この記事をまとめると
■サーキットではタイヤやブレーキパッドの消耗が激しい
■温度管理などを行い丁寧に乗ると消耗スピードを和らげることができる
■消耗品が長持ちすればその分出費も抑えられるので効率よく走ることができる
サーキットで消耗品を労るためのコツとは
ブレーキパッドやタイヤは通常数万キロは使えるもの。それがサーキット走行となると数時間でどちらもツルツルになってしまうこともよくある話。
サーキット走行とはお金がかかるものではあるが、正しい使い方をすればそこまで消耗しない。そのコツは正しい状態で使うことと、連続アタックをせずに走ることなのだ。
サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法1:タイヤの空気圧を適正範囲(2.0~2.3kg/cm2)に調整すること
タイヤがあっという間に減ってしまったという人に多いのが空気圧が高すぎる人。サーキットでは空気圧がすぐに上がる。コースイン時に2.0kg/cm2だったら、2.5kg/cm2どころか、3.0kg/cm2くらいまで上がることも普通だ。そのため予め空気圧を下げてからコースインしたいが、コースイン時に1.8kg/cm2を下まわるのは危険なので、数周走行したら空気圧を落とすようにしたい。
タイヤ銘柄やサイズ、クルマによって適正空気圧は変わるが、とりあえずタイヤが温まった状態で2.0~2.3kg/cm2にしておくこと。空気圧が高いと接地面積が少なくなり、タイヤ表面がより熱を持ちやすくなって減りやすいからだ。
サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法2:ブレーキパッドを想定温度で使う
ブレーキパッドにはその材質ごとに適温があり、適温から高すぎても低すぎてもパッドは急速に減る特性がある。街乗り用のパッドでサーキットを走ったら減るのは当然のこと、レース用のパッドでブレーキに負荷の少ないサーキットを走ったら、あっという間に減ってしまったということもある。
ブレーキに負荷の少ないコースで、ローターの温度は負荷の少ないクルマで400~600℃くらい。負荷の大きいコースや、ハイパワー車、重量が2トン近いクルマになると600~800℃になると言われている。その温度を把握した上で、使うパッドを選ぶことが重要だ。また、想定温度を超えないようにクーリング走行を挟みながら走る方法もあるので、温度管理にも気を配りたい。
丁寧に走ることはテクニック向上にも節約にもつながる
サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法3:まっすぐ止めて、クルッと曲がって、まっすぐ加速する
俗に言う「タイヤを縦に使う」乗り方のこと。できるだけブレーキングはまっすぐに強く止める。そこからできるだけブレーキを残さないようにして旋回。しっかりと向きが変わりきってから、アクセルを大きく踏んで直線的に加速していく。
逆にブレーキングからあまりブレーキをリリースせずに、タイヤをグリグリと路面に押し付けながらステアリングを切っていき、クリッピングポイントからアクセルもガンガンに踏んでいくとタイヤへの負担は凄く大きくなる。ハイパワー車ならそういった乗り方のほうがタイムが出ることもあるが、ローパワー車ではむしろ遅いというケースも多い。ここぞ一発の時以外は、オススメできない乗り方と言えよう。
サーキットでタイヤとパッドの消耗を抑える方法4:連続アタックをしないこと
そして、一番重要なのが連続でアタックをしないこと。全開でのタイムアタックを連続でするとタイヤもパッドもどんどん温度が上がっていき、二次曲線的にさまざまな箇所への負担が増える。1周アタックしたら、1周冷やす。もしくは2周アタックしたら1周冷やすくらいのクーリングラップを入れていくことで、飛躍的にタイヤもパッドも節約することができる。
また、クーリングを挟むことで水温やエンジン油温も抑えることができる。エンジンオイルの油温を抑えられればサーキット走行ごとにオイル交換をする必要もない。水温が抑えられえばラジエーター交換も必要ない。
GT-RやWRXのようなハイパワー4WDは別だが、スイフトスポーツや86のようなミドルクラスなマシンなら、連続アタックをしないでクーリング走行を挟みながら走れば、スポーツラジアルタイヤとスポーツパッド1セットでサーキットを数十回は余裕で走ることができるのだ。
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