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