この記事をまとめると
■ヒットはしていないが推したいクルマを紹介する本連載
中身はいいのに不人気ってじつは最高の選択! 安さと個性が魅力の2000年代の中古国産車5選
■今回はまるも亜希子さんがホンダ・アコードをチョイス
■「乗れば乗るほど沁みてくる最高にいいクルマ」だという
あっという間に生産終了となった10代目アコード
1976年に初代が誕生してから、長い歴史を誇るミドルセダンのホンダ・アコード。日本では10代目が発売されたと思ったら、あっという間に2022年9月に生産終了してしまい、なかなか昔のように大ヒットとまではいかないのが現状ですが、この10代目アコードが乗れば乗るほど沁みてくる最高にいいクルマなのです。
そもそも10代目アコードは、これまでの集大成としてゼロからプラットフォームを作り上げてまで、「クルマの在るべき姿」を追求したモデル。Hondaのものづくりの原点でもある、「人の気持ちを研究すること」に立ち戻り、数値ではなく感性での評価にこだわった爽快な走りや、本質的な美しさを求めたデザインなど、一切の妥協を許さず作り上げた1台だといいます。
メカニズムでは、安定した走りのカギを握る低い重心高と、余分な挙動変化を減らす低慣性モーメントを最重要課題として開発された、新世代プラットフォームが新型アコードの土台。重心高が約15m低減、ロール慣性モーメントが7.2%低減、ヨー慣性モーメントが1.7%低減したほか、超高張力鋼板の適用を拡大し、前後サブフレームやサスペンションの軽量化などにより、車両重量も50kgの軽減に成功しています。
またボディ剛性の在り方を追求し、高効率製造技術として注目される構造用接着剤を総延長43mにわたり適用。ボディ全体の骨格部材を組み立ててから外板パネルを溶接するインナーフレーム構造の採用など、構造や材料の最適化も行った結果、ねじり剛性が32%、曲げ剛性が24%とそれぞれ向上した軽量・高剛性ボディを実現しています。
気持ちのいい加速にうっとり
だから走り出すとまず感じるのは、しなやかで軽やかなのに、しっかりとボディが一体となっている安心感。スッと地面に吸い付くような感覚は、フロントにマクファーソン・ストラット、リヤにE型マルチリンク式を採用したサスペンションをはじめ、ダンパーの減衰力を4輪独立制御するアダプティブ・ダンパー・システムをアコードとして初採用したことも効いているよう。
そして、2リッターアトキンソンサイクルエンジンに2モーターとなる「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載した独自のハイブリッドシステムはさらに進化しており、どこまでも伸びていくような気持ちのいい加速にうっとり。これは、パワーフィールから音までをリニアな加速感に仕上げ、Honda初となる3マイクタイプのアクティブノイズコントロール採用と相まって、思い描く通りのまさに「感性」に訴える走りが味わえるからこそです。
さらに、ステアリングの操作量に応じて最適なタイヤ切れ角に切り替えるVGR(可変ステアリングギアレシオ)によって、最小回転半径が従来の5.9mから5.7mに縮小したのが嬉しいところ。ラゲッジも、骨格を根本から見直して従来は後席背面にあったIPUを後席下へ移設するなどで、573リットルという大容量を達成。後席使用時でも9.5インチのゴルフバッグが4個、25リットルのソフトスーツケースが4個積載可能というのは、ミドルSUVもびっくりの実力です。
長いノーズにロー&ワイドな構えで、直感的にカッコいいと感じるように仕上げられたデザインや、コンサートホールをイメージしたという心地いいインテリアも魅力の10代目アコード。子育てがひと段落したら、自分でも欲しいなぁと思う1台です。
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みんなのコメント
ホンダのセダンに払う金額じゃないよねぇ