タイGPを4位で終えたヤマハのバレンティーノ・ロッシは、4位という結果には満足せず、これでヤマハが問題を解決できたと考えるのは”損な考え方”だと主張した。
前戦アラゴンGPではロッシが8位、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスが10位と、良いところがないままレースを終えたヤマハのふたり。しかし初開催のタイGPでは、前戦と比べてはるかに良い結果を残した。
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ロッシは予選で2番グリッドを獲得し、4位でフィニッシュ。一方ビニャーレスは3位に入り、ドイツGP以来となる表彰台を獲得した。
シーズン後半戦のベストタイとなる結果の4位に入賞したロッシだが、ヤマハはひとつ良い結果を出したことに満足せず、シーズン後半に入って標準以下のレースが続いている現状を考えなければならないと話した。
「あいにくだけど、これ(ヤマハが問題を解決できたと考えること)はリスクだ。損をする考え方なんだ」
「マーベリックがテストで良いタイムを出すことができれば、何度もエンジニアたちは満足していた」
「もし僕がヤマハのエンジニアだったら、シーズン後半の結果を分析して、一度速いラップを走れたことや、フロントロウに並べたことに満足はしないだろう」
ロッシは力強いパフォーマンスを発揮できたことは予想外だったと認め、路面のグリップがパフォーマンスに繋がったと考えている。
「理論上では、このトラックはヤマハの得意とするトラックではない」
「もっと苦戦するか、あるいは、例えばミサノよりは競争力を発揮できるかと思っていた。僕たちはミサノで苦労したから」
「僕としては、トラックレイアウト以上に、路面のアスファルトが僕たちの助けになったのだと思う」
「もっと競争力を持ちたいのなら、どこに行っても強くなければならない。なぜなら今、ドゥカティとホンダはどのサーキットでも強いからだ。僕たちには何かが足りない。でもおそらく今週末は改善できた。もてぎでどうなるか見てみよう」
決勝レースの5周目、ロッシはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を追い抜いてトップに浮上した。6周後には3番手にポジションを落とし、終盤まで3番手を走り続けたが、最終的にはビニャーレスの先行を許した。
ロッシは、レース終盤のビニャーレスのペースが良かった理由がわかっていないと明かしたが、ビニャーレスが良い仕事をしたのだろうと結論付けた。
「皆と同じように、レースを通してタイヤをセーブしようとしていた。まるで自転車レースのようだった。全員が(仕掛けるのを)待って、時々2周に1回プッシュする。すると(プッシュしなかった)他のライダーが、スローダウンしたライダーに続くんだ」
「だけど最後の数周では、僕も厳しくなって0.2~0.3秒失っていた」
「この週末を見れば、彼(ビニャーレス)はセッティングの方法が違ったし、そういうバイクを乗りこなすことができて、もっと良い方法でタイヤをセーブできるんだろう」
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