現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > DSオートモビル第4のモデルとなる「DS 4」が現地デビュー!

ここから本文です

DSオートモビル第4のモデルとなる「DS 4」が現地デビュー!

掲載 更新
DSオートモビル第4のモデルとなる「DS 4」が現地デビュー!

プレミアムCセグメントの価値基準を再定義。各種先進技術をアバンギャルドなデザインで包み込む

DSオートモビルはこのほど、新世代Cセグメントモデル「DS 4」を本国で発表した。市場への導入は今年の第4四半期からで、今のところ日本への導入時期は未定となっている。

イメージは「フォーミュラE」! 「DS3クロスバック」にスポーティな「パフォーマンスライン」が追加

「DS 7クロスバック」や「DS 3クロスバック」、「DS 9」(日本未発売)に続くDS第4のモデルとなるDS 4は、新世代のアバンギャルドなデザインで誕生した。

DSオートモビルでプロダクトダイレクターを務めるマリオン・デイビッドはDS 4を次のように紹介する。
「DS 4はプレミアムCセグメントの価値基準を再定義するために創られました。注目著しいクーペSUVとトラディショナルなコンパクトハッチバックというふたつのスタイルに惹かれるカスタマーをターゲットとしています。このふたつのセグメントに訴求するというアイディアが、デザインプロセスのあらゆる段階で、わたしたちの基準になりました」

ボディサイズは全長4400×全幅1830×全高1470(ルーフアンテナを含めると1490)mmで、ホイールベースは2675mm。全長は短めで、ロー&ワイドという独特のプロポーションの持ち主だ。




スタイリングのシルエットは、コンセプトカー「DSエアロスポーツラウンジ」にインスピレーションを受けたという。同ブランドのデザインダイレクター、ティエリー・メトロズの説明はこうだ。
「コンセプトカー、DSエアロスポーツラウンジにインスパイアされたこのシルエットは、これまでに見たことのないプロポーションで、このセグメントでは唯一無二の存在です。アウトラインはアスレチックで、筋肉質でありながら、そのコンパクトなボディがきわめて大きなホイールの上に乗っています。これは、エアロダイナミクスとエネルギー効率性、そしてカリスマ性を同時に表現しているのです」

フロントマスクは、新しいライトシグネチャーが特徴。きわめてスリムなプロジェクターヘッドランプには、DS マトリックスLEDビジョンシステムが採用されている。これは、左右に2列のLEDで構成された指向性を持つ光源を持つデイタイムランニングライト(計98個のLED)によって補完されている。DSウイングはヘッドランプとグリルを繋ぎ、ダイヤモンドのモチーフの大小2つのパーツで構成。3次元構成の立体的なグリルのなかで際立っている。長いフロントフードはシルエットのダイナミズムを表現している。

サイドビューは流麗さとシャープなラインを両立。フラッシュフィッティングドアハンドルは、サイド面の彫刻的な面構成を強調するものだ。コンパクトなボディサイズと大径ホイール(エアロインサート付きの最大20インチ)の他に類のないバランスはDSエアロスポーツラウンジ・コンセプトに由来。堂々とした独特の存在感を醸し出している。

リヤに目を移せば、ルーフが急角度で落ち込むリヤウインドーに向けて非常に低く長く伸びていることがわかる。このリヤウインドーにはエナメルスクリーンプリントが施されており、そのあしらいはエクステリアのデザインチームの深い知見を示すものとなっている。そのシルエットは、スタイリッシュであると同時にエアロダイナミック。リヤフェンダーのシャープなエッジとボディワークが、グロスブラックに塗られDSオートモビルのバッジが備わったCピラーを強調し、筋肉質なエクステリアをいっそう力強く見せている。そしてレーザーエンボス加工された立体的な視覚効果を持つ新世代のライトシグネチャーが、テールを引き締めている。

トリムバリエーションは「DS 4」、「DS 4クロス」、「DS 4パフォーマンスライン」を設定。DS 4クロスにはSUV的なテイストが備わる。バンパー下部のマットブラックの塗装とプロテクターがSUVテイストを視覚的に演出。サイドウインドーフレーム上部のグロスブラック処理やグロスブラックのグリル、特徴的なアロイホイール、ルーフバー、ボディ同色ルーフが独自のテイストを強調している。専用オプションとして、DS 4クロスには、サンド、スノー、マッドの状況でグリップを向上させるアドバンストトラクションコントロールとヒルアシスト・ディセント・コントロールが装備されている。

さらにダイナミックなテイストを与えたのがDS 4パフォーマンスライン。ブラックカラーのエクステリアにブラックパック(DSウイング/リヤライトガーニッシュ/グリル/サイドウインドーフレーム)と、専用のインテリアトリムやホイールを採用している。

