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現代美術家のジェフ・クーンズが手がけたBMW8シリーズ・グランクーペのアートカーが登場

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現代美術家のジェフ・クーンズが手がけたBMW8シリーズ・グランクーペのアートカーが登場

デザインのテーマは「POP! POP! POP!」 BMWが世界的な現代美術家のジェフ・クーンズとタッグを組んで制作した8シリーズ・グランクーペのアートカー「THE 8×JEFF KOONS」が発表。世界限定99台で販売予定

 独BMWは2022年2月17日(現地時間)、BMW8シリーズ・グランクーペのアートカー「THE 8×JEFF KOONS」を公開した。

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 BMWのアートカーの始まりは、1975年にまでさかのぼる。フランスの美術商でレーシングドライバーでもあったエルベ・ポーランが芸術とレースの世界をつなげることを発想し、これをBMWモータースポーツの責任者であるヨッヘン・ニーアパッシュが快諾。早速ポーランは友人である彫刻家のアレクサンダー・カルダーに3.0CSLのボディペインティングを依頼し、1975年に最初のアートカーとなるカルダー作の3.0CSLが完成した。このモデルは同年開催のル・マン24時間レースに参戦し、レース・ファンのみならす芸術愛好家たちからも熱烈な支持を受けた。
 BMWのレース活動の認知度を高め、しかもBMW本体の文化支援事業にもつながるこの試みは、BMWアートカー・プロジェクトとして翌年以降も続けられることとなる。作品を列挙していくと、フランク・ステラ作の3.0CSL(1976年)、ロイ・リキテンシュタイン作の320iターボ(1977年)、アンディ・ウォーホル作のM1(1979年)、エルンスト・フックス作の635CSi(1982年)、ロバート・ラウシェンバーグ作の635CSi(1986年)、ミハエル・ジャガマラ・ネルソン作のM3 グループA(1989年)、ケン・ドーン作のM3 グループA(1989年)、加山又造作の535i(1990年)、セザール・マンリケ作の730i(1990年)、A.R.ペンク作のZ1(1991年)、エスター・マラング作の525i(1991年)、サンドロ・チア作のM3 GTR(1992年)、デビッド・ホックニー作の850CSi(1995年)、ジェニー・ホルツァー作のV12 LMR(1999年)、オラファー・エリアソン作のH2R(2007年)、ジェフ・クーンズ作のM3 GT2(2010年)、ツァオ・フェイ作のM6 GT3(2017年)、ジョン・バルデッサリ作のM6 GTLM(2016年)といったBMWアートカーが制作された。

 最新のBMWアートカーでは、米国の現代美術家のジェフ・クーンズ(Jeff Koons)が再登場。パワートレインにN63B44D型4394cc・V型8気筒DOHCガソリンツインターボエンジン(530ps/750Nm)+電子油圧制御式8速AT“ステップトロニック”+xドライブ(インテリジェント4輪駆動システム)を搭載する、8シリーズ・グランクーペの高性能バージョンのM850i・xドライブ・グランクーペをベースに、クーンズおよび彼の制作チームがエクステリアのデザイン設計とハンドペイントを行い、さらにオーダーメイドのインテリアを精巧に作り上げた。

 デザインのテーマは「POP! POP! POP!」。クーンズらしい自由奔放な精神を体現した躍動感のあるデザインは、ポップアートの要素と幾何学模様を巧みに取り入れ、8シリーズ・グランクーペの洗練されたボディラインと形状に強いインパクトをもたらす。また、サイドマウントの「POP!」と風の渦によってパワーとスピードを強調。後部に配した爆発のカラーラインは、クーンズ自身が手がけた2010年のBMWアートカーへの直接的なオマージュだ。ペイント自体はブルーやシルバー、イエロー、ブラックなど11色を組み合わせたマルチレイヤー塗装で仕立てられ、完成までには200時間以上を要したという。

 一方でインテリアについては、マルチカラーを基調に高品質の素材や最高級のレザーなどを存分に採用。センター部に配するカップホルダーのフタには、“THE 8×JEFF KOONS”ロゴとクーンズのサインを入れる。また、シートはBMW Mブランドとコミックブックのスーパーヒーローの衣装カラーをオマージュしたレッド&ブルーを基調にアレンジした。

 なお、THE 8×JEFF KOONSは1週間当たり4台という少量生産のコレクターズエディションとして、世界限定99台を販売する予定。購入者には、ジェフ・クーンズが署名した大判の証明書が付属するという。

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