■最後の「NSX」にType S設定! 米国で限定300台
ホンダが北米市場を中心に展開する高級ブランド・アキュラは、新型「NSX Type S(2022年モデル)」を2021年8月12日に開催される「モントレー・カー・ウィーク」で世界初公開します。
【画像】激カッコいい! 最後のNSX「タイプS」を見る(14枚)
また、同時にこのモデルを持って2代目NSXの生産を終了することを明らかにしました。
2代目NSX Type S(2022年モデル)は、ツインターボV6とスポーツ・ハイブリッドSH-AWDシステムを搭載し、米国・オハイオ州のパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターで生産されます。
このType Sは、NSXの生産最終年を記念した限定モデルで、世界で350台(米国300台)のみ販売され、米国・日本以外の国でNSX Type Sが販売されるのは初めてとなります。
2代目は、ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYB RID SH-AWD」を採用。高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した新時代のスーパースポーツ体験をユーザーに提案するモデルで、2代目の販売台数は、米国で1500台以上、全世界で2500台以上に達しています。
北米では、レースにおいても圧倒的な強さを発揮しており、「NSX GT3 Evo」は2019年と2020年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDクラスでタイトルを獲得。
日本でも、2019年の「SUPER GT」 GT300クラスでドライバーズチャンピオンとマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得しています。
また、ブロードモア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのタイムアタック1部門において、ジェームス・ロビンソン氏が2020年に樹立したハイブリッド車の記録。ストリートサーキットのグランプリ・オブ・ロングビーチにおいて、ピーター・カニンガム氏が2019年に樹立した市販車記録を保持しています。
このような輝かしい実績を持つ2代目NSXについて、バイスプレジデント兼アキュラブランドオフィサーのジョン・イケダ氏は、次のように述べています。
「NSXが生産の最終年を迎える一方で、アキュラは電動化時代のスポーツカーを追求し続けます。
アキュラはパフォーマンスブランドであり、エンスージアストの会社であり、電動化時代における次世代のスポーツカーのあり方を積極的に検討しながら、前進を続けていきます」
また、アキュラのナショナルセールスのアシスタントバイスプレジデントであるエミール・コルコール氏は「NSXは、アキュラをパフォーマンスブランドとして再確立する上で重要な役割を果たし、Type Sの復活につながりました。タイプSがアキュラのラインナップ全体でパフォーマンスを表現する頂点となるためには、まだまだ続きます」と述べています。
※ ※ ※
これまで初代NSXには、1999年に発売された「NSX Zanardi Edition(51台)」や、日本国内で発売された「NSX-R(1992年から1995年までに483台を生産)」、「NSX Type S(1997年から2001年までに209台を生産)」、「NSX Type S-Zero(1997年から2001年までに30台を生産)」など、個性的でコレクション性の高いモデルが存在していました。
今回のNSX Type Sは、アキュラが2021年に発売したスポーツセダンの新型「TLX Type S」、3列シートSUVの「MDX Type S」に続く、3つ目のType Sモデルです。
なお、限定生産されるNSX Type Sのスペック、価格などの詳細情報は、8月12日よりアキュラのホームページで公開されます。
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みんなのコメント
とりあえず楽しみです!
GR86がパクりそう