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「トレノ」ではないトヨタ「スプリンター」の希少な2ドアハードトップを発見!「カローラ」にしか見えないのには理由がありました

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「トレノ」ではないトヨタ「スプリンター」の希少な2ドアハードトップを発見!「カローラ」にしか見えないのには理由がありました

たくさんあり過ぎて分からなくなる? 派生車種があふれた時代

トヨタを代表する小型セダン「カローラ」には、たくさんの兄弟車が存在します。「スプリンター」「レビン」「FX」「ツーリング」「スパシオ」など、数え上げたらキリがありません。今回紹介する車両は、カローラシリーズの中でもある意味双子のような存在であったスプリンター。さらにその中でも、「トレノ」ではない希少な2ドアハードトップの車両です。

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4種類のボディデザインが用意された4代目スプリンター

4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアクーペ、3ドアリフトバック。1979年3月に発売されたトヨタ4代目「スプリンター」には、この4タイプのボディが用意されていた。

年齢や性別など多様なユーザーに合わせて、それぞれ別車種を用意するのではなく、1台の車種でバリエーションを増やす。それが、1970年代~1980年代では当たり前の手法だった。しかし、その全てのデザインが絶対的な支持を得られるわけではなく、一部では希少価値が高まったもの(つまり当時は売れなかった)もたくさん存在する。

2024年9月15日に福岡県北九州市の西日本総合展示場で開催された「C.C.C Create a Car Culture」に参加した中山雄策さんが所有するこの4代目スプリンターは、2ドアハードトップだ。スプリンターという車両が兄弟車「カローラ」とともに多様化し、「レビン」や「トレノ」といったスポーツ系の派生車種も存在していたことで、本流にラインナップされていた2ドアハードトップの存在価値がもはや薄れてしまっていた時代のボディスタイルと言えるだろう。

しかし、年齢層が高いユーザーを意識したセダンと比べると、クーペをベースとしたハードトップは低さが強調されたスタイルだった。そのカッコよさをうまくカスタムで引き出したのが、中山さんの愛車なのである。

前オーナーの意志を受け継いだカローラ顔

中山さんの愛車は4代目スプリンターだ。しかし、顔つきはカローラに変更されている。エンブレムもすべてカローラに変更されているため誤解されることが多いそうだが、ベースは紛れもなくスプリンターなのだ。

「手に入れたのは3年ほど前になります。当時、周りの友達がハチロク(レビン/トレノ)を手に入れたのを見て、僕も欲しくなってしまい(笑)。たまたまSNSを通して、この車両が売りに出されていることを知ったのですが、エンジンがハチロクと同じ4AGに変わっているし、この雰囲気がとてもカッコよかったので、購入しました」

じつは、このスタイルはすでに前オーナーによって完成されたもの。エンジンは5バルブのAE111型で、社外品のサンルーフも追加。前後オーバーフェンダーを装着し、足まわりを変更しており走りを楽しめる仕様になっている。前オーナーは関東で有名な4AGにこだわった某チームのメンバーであり、この車両でドリフトを楽しんでいた。しかし、昔から憧れていたある車両を入手するために、スプリンターを手放すことにしたという。結果、中山さんがスプリンターを引き継いだのだった。

「僕もドリフトが好きで6代目S14型前期のシルビアも持っていますが、前オーナーさんのようにこれでドリフトを楽しもうという勇気はまだないです(笑)。でも、外観や内装の仕上げなども自分好みなので、このスタイルを大きく変えることなく乗り続けたいと思っています」

純正と違って、チューニングやドレスアップは、所有者の好みが色濃く反映される。その結果、オーナーが変わったことでその車両の方向性や雰囲気が変わってしまった、ということはよくある話。しかし、前オーナーと中山さんのように、前オーナーの意志をできるだけ受け継いでくれる後任の存在というのは、同じクルマ好きとして、とてもありがたいものなのだ。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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みんなのコメント

11件
  • @1192JAPAN
    …写真2枚だけ!?こういう車こそ、色々な角度から見たいのに。。。
  • vte********
    7xはバリエーションが山ほどありました。
    5ドアバンも確かノーマルルーフとハイルーフがあって、さらには3ドアバンとかカオスな展開。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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