トヨタ「ヤリス」、ホンダの新型「フィット」の登場で盛り上がりをみせるコンパクトカー市場

2001年6月21日に初代「フィット」が登場。2013年9月5日に3代目の「フィット」が発売された。

そして、いよいよ4代目となる新型「フィット」が登場する。その最新事情を追った！

ホンダ「フィット」の新型。最新情報はどうなってるの？

ホンダの新型「フィット」がお目見えしたのは、2019年10月25日～11月4日にかけて一般公開された、「第46回東京モーターショー2019」だ。

やわらかな表情を作り出す大きな目にかわいらしさを感じさせつつも、1.5Lエンジン＋2モーターのハイブリッド車「e:HEV」をラインアップするなど、新たな技術も満載している。

そして、年も変わった2020年。ついに新型「フィット」が発売される。その発売直前情報を整理してみよう。

ホンダ「フィット」の新型の発売日はいつ？

新型ホンダ「フィット」は、2020年2月14日に発売されることが決定した。

長年のライバル、トヨタ「ヴィッツ」も「ヤリス」に名前を変更して新型に！

歴代の「フィット」がライバルとしてコンパクト市場で戦い続けてきたクルマのうち、宿敵とも呼べる相手がトヨタ「ヴィッツ」だった。

その「ヴィッツ」も2020年2月10日、新型「ヤリス」としてフルモデルチェンジする。

日産「ノート」はどうなる？

「フィット」にとって、ここ3年にわたり最強とも呼べる好敵手だったのが、日産「ノート e-POWER」であろう。

「ノート」も2020年夏～秋にかけてフルモデルチェンジが予想されており、2020年は「コンパクトカー大戦争」とも呼びたくなる、熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

ホンダ「フィット」の新型、価格はどうなるの？　予約はできるの？

2020年1月中旬現在、ホンダ「フィット」の価格は明らかにされていない。

一方、2020年2月10日にデビューする新型トヨタ「ヤリス」は、以下のような価格が公表されている。

ガソリン車（2WD）：139万5000円（1.0LエンジンCVTモデル）～192万6000円（1.5LエンジンCVTモデル）
ガソリン車（4WD）：183万1000円（1.5LエンジンCVTモデル）～212万4000円（1.5LエンジンCVTモデル）
ハイブリッド車（2WD）：199万8000円（1.5LエンジンCVTモデル）～229万5000円（1.5LエンジンCVTモデル）
ハイブリッド車（4WD）：224万1000円（1.5LエンジンCVTモデル）～249万3000円（1.5LエンジンCVTモデル）

以上を踏まえ、新型「フィット」も似たような価格帯で販売される可能性が高い。

ただし、今回の新型「フィット」には本革シートを標準装備する「LUXE（リュクス）」というグレードがラインアップする。こちらはややプレミアムな価格で発表されるかもしれない。

また、各ディーラーでは予約が始まっている。インターネット上では「購入した！」という声も多数出てきている。

例えば、「Honda Cars 東京中央」では、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 Honda Cars限定の「NEW FIT 先行ご予約特典」として、「Honeda オリジナル モバイルバッテリー」をプレゼント（キャンペーンは終了する場合あり）する。

【参考】Honda Cars 東京中央

ホンダ「フィット」の新型のサイズは？　エンジンスペックはどうなるの？

2020年1月中旬現在、新型「フィット」のサイズ、エンジンスペックなどの主要諸元は明らかにされていない。

ただしエンジン（パワーユニット）については、1.5L アトキンソンサイクル DOHC i-VTECエンジン＋2モーターのハイブリッド車「e:HEV」と、1.3L アトキンソンサイクル DOHC i-VTECエンジンのガソリン車が用意されることが決定している。

ホンダ「フィット」の新型の燃費はどれくらい？

2020年1月中旬現在、新型「フィット」の燃費は残念ながら公表されていない。

しかし、新型「ヤリス」（HYBRID X・2WD）は、WLTCモード燃料消費率が36.0km/L（市街地モード：37.5km/L／郊外モード：40.2km/L／高速道路モード：33.4km/L）と公表されている。

WLTCモードがJOC08モードの約80%前後に表示値が下がることを考慮すると、新型「ヤリス」のJOC08モードの燃料消費率は未公開だが、45km/L程度の換算となるであろう。

宿命のライバル、新型「ヤリス」に対抗すべく、新型「フィット」のハイブリッド車は、WLTCモードで35.0km/L以上、JOC08モードで44.0km/L以上となる可能性が高い。

ホンダ「フィット」の新型にSUVモデルはあるの？

2月14日にデビューする新型「フィット」にはSUVモデルと呼びたくなるグレードが用意されている。

SUVライクな外装・内装が魅力！　ホンダ「フィット」の新型、「CROSSTAR（クロスター）」

専用のフロントグリル、フロントバンパー、リアバンパー、ホイールアーチプロテクター、サイドシルガーニッシュ、ドアロアーガーニッシュを揃え、車高をやや高めにセットして、専用デザインの16インチアルミホイールを装着。撥水ファブリックシートを採用するなど、タフなイメージを誇るのが「クロススター」だ。

