現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「車中泊」可能? 待望のスズキ新型「ジムニー5ドア」後席と荷室「使い勝手」は「3ドア」とどう違うのか!?

ここから本文です

「車中泊」可能? 待望のスズキ新型「ジムニー5ドア」後席と荷室「使い勝手」は「3ドア」とどう違うのか!?

掲載 更新 7
「車中泊」可能? 待望のスズキ新型「ジムニー5ドア」後席と荷室「使い勝手」は「3ドア」とどう違うのか!?

■3ドア版でも可能な「車中泊」! 長い5ドアならさらにラクラク!?

 スズキは2023年1月12日、インド・デリー郊外で開催の自動車ショー「オートエキスポ2023」で、新型「ジムニー5ドア」を世界初公開しました。
 
 これまでの3ドアモデルに対し全長で435mm、ホイールベースで340mm延伸した新型ジムニー5ドアですが、後席や荷室の使い勝手はどのように向上したのでしょうか。

【画像】後席と荷室が「広い!?」 新型「ジムニー5ドア」と「3ドア」を写真で見る(62枚)

 ジムニーは、1970年登場の初代モデル以来、50年以上に渡って生産を続けるスズキの小型4輪駆動車です。

 軽規格枠でつくられた日本仕様をベースに、エンジン排気量などを拡大した仕様は海外でも発売され、全世界の190を超える国・地域で販売されるグローバルモデルへと発展しました。

 現行モデルは、2018年7月にフルモデルチェンジした4代目。軽版のジムニーに加え、車体の骨格部分自体は共有しながら、フェンダーを拡大し1.5リッターエンジンを搭載した小型車版「ジムニーシエラ」が用意されています。

 ボディサイズは、ジムニーが全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm、ホイールベース(前後車軸間の距離)2250mmに対し、ジムニーシエラが全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm、ホイールベースは共通の2250mmで、共に3ドアモデルのみの設定です(すべて日本仕様の数値)。

 そしてデビュー5年目を迎えた2023年1月、5ドア版が新たなラインナップとして誕生しました。

 発表されたジムニー5ドア インド仕様のボディサイズは、全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm、ホイールベースは2590mm。ジムニーシエラの寸法と比較し、全長で435mm、ホイールベースで340mm伸びています。

 ただし日本仕様のボディサイズは、前のバンパーから後ろバンパーまでの寸法を示しており、バックドアに備わるスペアタイヤが張り出した分の寸法は含まれない数値です。

 参考値として、欧州仕様のジムニー(3ドア/リアタイヤ含んだ寸法)は全長3645mmとなっており、こちらと比較すると5ドアとの全長差はちょうどホイールベース差と同一の340mmとなります。

 同様にインド仕様の新型ジムニー5ドアも、全長3985mmはタイヤの張り出しを含む数値となっています。

 したがってホイールベースで340mm拡大された延伸分が、後席の足元空間と荷室の拡大分に充てられていると予想されます。

 なお後席、荷室共に余裕が拡がっていることは、インドから動画投稿サイトなどで速報されている映像からも確認することができますが、スズキでは後席が5ドア専用のシートだと説明していて、3ドア車とはシート細部のサイズや形状、仕様などが変わる可能性はあります。

