現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産の新型エクストレイル じつは三菱アウトランダーPHEVとは血縁関係あり サイズ、パワートレーン、燃費は?

ここから本文です

日産の新型エクストレイル じつは三菱アウトランダーPHEVとは血縁関係あり サイズ、パワートレーン、燃費は?

掲載 16
日産の新型エクストレイル じつは三菱アウトランダーPHEVとは血縁関係あり サイズ、パワートレーン、燃費は?

ご存知のとおり、日産と三菱(とルノー)はアライアンスを組んでいる。プラットフォームをはじめとして、アライアンスでさまざまな技術やユニットを戦略的に共有して競争力を高めている。

新型エクストレイルとアウトランダーPHEVは、ともにCMF-C/Dプラットフォームを使っている。
このルノー・日産・三菱アライアンスのモジュラープラットフォームであるCMF-C/Dを使うのは、以下のモデル群だ(すべてではない)。

マツダCX-60 vs 新型エクストレイル 直6ディーゼルと新開発e-POWER対決 サイズは? 燃費は? 価格は?

ルノー・エスパス
ルノー・オーストラル(Austral)
ルノー・カジャー
ルノー・メガーヌ
ルノー・コレオス
ルノー・セニック
ルノー・カングー
日産キャシュカイ/Rogue Sport
日産エクストレイル
日産セントラ/ティーダ
日産タウンスター
三菱アウトランダー
メルセデス・ベンツ・シタン(Citan)/T-Class

といったあたりだ。この3社にとってもっとも重要なプラットフォームがCMF-C/Dと言っていい。
ただし、パワートレーン戦略は3社三様。日産はe-POWERを、ルノーはE-TECHハイブリッドを、そして三菱はPHEVを主力に据えている。

というわけで、新型エクストレイルと三菱アウトランダーPHEVは血縁関係があるわけだ。

まずは価格のチェックから。
三菱アウトランダーPHEV
M(4WD):462万1100円
G(4WD):490万4900円
G(4WD 7人乗り):499万6200円
P(4WD 7人乗り):532万0700円

新型エクストレイル
S(2WD):3198800円
S(e-4ORCE):347万9300円
X(2WD):349万9100円
X(e-4ORCE):379万9400円
X(e-4ORCE 7名乗り):393万0300円
G(2WD):429万8800円
G(e-4ORCE):449万9000円

やはり大容量バッテリー(20kWh)を搭載するアウトランダーPHEVの価格帯は約462万円~532万と少しお高め(PHEVとしてはリーズナブルだが)。

今回は、
アウトランダーPHEV M(462万1100円)
G(e-4ORCE):449万9000円

を比べてみよう。

ボディサイズ比較

上が新型エクストレイル、下が三菱アウトランダーPHEV左が新型エクストレイル、右が三菱アウトランダーPHEV新型エクストレイル
全長×全幅×全高:4660mm×1840mm×1720mm
ホイールベース:2705mm
最小回転半径:5.4m
最低地上高:185mm

三菱アウトランダーPHEV M
全長×全幅×全高:4710mm×1860mm×1740mm
ホイールベース:2705mm
最小回転半径:5.5m
最低地上高:195mm

ホイールベースは2705mmで同じプラットフォームを使うだけあって、サイドビューはほとんど同じ。ただ、フロント/リヤのオーバーハングはアウトランダーの方が長い。当然全長で50mm、全幅で20mm、全高で20mm、アウトランダーPHEVが大きい。

パワートレーン&燃費比較

アウトランダーPHEVは2.4ℓ直4自然吸気エンジンを搭載する。エンジン
形式:2.4ℓ直列4気筒DOHC
型式:4B12
ボア×ストローク:88.0mm×97.0mm
排気量:2359cc
圧縮比:11.7
最高出力:133ps(98kW)/5000rpm
最大トルク:195Nm/4300rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:56ℓ

モーター(フロント)
S91型交流同期モーター
最高出力:116ps(85kW)
最大トルク:255Nm

リヤモーター
YA1型交流同期モーター
最高出力:136ps(100kW)
最大トルク:195Nm

日産エクストレイルは、1.5ℓ直3VCRターボを搭載する。駆動はモーターで行なうe-POWERだ。リヤも独立したモーターが載る。発電用エンジン
形式:1.5ℓ直列3気筒VCRターボ
型式:KR15DDT
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:8.0-14.0
最高出力:106kW/4400-5000rpm
最大トルク:250Nm/2400-4000rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:55ℓ

