現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 真っ赤なトヨタ「エスティマ」が話題に! なぜ消防局に採用? 生産終了も愛される理由とは

ここから本文です

真っ赤なトヨタ「エスティマ」が話題に! なぜ消防局に採用? 生産終了も愛される理由とは

掲載 更新 8
真っ赤なトヨタ「エスティマ」が話題に! なぜ消防局に採用? 生産終了も愛される理由とは

■なぜ消防局でエスティマ採用? 長年愛される訳とは

 トヨタ「エスティマ」は、1990年に初代モデルが「天才タマゴ」というキャッチコピーを掲げて登場。その後、2006年に登場した3代目モデルが2019年に生産終了となっています。
 
 そんなエスティマは、北九州市の消防局で活躍している様子がSNSなどで度々話題となっています。エスティマが選ばれた理由と現在の活動状況はどのようになっているのでしょうか。

【画像】なんか、かっこいい! 赤すぎるエスティマを見る!(32枚)

 前述の通り、1990年に初代モデルが登場し、2000年には2代目モデルにフルモデルチェンジ、翌2001年には登録台数が100万台を突破しています。

 その後、2006年に3代目モデルが登場し、2019年には販売終了となりましたが、いまでも街中で見受けられることがあり、現在でも多くの人にとって名の知れた存在といえます。

 そんなエスティマですが、北九州市の消防局では、2005年からエスティマを指揮車や司令広報車として活用しており、SNSでもその意外性が話題となり、「北九州市名物」との声も挙がっています。

 北九州市の消防局で活躍するエスティマは、真っ赤なボディに「北九州市消防局」とステッカーが貼られているうえに、サイレンも搭載されており、消防局仕様に改装された特徴的な見た目となっています。

 かつて一世を風靡したエスティマが、なぜ北九州市の消防局で活躍することになったのでしょうか。

 北九州市の消防局総務課の担当者は、エスティマを採用した理由を以下のように話します。

「以前は、2トントラックシャシのクルマを架装して指揮車として扱っていましたが、車両更新時に、走行の安定性、排気量、座席数、資機材の収納スペースなどを考慮して、四輪駆動の普通車を検討した結果、エスティマに決定となりました。

 災害時に現場活動の指揮を執る指揮隊のクルマである、指揮車や司令広報車としてエスティマが配備されています。

 また、立入検査などで使用する査察車として配備しているエスティマもあります」

 北九州市の消防局に配備されているエスティマは22台にも及び、その年式や役割も車両によってさまざまです。

 SNSなどのネット上では、消防局のエスティマに対して「北九州らしい」「北九州名物」という声が非常に多く、一般の人からも広く受け入れられているようです。

 その一方で、前出の担当者によると、消防車としての架装が控えめなためか、はしご車や救助工作車等の大型車両に比べると、その人気はやや劣っているようです。

 北九州名物として親しまれる消防局のエスティマですが、販売終了となってしまった現在、今後の車両についてはどのように検討しているのでしょうか。

 前出の担当者は、今後採用する車両について以下のように話します。

「エスティマは販売終了と聞いておりますが、走行時の安定性や加速性能、資器材収納空間などに優れていたため、今後、指揮車などに採用する車両にも同等の機能を備えたクルマを検討しています」

 このように北九州市の消防局では、エスティマと同等の機能を備えたクルマを検討していることから、今後もミニバンなどが採用されるのかもしれません。

文:くるまのニュース Peacock Blue K.K.
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