 ただし車幅自体が変わっていないことから、後席シートは通常のジムニー同様に2人掛けとみられます。

※ ※ ※

 アウトドアレジャーなどを楽しむ現行ジムニーユーザーは、コンパクトな荷室に収まりきらない荷物をルーフキャリアに積載したり、後席を前倒しすることで対応しています。

 新型ジムニー5ドアなら、後席を確保し大人4人を乗せながら荷室も積載することができそうです。

 なおジムニー/ジムニーシエラ日本仕様の場合「防汚タイプラゲッジフロア」(ラゲッジボックス)が備わり、後席を前倒しした際の荷室がフラットになります。

 このときフロントシートを後ろ倒しし、ヘッドレストを倒し後席とフロアを一体化することで、フルフラットな荷室空間が誕生します。

 全長わずか3.5m級で非常にコンパクトなジムニー3ドア(ジムニーシエラ)ですが、大人2名が車中泊できるほどの長さを確保できるのです。

 新型ジムニー5ドアでも同様の仕掛けが可能であれば、さらに余裕ある車中泊空間となるでしょう。

 ただし今回発表されたインド仕様ではラゲッジボックスが備わっていないため、後席を倒した際には荷室との段差ができていました。

 2023年1月現在、日本での発売がおこなわれるかどうかの正式発表はありませんが、日本仕様には同様の機能が備わることを期待したいところです。

こんな記事も読まれています

ホンダ新型「“スポーティ”SUV」公開! ターボエンジン搭載でめちゃ楽しそう! 精悍エアロ採用の「リミテッドE」比国に登場
ホンダ新型「“スポーティ”SUV」公開! ターボエンジン搭載でめちゃ楽しそう! 精悍エアロ採用の「リミテッドE」比国に登場
くるまのニュース
“今年の10台”に選ばれた ホンダ新型「フリード」はなぜ人気? 全長4.3mのコンパクトミニバンがヒットした理由とは
“今年の10台”に選ばれた ホンダ新型「フリード」はなぜ人気? 全長4.3mのコンパクトミニバンがヒットした理由とは
VAGUE
「自信」を高めた勝田貴元と「夢」を叶えたパヤリ。フル参戦復帰のロバンペラにラトバラ代表が期待
「自信」を高めた勝田貴元と「夢」を叶えたパヤリ。フル参戦復帰のロバンペラにラトバラ代表が期待
AUTOSPORT web
【グリーンが夜の麻布台ヒルズに映える】ベントレー最新モデルをクリスマスイベントで特別展示!
【グリーンが夜の麻布台ヒルズに映える】ベントレー最新モデルをクリスマスイベントで特別展示!
AUTOCAR JAPAN
タイヤも回る本格仕様!「ワーゲンバス」型ティッシュケースが予約販売開始
タイヤも回る本格仕様!「ワーゲンバス」型ティッシュケースが予約販売開始
レスポンス
ずらり並んだ「絶品干物」を自ら選んで定食化! お箸が止まらなくなる「ヒモノ食堂」は素通り厳禁【懐かしのドライブイン探訪その6】
ずらり並んだ「絶品干物」を自ら選んで定食化! お箸が止まらなくなる「ヒモノ食堂」は素通り厳禁【懐かしのドライブイン探訪その6】
WEB CARTOP
不変のオーテック愛「AOG湘南里帰りミーティング2024」は愛車とオーナーの同窓会だ!
不変のオーテック愛「AOG湘南里帰りミーティング2024」は愛車とオーナーの同窓会だ!
旧車王
アウディ史上最強・最速の電動スポーツカー誕生、912馬力の『RS e-tron GT パフォーマンス』
アウディ史上最強・最速の電動スポーツカー誕生、912馬力の『RS e-tron GT パフォーマンス』
レスポンス
ピアストリ、スタート違反でペナルティ「厳しい夜だった。7位が精一杯」首位マクラーレンとフェラーリの点差が縮小
ピアストリ、スタート違反でペナルティ「厳しい夜だった。7位が精一杯」首位マクラーレンとフェラーリの点差が縮小
AUTOSPORT web
トヨタのお膝元にホンダ・シビックで行ってきました|WRCラリージャパン2024取材の裏側
トヨタのお膝元にホンダ・シビックで行ってきました|WRCラリージャパン2024取材の裏側
motorsport.com 日本版
アーティスト・俳優 佐藤友祐(lol)の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.11 ヤマハRZ250
アーティスト・俳優 佐藤友祐(lol)の「あの“絶版旧車”に乗りたい!」──Vol.11 ヤマハRZ250
GQ JAPAN
1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
くるまのニュース
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
ランボルギーニの新型電動スーパーカー『テメラリオ』、英YASAの新開発モーター搭載
レスポンス
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
MotoGPのテスト中無線システム、バニャイヤ超辛辣な評価……使用拒否で「毎回ペナルティだろうね」
motorsport.com 日本版
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
[音を良くするコツをプロが指南]「スマホ」をシステムの中心に据えて良い音を楽しむ方法を伝授!
レスポンス
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
AUTOSPORT web
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
レッドブル、今季の”最低地点”はイタリアGPだと振り返り「タイトルが遠ざかっていく瞬間だった」
motorsport.com 日本版
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
トヨタが2025年参戦体制を発表。ロバンペラが3冠目指しフルシーズン復帰、勝田を含む4名がフル出場へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

7件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0650.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村