モーター(フロント)
BM46型交流同期モーター
最高出力:150kW(204ps)/4739-5623rpm
最大トルク:330Nm/0-3505rpm

リヤモーター
MM48型交流同期モーター
最高出力:100kW/4897-9504rpm
最大トルク:195Nm/0-4897rpm

三菱はPHEV(プラグインハイブリッド)、日産はシリーズハイブリッド(e-POWER)という特徴あるパワートレーンを搭載しているが、どちらも「モーター駆動」を前面に押し出しているのは共通している。三菱が2.4ℓの直4自然吸気を搭載するのに対してエクストレイルは新開発の1.5ℓ直3可変圧縮比(VCR)ターボを使う。両車ともに主駆動はモーター(エクストレイルのエンジンは完全に発電用、アウトランダーPHEVは直接タイヤを駆動する場合もある)で、4WDのリヤ側はモーターを使う。また、型式は違うがアウトランダーPHEVとエクストレイルのリヤモーターはベースは同じだ。このMM48型はノート/ノート オーラ4WDのリヤ用、サクラ/eKクロスEVのフロント用にも使われている。

新型日産エクストレイル(X-TRAIL) 主駆動モーターは新開発 BM46型日産の新型エクストレイルは、1.5ℓ直列3気筒の可変圧縮比(VCR)ターボエンジンを搭載しモーターで駆動するe-POWERである。それも、エンジン/主モーターともに新開発であ…motor-fan.jpでは、燃費はどうだろうか?

三菱アウトランダーPHEV M
WLTC燃費:16.6km/ℓ
 市街地モード15.3km/ℓ
 郊外モード17.2km/ℓ
 高速道路モード16.8km/ℓ
EV走行換算距離 87km

日産エクストレイル e-4ORCE
WLTC燃費:4WD 18.4km/ℓ
 市街地モード16.1km/ℓ
 郊外モード20.5km/ℓ
 高速道路モード18.3km/ℓ

モード燃費上はエクストレイルの方が良好な数値だが、アウトランダーPHEVはPHEVだから87km、エンジンをまったく使わないでEV走行できるのが強みだ。つまり、毎日87km(実際は70km前後か)の走行距離ならガソリンはまったく使わない。ただし、ガレージで200V普通充電できる環境でないとPHEVのメリットは享受できないことも注意が必要だ。

インテリア&ラゲッジルーム比較

上がアウトランダーPHEV、下がエクストレイルもはや高級車の域に達している価格帯のアウトランダーPHEVのインテリアはゴージャスだ。インパネやシートなども少し前からの三菱車からデザインも質感もジャンプアップしている。

カタログ上の室内長×幅×高は
三菱アウトランダーPHEV M:1920mm×1520mm×1240mm
エクストレイルG(e-4ORCE):1980mm×1540mm×1255mm
である。

アウトランダーPHEVの前後シート

エクストレイルの前後シート

アウトランダーPHEVには3列シート(7名乗り)仕様もある(エクストレイルにもX e-4ORCE 7名乗りがある)。アウトランダーPHEVの3列シートの写真がこちら。

ラゲッジルームは?

上がアウトランダーPHEV、下がエクストレイルアウトランダーPHEVは646ℓのラゲッジ容量。幅が1070mm、奥行き930mm、高さが795mmである。3列目シート仕様の場合に3列目使用時は奥行き400mmで284ℓとなる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン
角田裕毅、F1ラスベガスGP初日は10番手「FP1は苦労したけど、改善できました。ポジティブな兆候です!」
角田裕毅、F1ラスベガスGP初日は10番手「FP1は苦労したけど、改善できました。ポジティブな兆候です!」
motorsport.com 日本版
クルマに付けてる「青地に車いす」マークに“法的効力”一切無し!? 「黄色いちょうちょ」と役割違う? 意外と知らない実態とは
クルマに付けてる「青地に車いす」マークに“法的効力”一切無し!? 「黄色いちょうちょ」と役割違う? 意外と知らない実態とは
くるまのニュース
日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
バイクのニュース
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
レスポンス
ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
WEB CARTOP
なぜ12気筒エンジンは魂を揺さぶるのか? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」は快感以外のなにものでもない。【試乗レビュー】
なぜ12気筒エンジンは魂を揺さぶるのか? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」は快感以外のなにものでもない。【試乗レビュー】
くるくら
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

16件
  • 車好きなら知っている。兄弟車。
  • 今日初めて実写を見た、後ろについてしばらく走った
    いいよ、なんかかっこいい。

    先代より四角いボディは立派に見えるしパネルの力感もいい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

526.4668.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0542.0万円

中古車を検索
アウトランダーPHEVの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

526.4668.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0542.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村