■バスレーンは茶色、自転車通行帯は青色が原則だが……
走行レーンに色分けがされる道路。自転車通行帯のほか、道路の分岐をわかりやすくするため車線の縁のドットラインに道路標識と合わせた色をつけるなどが見られるほか、駐停車禁止区域に色がついている場所もあります。
これらの色付けは、警察庁が「法定外表示等の設置指針について」という通達のなかで、バスレーンは茶色系、普通自転車通行帯は青色系、通学路における路側帯は緑色系などと示されていますが、必ずしも指定の色を使わなければならないわけではありません。
表示に応じて細かく指針が示されていますが、基本的なカラーは示されてはいるものの、景観保護の観点から地元の意向で他の色を使うことも可能とされています。
■地域で統一が大原則
そうはいっても色の統一がなければ混乱してしまいます。前述の警察庁の通達「法定外表示等の設置指針について」では、「無秩序に設定された場合には、法定の道路標識等の整備効果を低下されるおそれがある」とし、設置指針を定めたとしています。
その設置指針では、必ず守ることとして道路表示等の色である白や黄色と同系色を用いないことが示されているほか、色の統一を挙げています。
色の統一とは、市町村などの範囲で統一するほか、バスレーンでは表示が連続していて他の市町村まで及ぶ場合は調整して同系色とする、などです。
また、国土交通省の「景観に配慮した道路附属物等ガイドライン」においても、警察庁通達に従った上で「カラー舗装は路線や地域などの範囲である程度意味を統一するべき」とされています。
■複雑な交差点やジャンクションで積極的な利用
一方で増えているのは、指針で示されてないところへの道路の色付けです。一般社団法人全国道路標識・標示業協会によれば、道路の色付けで効果がある場所は、ガードレールのない細い路地の歩道と車道の境界、複雑な交差点の右折、見通しの悪いジャンクションの補助表示として効果が期待できるとされています。
高速道路入口、料金所などのETCレーンの青いラインや、スクールゾーンなどの緑色で色づけられた路側帯などでよく見かけます。近年改修が進む首都高や、新設の道路でも積極的に道路への色付けが行われています。
たとえば、首都高速中央環状線にある「大橋JCT」では、地下区間の中央環状線と高架区間の3号渋谷線を「螺旋階段」のようにつないでいます。実際に走行してみると壁で囲われて見通しが悪く、ぐるぐると回転している状態では方角もわかりづらくなります。そこで、トンネル内標識や路面を「赤」と「青」に塗り分け、行先を分かりやすく表示しています。
■最新の色付き道路はスリップ防止対策も万全?
便利で安全にも寄与するカラー舗装ですが、バイクで走行する場合、横断歩道の白い塗装などでスリップした経験から、不安を感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、それほど心配する必要はなさそうです。
最新の色付き道路は、見た目の他にも効果が期待されています。それは、スリップ事故の防止対策です。
国内の道路用カラー舗装材を販売する会社では、滑り止め機能や親水性、排水機能を重視したものも用意しており、従来のものとの差別化をアピールする記載も見られ、対策も進んでいます。
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まさか普通のアスファルトと同レベルで滑らないとでもいうの?