ホイールサイズは19インチが中心で、最大20インチも用意。19インチホイールにはオールシーズンタイヤが組み合わされる。なお、エアロダイナミックインサートを装着したホイールは10%軽量化(ホイール1本あたりマイナス1.5kg)され、ダイナミズムと燃費効率の向上に寄与している。

インテリアはシームレスで、人間工学に基づいたデジタルインテリアを採用。各要素は機能とフォルムが手を取りあい統合されている。このシームレスさは、DS 4のインテリアに静謐な空気感を生み出すことを目的とし、あらゆるイノベーションをもって生み出されている。快適性を追求したコンタクトゾーンと、さまざまなインターフェイスのためのインタラクティブゾーンのふたつのゾーンを融合しており、2トーンのウインドースイッチは視認性を向上させるためにデザインされている。




インテリアはまた、さまざまな種類のレザー、アルカンターラ、フォージドカーボン、ウッド、そしてトリムの技術を用いて、洗練と先進テクノロジーの融合を図っている。

DS 4には「EMP2」プラットフォームの進化版を採用。コンポジット素材を使用した新しいコンポーネント、ホットスタンプによる構造部材、コンパクトなエアコンユニットなどで軽量化が図られている。これにより、さらにダイナミックで安全、そして多様なパワートレインに対応している。一方で空間効率にも優れており、多くの収納スペースを実現。トランク容量は430Lを確保している。

パワートレインは、プラグインハイブリッド(PHEV)、ガソリンターボ、ディーゼルターボを設定。PHEVは180psを発する4気筒ターボエンジンに110psのモーターと8速AT(e-EAT8)を組み合わせ、システム総合で225psを発揮するとともに、50kmを超えるゼロエミッション走行を可能にしている。ガソリンターボ「ピュアテック」仕様は130ps、180ps、225psの3機種で、ディーゼルターボ「BlueHDi」は130ps仕様を設定。トランスミッションはいずれも8速ATを組み合わせる。

装備面では、AR(拡張現実)技術を採り入れた「DSエクステンディッド・ヘッドアップディスプレイ」や、音声制御機能やパーソナルアシスタントを採用し10インチディスプレイを組み合わせるインドテイメントシステム「DS IRISシステム」など、先進技術を積極的に導入。センターコンソールには独自のジェスチャーコントロールシステム「DSスマートタッチ」も搭載された。

運転支援システムに関しては、レベル2相当の「DSドライブアシスト2.0」を採用。これはDS 7クロスバックやDS 3クロスバックに採用している「DSドライブアシスト」のアップデート版で、「クルーズコントロール」は交通の流れに応じて速度を調整し渋滞時の一時停止や再スタートを行なう。また、車線内の左右のポジションをドライバーの好みに応じて設定し維持することが可能だ。またDS 4では、3つの新しい機能向上が図られている。セミオートの追い越し、コーナーでの速度調整、道路標識からの速度予測だ。ステアリングホイールには、ドライバーがつねにコントロール可能か否かを判断するためグリップセンサーを採用している。

新しい「レーダー・コーナーズ」は、遠方の死角監視(レンジ75m)や、ブラインドスポットからの衝突などを避けるための後方のトラフィックセンサーを搭載。DSオートモビルは、Dynamic Selenity(静謐なダイナミズム)をコンセプトにしており、DS 4では、クラスをリードするライドクオリティを実現。その強みのひとつが、カメラを使って前方の路面状況を監視し、それに合わせてダンパーの減衰力を制御する 「DS アクティブスキャンサスペンション」。カメラはフロントガラスの上部に配置され、路面の凹凸を見てフィードフォワードでそのデータをコンピュータに送信する。4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーにより、システムはそれぞれのホイールを独立して制御。受け取った情報をもとに、システムは必要に応じてダンパーの減衰力を高く、もしくは低くし、その結果、どのような路面状態でもより高い快適性が得られるようになる。

「DSナイトビジョン」の搭載も特色だ。フロントグリルに設置された赤外線カメラが、夜間や光量の少ない場所で、最大200m先の歩行者や動物を検知。道路の危険をインスツルメントパネル内のデジタルディスプレイもしくはDSエクステンディッド・ヘッドアップディスプレイに警告として表示し、ドライバーが対処できるように促す。


こんな記事も読まれています

「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
くるまのニュース
運賃交渉すれば“村八分”にされる? 荷主を過剰に気遣う中小運送の社長たち、本当に守るべきは誰なのか?
運賃交渉すれば“村八分”にされる? 荷主を過剰に気遣う中小運送の社長たち、本当に守るべきは誰なのか?
Merkmal
ホンダ「ADV160」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
ホンダ「ADV160」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
いやこれは凄いわ……[EV]の歴史に残る一台が韓国から出ている件
いやこれは凄いわ……[EV]の歴史に残る一台が韓国から出ている件
ベストカーWeb
軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
AUTOSPORT web
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
AUTOSPORT web
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
ベストカーWeb
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

321.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索
BXブレークの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

321.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

-万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村