トヨタGRスープラ 米でもかなり人気
text:Kumiko Kato(加藤久美子)
【画像】すべてご紹介 SEMAショウ出展のスープラ 全114枚
トヨタGRスープラは2019年7月にアメリカでも発売となり、予想を上回る人気となっている。
11月5日~8日にラスベガスで開催された世界最大の自動車アフターマーケットの見本市「SEMA SHOW」においても、多くの出展者がモデファイされたスープラを展示した。
その数、GRスープラだけで46台!(うち3台はトヨタブースのノーマルモデル)が出展されていた。
ちなみに、米国自動車雑誌モータートレンド誌も自社のサイトで以下のようにアピールしているが……。
Mega Gallery: The Hottest Modified Toyota Supra Mk5s of SEMA 2019 Every Supra from the big show (maybe)=巨大画像ギャラリー:SEMA SHOW2019年のモデファイされたアツいトヨタGRスープラをすべて撮影!(多分)
しかし数えてみたところモータートレンドが撮影した(カスタム)スープラは24台。我々が撮影したのは43台なので圧倒的に多い! AUTOCAR JAPANではノーマル3台を含む46台のスープラをすべて紹介する。
ちなみにSEMAショウの出展会社は2400以上! そのうちどこがスープラを出展しているのか? リストに掲載されているのは20台程度なので実際に隅々まで歩いて見て回るしかないのだ。
同行したカメラマンは4日間51kmを歩いてGRスープラを探し回り46台を捕獲。しかしこれも出展されたすべてのGRかとスープラかと言われると確実ではない。
日によって出展車両が変わる場合もあるからだ。
米国におけるGRスープラの人気状況は?
米国トヨタのブースだけでも屋内9台+屋外5台の14台(うち2台はノーマル)。テイン、HKS、クスコ、レイズ、GReddy、カーメイト、トーヨータイヤなどの日本勢もこぞってスープラのカスタム&チューニングモデルを出展した。
多くの出展者は全米800あるトヨタの各ディーラーで自らGRスープラを購入し、8~9月のデリバリーを待って作業を開始。SEMAに合わせて短期間(1~2か月)で集中的にモデファイの作業を行った。
時間の制約があることから、パンデムやアーティシャンスピリッツなど日本で設計、製作されたボディキットを採用し独自のボディカラーに染め各種のパーツを装着したところや、すでにコンプリートされたスープラとコラボして各社がリバリー(オリジナルのステッカーやカラーラインなどで全体のイメージを整えること)しての出展も多くみられた。
SEMAトヨタブースにてGRスープラの販売状況と、スープラをモデファイすることについて米国トヨタ副社長エド・ラウケスに話を聞いた。
「北米でも多くの人々が凄く長い間スープラの復活を望んでいました。ローンチエディション1500台は完売しその後のロットも大変好調」
「降雪地域などではまだわずかに残っているようだがカリフォルニアなど暖かい地域ではディーラーに入荷したとたんに売れていきます」
「今回SEMA SHOWにたくさんのカスタムされたスープラが出展されたことはとても誇らしいです。会場を回って多くのスープラを見たがどれも皆、斬新で素晴らしいアイデアにあふれていました」
「カスタムのベース車両としてもスープラは無限の可能性を秘めていると思います。カスタムされたスープラを含め、わたしたちは今後、スープラのあらゆる可能性を探っていきたいです」
次項で注目の10台をご紹介しよう。
WHITELINE
日本のエアロアーティスト、アーティシャンスピリッツがボディワークを手掛けている。
アーティシャンと言えば近年のSEMAではLEXUSブースのボディワークを担当しており上品で高貴なスタイルが得意だ。
アグレッシブなカラーが多い今回のカスタムスープラの中で、モノクロ基調のデザインは逆に目を引く。
HKS
日本ブランドの中では自動車メーカーよりも早くからSEMAに出展しているHKSはHKSカラーが印象的な「HKS USA Mk.VワイドボディGRスープラストリートコンセプト」を展示した。
アグレッシブなワイドボディをまとい、HKSデュアルマフラー(ストックバルブコントロール互換)とプロトタイプのダウンパイプ&パワーエディターなど組み合わせてブースト圧を高めたエンジンは出力400ps以上。
GReddy USA
GReddyは今回自社ブース(屋内・屋外)に2台のGRスープラを出展。
GPP(GReddy Performance Products)製作の“ドリフトコンセプト” スープラは米国トヨタが選出するベストスープラアワードを受賞した。
エンジンパワーは純正の340ps→600psに大幅アップ。短期間で非常に完成度の高い仕様に作り上げたことが評価された。
ヨーロピアン・オート・グループ(EAG)
世界初! マニュアル換装したGRスープラが登場。「オートガイド.com」というアメリカのクルマ系ウェブメディアのブースに出展されていたが、開発したのはヨーロピアン・オート・グループ(米国テキサス州)だ。
多くのBMW用パーツを当てはめて試行錯誤を繰り返して完成させた。同社はこれまでもフェラーリ430スクーデリアをはじめ多くのMT換装モデルを発表している。
TOYOTIRES
米国ダニエル・ソングと「TRMNL」でおなじみジョニー・グルンワルドが共同でカスタマイズを担当。最大出力672psを発揮する。
Kei Miuraデザインの17ピースからなるPandemボディキットを装着しタイヤはトーヨー「プロクセスR888R DOT」、ホイールはレイズ19インチ、フルハーネスはタカタ2×2にコーヨーラッドの冷却システムと人気JDMブランドが勢ぞろい。
TheStradman
人気ユーチューバー「TheStradman」が所有する強烈なスタイルのGRスープラ。
目立つ場所への展示ということもあり、4日間人波が途絶えない人気だった。
彼はユタ州の自宅から自走でこのスープラを運転して運び入れているがスープラ以外にも同じ紫色(彼のトレードマークカラー)のアヴェンタドールも出展。アヴェンタドールを積んだトラックも同じ色に統一して搬入された。
TRD
今年でアメリカ上陸40周年を迎えたTRDブランドがトヨタブースに出展した「GRスープラ3000GTコンセプト」は、1994年に発表されたJZA80型スープラをベースにした「TRD3000GT」からインスパイアを受けてカスタムが施されている。
80スープラのGTカーと完全同一イメージの超ワイド&ローなレーシングエアロカウルが特徴。
SEIBON
世界最高品質を誇る高級カーボンパーツメーカーのSEIBONはトランクやウイングに至るまでオールカーボン製のボディをまとい、随所にレッドカーボンを飾ったGRスープラを出展。
ドア周りとサイドスカートなど純正の形状を残しながらも、複雑なテイル部分など美しく調和したスタイルはさすが。
ENEOS
ガソリンスタンドこそ存在しないが、エネオスもアメリカで日本品質のエンジンオイルやミッションオイルなどを販売している。
エネオスのスープラはスーパーストリートマガジン誌とのコラボで誕生した。
プロトタイプのKW車高調整、EVSのエアロパーツ、EXELの塗装保護フィルムなどさまざまな企業と協力して、完璧なA90のビジョンを実現。
ROHANA
日本でも人気急上昇のROHANAホイールのブースには、最新のホイールを履いたGRスープラが出展された。
ちなみにこちらはPandemのボディキットを装着した世界第一号車で一般ユーザーの車両とのこと。
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