1980年代半ばにおいてメーカーの威信をかけたツーリングカーレースといえばグループA規定で行われていたJTC(全日本ツーリングカー選手権)である。日産もR30、そしてR31スカイラインで参戦し活躍したが、圧倒的な勝利を得るべくGT-Rの復活を決めた。とくにR31において限定車のGTS-Rが登場し、真のR登場へファンの期待は一気に高まっていた。
当初は輸出用RB24をベースにしたターボエンジンで勝てると踏んでいたようだ。ところが年々レースが盛り上がりを見せ(時代はバブル経済の真っ盛り)、国産ライバルのトヨタや三菱をはじめ、フォードやジャガーといった外国勢の活躍もあって、勝てるラップタイム予想はどんどん速くなっていった。そこでクラス1規定(自然吸気で4.5リッター以下)に収めつつ、そしてベースエンジンの制約を守り、過給器付きで取り得る最大の排気量として選ばれたのが2.6リッターだった。レースに勝つための必然として誕生した2568ccという見慣れない総排気量こそ、第2世代GT-R伝説の出発点だった。
【GT-Rを愛する理由】圧倒的なパフォーマンスと優れたGT性能。GT-Rは世界に誇る存在だ! by西川淳
BNR32、BCNR33、そしてBNR34を通じて、その最高出力は自主規制値である280psにとどまっていたが、一度その能力を解放=チューニングすればその2倍、3倍の出力を得ることができた。筆者は400ps程度、つまりはライトチューンレベルのBNR32に乗っていたが、それでも小さな車体サイズと相まって、かなり速いクルマだったことを覚えている。
ノーマルコンディションでも、エンジンフィールには味があった。エンジン回転が上がっていくにつれて力を一点に収束し、そこへ右足から吸い込まれそうになる感覚は、他のストレート6はもちろん、欧州の高性能エンジンでも味わえない独特の感覚だった。日産には名機と呼ばれるストレート6が多いが、中でもR26DETTは別格である。
時代やモデルに応じてさまざまな仕様もあった。レースのベースエンジンとなったN1スペックなどは、マニア垂涎のRB26だろう。
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みんなのコメント
各メーカーがこぞってパーツをどんどん出してくる、次は何をしようかと楽しかった。
車に雑誌は毎号GT-Rの特集だし、ビデオはどんどん販売されるし凄い勢いのある時代でした。
最後はパーツ全部つけて90万円で知り合いに売っちゃったな。
今でもスポーツエンジン積んでいる車に乗っていますが、もう年も取りノーマルで乗ってます。