ホンダ「フィット」の新型のグレードはこうなる！

新型「フィット」は5グレードが用意され、それぞれに1.5Lエンジン＋2モーターのハイブリッド車「e:HEV」と、1.3Lエンジンのガソリン車が用意される。

「BASIC（ベーシック）」

「シンプルで自分らしさがひかるベーシックタイプ」を標榜するグレードがベーシックだ。

「HOME（ホーム）」

「生活になじむデザインと快適性を備えたタイプ」を標榜するグレードがホームだ。

「NESS（ネス）」

「毎日を健康的に過ごすためのアクティブタイプ」を標榜するグレードがネスだ。

「CROSSTAR（クロスター）」

「週末に出かけたくなるエンジョイライフに応えるタイプ」を標榜するグレードがクロスターだ。

「LUXE（リュクス）」

「洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュタイプ」を標榜するグレードがリュクスだ。

ホンダ「フィット」の新型の内装はこうなる！

内装自慢なのが、新型「フィット」だ。

人の骨格を研究して開発された、ボディースタビライジングシートをフロントシートに採用。座るとすぐわかる心地よさが、長時間ドライブでも実感できる。

リヤシートは大人がストレスなく座れる広さを確保。厚みのあるパッドを採用して、快適な座り心地を実現しているので、期待していただきたい。

また、リュクスでは、本革シートなどの豪華なインテリアを用意。小型車とは思えない上質な空間に心奪われるだろう。

ホンダ「フィット」の新型は何色？　カラーはどうなるの？

「BASIC（ベーシック）」

ベーシックには、

プレミアムサンライトホワイト・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
エアーライトブルー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール

の9色の外装色が用意される。

エアーライトブルー・メタリック

「HOME（ホーム）」

ホームには、

プレミアムサンライトホワイト・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
エアーライトブルー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール

の9色の外装色に加え、

プレミアムサンライトホワイト・パール＋ブラック
プレミアムクリスタルレッド・メタリック＋ブラック
プラチナホワイト・パール＋ブラック
ルナシルバー・メタリック＋ブラック
シャイニンググレー・メタリック＋ブラック
エアーライトブルー・メタリック＋ブラック
ミッドナイトブルービーム・メタリック＋シルバー
クリスタルブラック・パール＋シルバー
プレミアムグラマラスブロンズ・パール＋シルバー

の2トーンカラーの外装色も用意される。

ミッドナイトブルービーム・メタリック＋シルバー

「NESS（ネス）」

ネスには、

プレミアムサンライトホワイト・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
エアーライトブルー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール

の9色の外装色に加え、

プレミアムサンライトホワイト・パール＋ブラック
プレミアムクリスタルレッド・メタリック＋ブラック
プレミアムサンライトホワイト・パール＋ライムグリーン
プラチナホワイト・パール＋ライムグリーン
ルナシルバー・メタリック＋ライムグリーン
シャイニンググレー・メタリック＋ライムグリーン
クリスタルブラック・パール＋ライムグリーン

の2トーンカラーの外装色も用意される。

プレミアムサンライトホワイト・パール＋ライムグリーン

「CROSSTAR（クロスター）」

クロスターには、

プレミアムサンライトホワイト・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
クリスタルブラック・パール
サーフブルー（専用色）

の8色の外装色に加え、

プレミアムサンライトホワイト・パール＋ブラック
プレミアムクリスタルレッド・メタリック＋ブラック
プラチナホワイト・パール＋ブラック
ルナシルバー・メタリック＋ブラック
シャイニンググレー・メタリック＋ブラック
サーフブルー（専用色）＋ブラック

の2トーンカラーの外装色も用意される。

サーフブルー＋ブラック

「LUXE（リュクス）」

リュクスには、

プレミアムサンライトホワイト・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック
プラチナホワイト・パール
ルナシルバー・メタリック
シャイニンググレー・メタリック
エアーライトブルー・メタリック
ミッドナイトブルービーム・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムグラマラスブロンズ・パール

の9色の外装色が用意される。

プレミアムグラマラスブロンズ・パール

ホンダ「フィット」の新型のWebカタログはこれ！

新型「フィット」を詳しく知りたければ、

Webカタログ「NEW FIT先行情報サイト」を確認してほしい。

※データは2020年1月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文／中馬幹弘

Comments

まずトヨタはブレーキをどうにかしろ
不良品とわかってるのにこれ以上そのまま売り続けるのをやめろ。やめないなら会社畳んだほうがいい。

トヨタのミニバンの「オラオラ顔」、SUVの「凶悪犯顔」、コンパクトの「肉食魚顔」。

いい加減に勘弁してほしい。

こんなのが２・３台連なって道を走ってる状況を想像してみ。

「街」も「道」も殺伐とする。