スペイン・バレンシアにあるリカルド・トルモ・サーキットでのMotoGPシーズン最終戦の開催が見送られることが決まった。
豪雨と洪水によって多数の死傷者・行方不明者が出ているバレンシア地方。サーキット周辺も被災しており、MotoGPプロモーターのドルナは現在、最終戦の代替開催地を探している。
■MotoGPのスペイン人ライダーたち、バレンシア豪雨災害に悲痛「今最も大事なのは被災者のサポート。グランプリなんて後回しだ!」
マレーシアGPが開催されているセパン・インターナショナル・サーキットのパドックでは、非常にデリケートなこの問題に対応するため、関係者間でミーティンが行なわれている。
木曜日の段階では当初、ドルナはFIMと調整し、バレンシアをシーズン最終戦の舞台として維持することを考えていた。
その後、最終戦を1週間遅らせ、11月24日(日)に決勝を開催する可能性が浮上。MotoGPのライダー数名にもその案が伝えられた。
しかしmotorsport.comの調べでは、金曜日の午後にはドルナ首脳陣の間で見解が大きく変わり、バレンシアでは開催不可能だと考えるようになったようだ。既に最終戦の代替案を模索している。
「MotoGPはバレンシアを襲った壊滅的な洪水に対し、バレンシアのコミュニティと共に立ち向かう。我々の心は亡くなった全ての方々、そして多くのモノを失った方々と共にある」とMotoGPは声明を発表した。
「我々は地元当局やサーキットと密に連絡を取り合い、どのように支援し、どのように進めるべきかを最善の方法で見極めている。我々はレースが行なわれる全ての地域に対して、スポーツやイベントをはるかに超えた責任を負っている」
「MotoGPがバレンシアで開催されることで、復興に向けた取り組みからリソースが割かれないようにすることと、延期された日程でMotoGPがバレンシアで開催されることの潜在的なプラス効果を慎重に比較検討した結果、選手権と地元当局は2024年バレンシアGPをキャンセルせざるを得なくなった」
「バレンシアでレースを行なう代わりに、MotoGPはバレンシアのために代替戦を行なう。選手権は既に実施されている救援基金を総力を挙げて支援し、我々が長い間関わってきた人々や地域社会にとって最も有益な形で、我々のポジティブな影響が地域と結びつくようにする」
「我々の取り組みはマレーシアGP開催期間中に始まり、2024年の最終戦でも継続される。新たな開催地と日程は決定次第発表する」
「世界中のファン、我々のアスリート、そしてパドックは、2024年のフィナーレを飾るに相応しい。そして我々がレースを行なう地域社会の支援に大きく貢献できるモノである必要がある」
「シーズン最終戦に関する詳細については、できるだけ早く発表する予定だ」
洪水による公式の死者数は158人となったが、行方不明者の数を考えると、もっと多い数字になると予想されている。また、最大で20の街で飲料水の供給が途絶え、救助のため軍隊が出動している。
そうした状況下で、ドルナ首脳陣はバレンシアでグランプリを開催する正当な理由がないとの結論に達した。
motorsport.comの調べでは、現在バレンシアに代わる候補地が検討されている。リストに挙げられているのはカタール、ヘレス、バルセロナ、ポルティマオの4つだ。
カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットが選ばれた場合、F1が11月25日から12月1日までの1週間同地を使用するため、MotoGPはおそらくその前週を使用し11月24日が決勝日になるだろう。
ハッキリしているのは、当初予定されていた日程(11月15日~11月17日)に最終戦が開催されることはないということだ。
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