F1屈指の超高速サーキット、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァを舞台に行なわれるイタリアGP。各チームは、空気抵抗の小さな空力パーツを持ち込んでいる。
■フェラーリのフロントウイング
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フェラーリは、イタリアGPにフラップが薄くなったフロントウイングを持ち込んできた。リヤウイングもダウンフォースが低いバージョンを取り付けており、これによって前後の空力バランスを整えている。なお、この写真に映っているふたつのノーズのうち、下側のノーズにはまだフラップが取り付けられていない。そのためフェラーリは、まだ別のフラップを用意している可能性もある。
■フェラーリのリヤウイング
こちらが超薄型のフェラーリのリヤウイング。通常使っているスプーン型のメインプレーンではなく、ほぼ直線的なメインプレーンを採用し、ダウンフォースと空気抵抗を極限まで削っている。また、このリヤウイングを中央で支えるステーは、通常の1本ではなく、2本になっている。
■アストンマーチンのフロントウイング
フラップが2枚取り付けられていないアストンマーチンAMR23のノーズ。フロントウイングがどのような形に分割されているのかがよく分かる。フラップは後端部とノーズ側を除いて別パーツ化されており、サーキットの特性に応じて、選択したリヤウイングとバランスを取る形で、その都度搭載するフラップを選択している。
■レッドブルのリヤウイング
レッドブルは、超高速サーキットのモンツァに合わせた最適なバランスを探るために、いくつかのリヤウイングをテストするようだ。このウイングはFP1でセルジオ・ペレスのマシンに取り付けられる予定のもの。フラップ後端が削り取られて前後長は短くなっているが、ガーニーフラップが取り付けられ、ダウンフォースを稼いでいる。まだリヤのブレーキドラムが外されているが、内部には多数のフィンが設けられており、気流を整えているのが分かる。
■レッドブルのリヤウイング(2)
レッドブルのフェルスタッペンのマシンに取り付けられる予定のリヤウイング。フラップの後端は削られておらず、よりダウンフォースの大きいバージョンである。フラップの後端中央部には、V字型の切り欠きが存在するのが分かる。
■アルファタウリのリヤウイング
アルファタウリの低ダウンフォース型のリヤウイング。メインプレーンは他チームで見慣れたようなスプーン型ではなく、比較的平らな形状である。またフラップの後端は、わずかにアーチ状になっている。
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