ご存知のとおり、日産と三菱(とルノー)はアライアンスを組んでいる。プラットフォームをはじめとして、アライアンスでさまざまな技術やユニットを戦略的に共有して競争力を高めている。
新型エクストレイルとアウトランダーPHEVは、ともにCMF-C/Dプラットフォームを使っている。
このルノー・日産・三菱アライアンスのモジュラープラットフォームであるCMF-C/Dを使うのは、以下のモデル群だ(すべてではない)。
マツダCX-60 vs 新型エクストレイル 直6ディーゼルと新開発e-POWER対決 サイズは? 燃費は? 価格は?
ルノー・エスパス
ルノー・オーストラル(Austral)
ルノー・カジャー
ルノー・メガーヌ
ルノー・コレオス
ルノー・セニック
ルノー・カングー
日産キャシュカイ/Rogue Sport
日産エクストレイル
日産セントラ/ティーダ
日産タウンスター
三菱アウトランダー
メルセデス・ベンツ・シタン(Citan)/T-Class
といったあたりだ。この3社にとってもっとも重要なプラットフォームがCMF-C/Dと言っていい。
ただし、パワートレーン戦略は3社三様。日産はe-POWERを、ルノーはE-TECHハイブリッドを、そして三菱はPHEVを主力に据えている。
というわけで、新型エクストレイルと三菱アウトランダーPHEVは血縁関係があるわけだ。
まずは価格のチェックから。
三菱アウトランダーPHEV
M(4WD):462万1100円
G(4WD):490万4900円
G(4WD 7人乗り):499万6200円
P(4WD 7人乗り):532万0700円
新型エクストレイル
S(2WD):3198800円
S(e-4ORCE):347万9300円
X(2WD):349万9100円
X(e-4ORCE):379万9400円
X(e-4ORCE 7名乗り):393万0300円
G(2WD):429万8800円
G(e-4ORCE):449万9000円
やはり大容量バッテリー(20kWh)を搭載するアウトランダーPHEVの価格帯は約462万円~532万と少しお高め(PHEVとしてはリーズナブルだが)。
今回は、
アウトランダーPHEV M(462万1100円)
G(e-4ORCE):449万9000円
を比べてみよう。
ボディサイズ比較
上が新型エクストレイル、下が三菱アウトランダーPHEV左が新型エクストレイル、右が三菱アウトランダーPHEV新型エクストレイル
全長×全幅×全高:4660mm×1840mm×1720mm
ホイールベース:2705mm
最小回転半径:5.4m
最低地上高:185mm
三菱アウトランダーPHEV M
全長×全幅×全高:4710mm×1860mm×1740mm
ホイールベース:2705mm
最小回転半径:5.5m
最低地上高:195mm
ホイールベースは2705mmで同じプラットフォームを使うだけあって、サイドビューはほとんど同じ。ただ、フロント/リヤのオーバーハングはアウトランダーの方が長い。当然全長で50mm、全幅で20mm、全高で20mm、アウトランダーPHEVが大きい。
パワートレーン&燃費比較
アウトランダーPHEVは2.4ℓ直4自然吸気エンジンを搭載する。エンジン
形式:2.4ℓ直列4気筒DOHC
型式:4B12
ボア×ストローク:88.0mm×97.0mm
排気量:2359cc
圧縮比:11.7
最高出力:133ps(98kW)/5000rpm
最大トルク:195Nm/4300rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:56ℓ
モーター(フロント)
S91型交流同期モーター
最高出力:116ps(85kW)
最大トルク:255Nm
リヤモーター
YA1型交流同期モーター
最高出力:136ps(100kW)
最大トルク:195Nm
日産エクストレイルは、1.5ℓ直3VCRターボを搭載する。駆動はモーターで行なうe-POWERだ。リヤも独立したモーターが載る。発電用エンジン
形式:1.5ℓ直列3気筒VCRターボ
型式:KR15DDT
ボア×ストローク:84.0mm×90.1mm
排気量:1497cc
圧縮比:8.0-14.0
最高出力:106kW/4400-5000rpm
最大トルク:250Nm/2400-4000rpm
使用燃料:レギュラー
タンク容量:55ℓ
モーター(フロント)
BM46型交流同期モーター
最高出力:150kW(204ps)/4739-5623rpm
最大トルク:330Nm/0-3505rpm
リヤモーター
MM48型交流同期モーター
最高出力:100kW/4897-9504rpm
最大トルク:195Nm/0-4897rpm
三菱はPHEV(プラグインハイブリッド)、日産はシリーズハイブリッド(e-POWER)という特徴あるパワートレーンを搭載しているが、どちらも「モーター駆動」を前面に押し出しているのは共通している。三菱が2.4ℓの直4自然吸気を搭載するのに対してエクストレイルは新開発の1.5ℓ直3可変圧縮比(VCR)ターボを使う。両車ともに主駆動はモーター(エクストレイルのエンジンは完全に発電用、アウトランダーPHEVは直接タイヤを駆動する場合もある)で、4WDのリヤ側はモーターを使う。また、型式は違うがアウトランダーPHEVとエクストレイルのリヤモーターはベースは同じだ。このMM48型はノート/ノート オーラ4WDのリヤ用、サクラ/eKクロスEVのフロント用にも使われている。
新型日産エクストレイル(X-TRAIL) 主駆動モーターは新開発 BM46型日産の新型エクストレイルは、1.5ℓ直列3気筒の可変圧縮比(VCR)ターボエンジンを搭載しモーターで駆動するe-POWERである。それも、エンジン/主モーターともに新開発であ…motor-fan.jpでは、燃費はどうだろうか?
三菱アウトランダーPHEV M
WLTC燃費:16.6km/ℓ
市街地モード15.3km/ℓ
郊外モード17.2km/ℓ
高速道路モード16.8km/ℓ
EV走行換算距離 87km
日産エクストレイル e-4ORCE
WLTC燃費:4WD 18.4km/ℓ
市街地モード16.1km/ℓ
郊外モード20.5km/ℓ
高速道路モード18.3km/ℓ
モード燃費上はエクストレイルの方が良好な数値だが、アウトランダーPHEVはPHEVだから87km、エンジンをまったく使わないでEV走行できるのが強みだ。つまり、毎日87km(実際は70km前後か)の走行距離ならガソリンはまったく使わない。ただし、ガレージで200V普通充電できる環境でないとPHEVのメリットは享受できないことも注意が必要だ。
インテリア&ラゲッジルーム比較
上がアウトランダーPHEV、下がエクストレイルもはや高級車の域に達している価格帯のアウトランダーPHEVのインテリアはゴージャスだ。インパネやシートなども少し前からの三菱車からデザインも質感もジャンプアップしている。
カタログ上の室内長×幅×高は
三菱アウトランダーPHEV M:1920mm×1520mm×1240mm
エクストレイルG(e-4ORCE):1980mm×1540mm×1255mm
である。
アウトランダーPHEVの前後シート
エクストレイルの前後シート
アウトランダーPHEVには3列シート(7名乗り)仕様もある(エクストレイルにもX e-4ORCE 7名乗りがある)。アウトランダーPHEVの3列シートの写真がこちら。
ラゲッジルームは?
上がアウトランダーPHEV、下がエクストレイルアウトランダーPHEVは646ℓのラゲッジ容量。幅が1070mm、奥行き930mm、高さが795mmである。3列目シート仕様の場合に3列目使用時は奥行き400mmで284ℓとなる。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
いいよ、なんかかっこいい。
先代より四角いボディは立派に見えるしパネルの力感もいい。