コンセプトとほぼ同じデザイン
執筆:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】市販化されるスマート・コンセプト#1【ライバルEVと写真で比較】 全109枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
スマートは、中国企業の吉利のもと、抜本的な商品戦略に着手しており、ミュンヘン・モーターショーで発表した「コンセプト#1」の市販モデルを間もなく公開する予定だ。
このコンセプトは、コンパクトな電動クロスオーバーのスタイルをとっており、高級志向と先進技術をアピールするものだった。全長4290mm、全幅1910mm、全高1698mmというサイズは、メルセデス・ベンツの電動クロスオーバーであるEQAに近い。
欧州連合知的財産庁に登録された特許出願書類では、市販モデルのデザインを見ることができる。フロントエンドにエアインテークが追加され、ボンネットの形状が変更された以外は、ミュンヘンのコンセプトカーにほぼ忠実であるようだ。
スマートにとって2019年に内燃機関を廃止して以来、初のEVとなる。ブランドの新時代を告げるものであり、吉利はモデル開発を、メルセデスはデザインを担当する。
小型ながら広々とした室内空間
デザイン担当のゴーデン・ワグネルによると、スマートらしさを継承しながら、「クールで大人っぽい」ブランドイメージを促進するため、進化したデザイン要素を採用しているという。
その特徴は、ショートオーバーハング、パノラミックサンルーフ、フレームレスドア、ブラックのボディ下部などに表れている。
リアヒンジ式のドアは、ハンドルではなくタッチセンサー式のパネルで開閉する。また、フロントおよびリアのLEDライトとユニークなインテリア照明により、コンセプトの「注目を集めるライトディスプレイ」を追求している。
スマートによると、ボディの四隅に押し出した車輪と2750mmのホイールベースにより、「非常に広々とした」室内空間を実現しており、市販モデルでは5人乗りになるという。
また、浮いているようなフローティングタイプのセンターコンソールやBピラーレス、ガラスルーフなどにより、独特の雰囲気を演出している。
技術的な詳細は明らかにされていないが、将来のスマート車はジーリーが開発したEVプラットフォームを採用し、「最高レベルのダイナミックなハンドリングとパッシブセーフティ」を実現するとされている。
また、急速充電やバッテリーの長寿命化、無線ソフトウェア・アップデートへの対応なども、新しい製品ラインナップの特徴となる。
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みんなのコメント
日本では従来のフォーツーくらいのサイズのEV出したら面白い。
その前に、国産で安価でコンパクトな高齢者も足として使えるBEV出せれば普及しそうなんだが。
そこらにあるうすらデカいその他大勢のメーカーになっちゃった。
残念・・・・