MINIカントリーマン その源流を辿る［もうひとつのクラシックミニ］

輸入車 [2024.04.08 UP]


MINIカントリーマン その源流を辿る［もうひとつのクラシックミニ］
もうひとつのクラシックミニ［MINI STORY | ANOTHER STORY OF MINI］

文●ユニット・コンパス　写真●MINI
（掲載されている内容はグーワールド本誌2024年5月号「MINI特集／うれしい！ たのしい！ 新しいMINI」記事の内容です）

MINIにおいてハッチバックと同等の人気を誇るのがコンパクトSUVのカントリーマン（クロスオーバー）。

Comments

[malco]

＞1969年には車種整理のためにカントリーマンは生産中止となり、同年に後継モデルとしてクラブマンが登場することになる

それは「クラブマンエステート」だな。
「クラブマン」ってのは、当時すでに旧態化していたミニを、フェイスリフトしてより幅広い層にアピールできるようにしようと現代的なグリルデザインにしたヤツの事だよ。

[fxnhe501]

もうひとつのミニと聞いて、てっきりミニ・メトロの話かと……そして、きれいに抹殺されているモーリスの名蹟、トラベラー。

カントリーマン/トラベラーを特徴づけるボディ後半の木の枠は、一回り大きいモーリス・マイナー・トラベラーから来ていると思う。あれもいい雰囲気の車だった。それだけに、マテルによって改造車にされてしまうとは思わなかった。

ホットウィールはスチュードベイカーとかカイザー・ヘンリーJといった斜め上のチョイスで旧車をホットロッド化して来たが、その一環にモーリスも加わったのだった。そして車体の下にはMG ROVERの刻印が。MGローバーって、こういう古い車のブランドや肖像権とかって持ってたのかしら。実際はMG以外は借り物だったって話だけど。

一方、初代BMWミニ・クラブマンのプロトタイプがトラベラーの名前で発表されたときに、世のマニアは狂喜したものだ。そして、そこから先は裏切られっ放しである。