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MotoGPが通算1000GP目! 統計で振り返る75年の歴史……グランプリウィナーは世界に393人だけ!?

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MotoGPが通算1000GP目! 統計で振り返る75年の歴史……グランプリウィナーは世界に393人だけ!?

 1949年にスタートしたロードレース世界選手権は、2023年のMotoGP第5戦フランスGPで通算1000GP目と節目を迎えている。この長い歴史を誇るシリーズの持つ多数の記録をMotoGPがまとめている。

 なお記念すべき創設初年度のクラスは500cc、350cc、250cc、125ccの4クラス。初レースは現在も著名なあのマン島TTコースだった。

■ロッシ、VR46のヤマハ陣営化にはマシン改善が必要と明言。「僕はヤマハライダーだし、一緒にレースしたいけどね」

 1000グランプリ目を迎えたこのシリーズには、当然その長い歴史に裏打ちされた数多くの記録がある。MotoGPはフランスGPを前にそれらの統計のいくつかを公開している。今回はその一部を紹介しよう。

■817……最も成功したメーカーはホンダ

 グランプリで最多勝利を収めているのがホンダで、その数は実に817勝に上る。次点がヤマハの520勝となり、以降は295勝のアプリリア、275勝のMVアグスタ、165勝のカレックス、162勝のスズキと続いている。

■122……最多勝利はアゴスチーニ

 MotoGPにおける最多勝利数は122勝。2000年代の無敵っぷりからバレンティーノ・ロッシを想像するファンも多いだろうが、最多勝利を記録しているのは1960~70年代にかけて活躍したジャコモ・アゴスチーニだ。

 ロッシの通算勝利数は115。2011~12年のドゥカティ時代の低迷がなければ、この記録は更新されていたかもしれない。

 なおアゴスチーニはタイトル獲得記録でも15回と世界最多を記録しており、2位がアンヘル・ニエト(13回)、同率3位(9回)にマイク・ヘイルウッド、カルロ・ウビアリ、ロッシが続いている。

■235……最多表彰台の記録はバレンティーノ・ロッシ

 一方、最多表彰台記録はロッシが記録しており、その数は235回と他を圧倒している。2位はアゴスチーニ(159回)、3位ダニ・ペドロサ(153回)、4位ホルヘ・ロレンソ(152回)、5位アンヘル・ニエト(139回)、6位マルク・マルケス(139回)と、レジェンドふたりの他ロッシと競い合った多くのライバルが彼に続いている。

■393……“グランプリウィナー”は世界に393人

 シリーズの歴史は長くとも、グランプリウィナーとして名を残すことができたのは限られたライダーのみ。各クラス含めて、グランプリウィナーを名乗れるのは、世界に393人しか存在しない。このリストに名を連ねた最新のライダーは、2023年の第3戦アメリカズGPでMoto3クラス初優勝を挙げたイヴァン・オルトラだ。

■125……これまでにタイトルを獲得したライダーの総数

 1949年以来、世界選手権では合計125人のライダーがタイトルを獲得。タイトルの総数は284であり、最多獲得記録は前述のアゴスチーニとなっている。

 そしてこの125人のタイトル獲得ライダーのうち、過半数の70人が1度のみの獲得で、55人が複数回のタイトル獲得を成し遂げている。

■73……最もグランプリを開催したのはオランダ・TTアッセン

 TTアッセンは最も多くグランプリを開催しているサーキットだ。1949年のチャンピオンシップ創設時から開催カレンダーに加わっており、毎年開催されてきた。なお2020年が新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて中止となったため、連続開催記録は途切れてしまっている。

■29……グランプリで勝利したライダーの出身国

 これまでのレースで29ヵ国のライダーが勝利を収めてきた。その中で最も成功を収めているのはイタリア(876勝)となっており、スペイン(700勝)、イギリス(413勝)を上回っている。

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みんなのコメント

5件
  • ウィナーの中でも特に印象深いのはエディーローソン
    日本のワークスを選び放題の立場なのにカジバと契約
    ついにカジバに初優勝をもたらしたんだが
    その瞬間の写真がまた泣かせる
    チェッカーを受けるローソンのショットではなく
    ピットウォールでローソンを待ち構えるクルーが
    みんな両手を広げて眉をハの字にして
    今にも泣きそうな顔をしてるんだわ
    あれを見た時は日本人ながら
    カジバおめでとう、って心底思ったよ
  • ヨーロッパ人のヨーロッパ人によるヨーロッパで行われるヨーロッパ人の為の世界大会だから、日本メーカーに席巻されていた事が本当に悔しかったが、だからといってプライドだけで技術では日本にかなわない無能な白人たちが頑張ってルールを変えてようやく日本メーカーを下位に追いやりヨーロッパ人の為の大会を取り戻しつつある今日この頃。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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