現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 「最新モデル試乗」次はEVと考えている人に最適。メルセデスEQA250の完成度

ここから本文です

「最新モデル試乗」次はEVと考えている人に最適。メルセデスEQA250の完成度

掲載 更新 5
「最新モデル試乗」次はEVと考えている人に最適。メルセデスEQA250の完成度

メルセデスの電動化を担うEQブランドの重要性

 メルセデスの動きが活発だ。トラック部門を切り離し、社名を「ダイムラー」改め「メルセデス・ベンツ」として乗用車に専念する。乗用車もトラックも次世代パワートレーンへの取り組みが急務という事情は同じだが、今後しばらくは独自の道を歩むという決意表明だろう。新生メルセデス・ベンツはEV戦略が最重要課題となる。

高級EVセダン「メルセデス・ベンツEQS」の市販バージョンが公開。発売は本年8月を予定

 その中心を担うのが、メルセデスEQだ。メルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、メルセデス・マイバッハに続く第4のシリーズである。ドイツではEQC、EQV、EQA、EQB、EQT、EQSという6モデルのBEVを発表済み。日本ではEQCに続き、新たにEQAが発売された。

 EQシリーズは、末尾の英文字がおなじみのクラス名に対応している。つまり、EQAはAクラスのセグメントに相当するBEVである。スタイリングからもわかるようにSUVのGLAと基本プラットフォームは共通。GLCとEQCの関係も同じだ。ただしEQSは名称からBEVのSクラスを目指したとわかるが、電動アーキテクチャー「EVA」を初めて活用したという点で意味合いが少し異なる。EQSは、他のEQモデルより独自性が明確だ。

航続可能距離422km。小気味よくスムーズな走りが好印象

 今回の主役、EQAを見ていこう。EQAはフロントアクスルに140kW(190ps)のモーターを置き、フロアに66.5kWhのリチウムイオン電池を配したFFのBEVだ。WLTCモードの航続可能距離は422km。対応する充電器スペックは交流普通充電が6.0kWまで、直流急速充電(CHAdeMO)は100kWまで。エントリークラスのBEVとして十二分なスペックの持ち主である。

 エクステリアは、GLAをベースに、フロントやリア回りをEQシリーズの文法でまとめた。インテリアデザインも同様。アップライトに座らせ、前後席とも広いキャビンスペースはそのままに、助手席回りのトリムがEVらしい雰囲気を伝える。

 都内で試乗した。車種は20インチアルミを履いたAMGライン装着車。乗り心地は滑らか。GLAの小気味よさが残っていて、「上手くまとめ上げたな」というのが第一印象。静かなのはもちろん、振動が目立つということもない。ドライブモードはメリハリが効いていた。スポーツを選ぶと加速は強力。通常モードでもなかなか力強い。
 ブレーキの回生強度はパドル操作で選べる。5段階のうち回生オートモード(パドル長押し)が便利だった。前走車との車間距離や、坂道などの道路状況を加味してクルマが最適な回生強度を選択してくれる。
 EQAは運転支援も含め、技術の進化を感じる1台である。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース

みんなのコメント

5件
  • > 次はEVと考えている人に最適

    まさに無責任広告マスゴミ
  • 「フロアに66.5kWhのリチウムイオン電池を配したFFのBEVだ。WLTCモードの航続可能距離は422km。対応する充電器スペックは交流普通充電が6.0kWまで、直流急速充電(CHAdeMO)は100kWまで。」 もう既に時代遅れのスペックだな。
    EV専用車台を採用してテスラ3かアリア以上のスペックにして出直して来て欲しい。
    アリア検討しているが、ベンツのスペックが低すぎて選択肢にも入らん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

771.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

370.0768.0万円

中古車を検索
EQAの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

771.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

370.0768.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村