2019年F1シンガポールGP決勝で、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは6位入賞を果たした。
ソフトタイヤでスタートしたアルボンは、レース前半、グリッドポジションの6番手をキープして走り、61周のレースの20周目にハードタイヤへと交換。34周目には再び6番手に浮上、その位置を守ってフィニッシュした。
レッドブル・ホンダF1のフェルスタッペン、3位表彰台も楽観せず「ここ数戦のなかで最悪のパフォーマンス。警鐘と受け止めるべき」
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=6位
レースのほとんどの周回をタイヤマネジメントに集中して走った。だから予想していたよりも身体的には辛くなかったよ。きつさを感じたのは、本格的にプッシュした最後の20周だけだった。
6番手からスタートして6位でフィニッシュしたこのレースは、“マネジメントの戦い”だったと思う。時々、レースというよりパレードのような感じがした。
ずっとメルセデス(バルテリ・ボッタス)の後ろで走らなければならず、フラストレーションが溜まった。コース上でオーバーテイクするのは無理だから、ピットストップで前に出ることができればいいなと思っていたが、残念ながら実現しなかった。セーフティカーが何度か出たしね。
レース中盤、バルテリをオーバーテイクしようとしたが、メルセデスを追い抜けるだけのペースはなかった。そのため、レースの最初から最後まで、シルバーのリヤウイングを見つめながら走ることになった。あまり楽しくはなかったよ。彼がプッシュすれば僕もプッシュする、彼がタイヤをセーブしている時には僕もタイヤをセーブする、といった感じだった。バルテリの動きによってペースが左右されていて、前を走っているルイス(・ハミルトン)のポジションを守るために彼は僕を抑えつけているんじゃないかとすら思った。
それでもシンガポールでの初レースはポジティブなものだった。ペースの向上が見られたし、僕自身、進歩したと思う。レース中にも、ペース向上につながる技を探して走った。
今回、タイの国旗を振ってくれている人が大勢いたことに驚いた。シンガポールでのレースは素晴らしい経験だった。
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