伝説の「白いロマンスカー」展示が決定! “先頭車1両”を残して全車解体へ 終の住処は?
伝説の「白いロマンスカー」展示が決定! “先頭車1両”を残して全車解体へ 終の住処は?
乗りものニュース
「埼玉トラックファミリーフェア2025」、11月23日開催...物流の世界をのぞき見
「埼玉トラックファミリーフェア2025」、11月23日開催...物流の世界をのぞき見
レスポンス
【トライアンフ】2026年新型モダンクラシックシリーズが対象の「先行予約キャンペーン」を12/26まで実施中!
【トライアンフ】2026年新型モダンクラシックシリーズが対象の「先行予約キャンペーン」を12/26まで実施中!
バイクブロス
【ドゥカティ】EICMA2025 で新型 Hypermotard V2 や DesertX など2026年モデルを多数公開
【ドゥカティ】EICMA2025 で新型 Hypermotard V2 や DesertX など2026年モデルを多数公開
バイクブロス
キャデラック&フェラーリのテストが順調に終了。ペレスが3レース分を周回、パフォーマンスは健在
キャデラック&フェラーリのテストが順調に終了。ペレスが3レース分を周回、パフォーマンスは健在
AUTOSPORT web
わずか895kgの軽量スポーツEVがスゴイ!SNSでは「BEVでもこういうのは良いな!」の声、6か月での開発に驚きも
わずか895kgの軽量スポーツEVがスゴイ!SNSでは「BEVでもこういうのは良いな!」の声、6か月での開発に驚きも
レスポンス
スズキが新型「軽トラック」初公開! めちゃ広ッな「大型キャビン」採用モデルもアリ! カッコ良すぎる「LEDヘッドライト/デジタルメーター/自動ブレーキ」まで装備! 新型「キャリイシリーズ」の進化を詳しく解説!
スズキが新型「軽トラック」初公開! めちゃ広ッな「大型キャビン」採用モデルもアリ! カッコ良すぎる「LEDヘッドライト/デジタルメーター/自動ブレーキ」まで装備! 新型「キャリイシリーズ」の進化を詳しく解説!
くるまのニュース
日本で最初のEVキャンピングカー、「T-01」をCarstayが出展へ…Japan Mobility Show Nagoya 2025
日本で最初のEVキャンピングカー、「T-01」をCarstayが出展へ…Japan Mobility Show Nagoya 2025
レスポンス
最下位グループ脱出! ホンダ、来季MotoGP優遇措置で“グループC”格上げが決定。テスト機会減少で「みんなが家族と過ごせる」とマリーニ
最下位グループ脱出! ホンダ、来季MotoGP優遇措置で“グループC”格上げが決定。テスト機会減少で「みんなが家族と過ごせる」とマリーニ
motorsport.com 日本版
すごい事故「榛名湖VOLVOスカイミッション」!? 榛名湖に沈む「“1000万円超え”高級SUV」どんなモデル? なぜ回収されないのか
すごい事故「榛名湖VOLVOスカイミッション」!? 榛名湖に沈む「“1000万円超え”高級SUV」どんなモデル? なぜ回収されないのか
くるまのニュース
レーシングブルズ代表、来季のドライバーラインアップ決定が遅れている理由を説明「もしかしたら、最終戦アブダビGPの後まで発表しないかもしれない」
レーシングブルズ代表、来季のドライバーラインアップ決定が遅れている理由を説明「もしかしたら、最終戦アブダビGPの後まで発表しないかもしれない」
motorsport.com 日本版
中古車屋の倒産件数が1.5倍ってマジか! 中古車販売台数は若干伸びているのにナゼ潰れる?
中古車屋の倒産件数が1.5倍ってマジか! 中古車販売台数は若干伸びているのにナゼ潰れる?
WEB CARTOP
“元町・中華街駅”から徒歩3分の好立地! 食・アート・滞在が融合した横浜中華街の新拠点「トランセンダーホテル横浜」の魅力とは
“元町・中華街駅”から徒歩3分の好立地! 食・アート・滞在が融合した横浜中華街の新拠点「トランセンダーホテル横浜」の魅力とは
VAGUE
トヨタ新「最上級クーペ」登場! 斬新「観音開きスライドドア」採用の“3人乗り”仕様! レクサス超えの「豪華な内外装」がイイ! “金のエンブレム”が輝く「センチュリークーペ」って?
トヨタ新「最上級クーペ」登場! 斬新「観音開きスライドドア」採用の“3人乗り”仕様! レクサス超えの「豪華な内外装」がイイ! “金のエンブレム”が輝く「センチュリークーペ」って?
くるまのニュース
ヨーロッパを離れプレッシャーから解放された3人と、普段以上の緊張感に包まれたボルトレート【ルーキー・フォーカス】
ヨーロッパを離れプレッシャーから解放された3人と、普段以上の緊張感に包まれたボルトレート【ルーキー・フォーカス】
AUTOSPORT web
フィアット600に初の黒ボディ、レトロでシックな「ネロ チネマ」登場…150台限定で441万円
フィアット600に初の黒ボディ、レトロでシックな「ネロ チネマ」登場…150台限定で441万円
レスポンス
MINI西東京、クリスマスイベント開始…アドベントカレンダーで聖夜へカウントダウン
MINI西東京、クリスマスイベント開始…アドベントカレンダーで聖夜へカウントダウン
レスポンス
ヤマハ:トラブルに転倒のクアルタラロ「忘れたいレース」リンスは14位/第22戦バレンシアGP 決勝
ヤマハ:トラブルに転倒のクアルタラロ「忘れたいレース」リンスは14位/第22戦バレンシアGP 決勝
AUTOSPORT web

みんなのコメント

8件
  • 3列目は床下収納で荷室も広く使えるし、ハイブリッドなら災害時も電源の心配が無い。
  • エスティマは庶民の車・中級車で有名な丸タイプの大型クラスワゴン(ミニバン)で消防署では指揮車や火災調査車等に使用されている事を知っています。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327 . 1万円 391 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14 . 8万円 428 . 0万円

中古車を検索
トヨタ エスティマの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327 . 1万円 391 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14 . 8万円 428 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村