7/16発売のDIMEでは「夏の新製品辛口評価テスト」と題した大特集を展開中。全20ジャンル69アイテムを総チェックしています。今回はその中から一足お先に週末をワクワクさせる軽自動車のテストをご紹介!
かつて軽自動車といえば通勤や通学に使う質素な〝アシ〟だった。しかし、最近では基本性能が進化し、ファーストカーとして使うユーザーも多い。そんな最新軽自動車の使い勝手をモータージャーナリストに試乗し、検証してもらった。
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もはや小型車と変わらない装備と快適性
軽自動車をファーストカーとして長距離移動やレジャーに使用するオーナーが増えている。モータージャーナリストの竹岡 圭さんは、こう話す。
「どれも狭さを感じさせない工夫がされていますね。使い勝手も以前とは比べものにならないほど向上していて、ちょっとしたアウトドアも難なくこなせると思います」
そこで今回、竹岡さんにレジャーでも使えそうな『ekクロス』『N-VAN』『スペーシアギア』の3台を乗り比べてもらった。
「積載性をチェックするためにキャンプ道具を積んでみましたが、『ekクロス』は荷室が狭くデイキャンプ向き、一方『スペーシアギア』は荷室が広いうえに、防汚仕様なので思いっきりアウトドアを楽しめそうです。商用車ベースの『N-VAN』は、車中泊仕様に試乗したので当然、荷室は抜群に広くて便利なのですが、運転席以外の居住性に難あり! 家族でキャンプに行くのはキツイかも」
独自の機能はどうか?
「運転支援システム・マイパイロットを備えた『ekクロス』は、運転に不慣れな週末ドライバーも安心して長距離運転ができますね。『N-VAN』はセンターピラーレス構造なので大きなものの出し入れも簡単だし、『スペーシアギア』の防水仕様のシートも夏の水遊びレジャーには最適。軽自動車の仕様が多様化した今なら、自分の週末ライフスタイルに合ったクルマがきっと見つかりますよ」
軽自動車を回診した人
モータージャーナリスト
竹岡 圭さん
自動車専門誌などのほか、BS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』でも活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務めており、軽自動車への造詣も深い。
テスト項目
[TEST.1]積載性
1泊程度のキャンプを想定した荷物を用意。後席を倒した状態で積み込んだ。
用意したのはテントとテーブル、クーラーボックス、コンロ、3人分のチェアと寝袋など。
[TEST.2]居住性
家族連れでのドライブで気になるのが後席の居住性。装備やスペースをチェック。
[TEST.3]走行性能
街中や高速道路での乗り心地のほか、キャンプ場での走破性にも注目した。
[TEST.4]週末お役立ち機能
週末レジャーやドライブで役立つ機能や装備など、個性が光るポイントを探った。
クラスを超えた質感と先進装備
三菱自動車『ekクロス』
176万5800円
今年3月にフルモデルチェンジした三菱ekシリーズ。『ekクロス』はSUVを思わせるクロスオーバーモデルという位置づけで、エンジンはターボと自然吸気、駆動方式はFFと4WDモデルを用意する。
駆動方式:T/4WD 全長×全幅×全高:3395×1475×1660mm
車両重量:920kg 排気量:659cc
エンジン形式:直列3気筒ターボ+モーター
最高出力:64PS/5600rpm
最大トルク:100Nm/2400~4000rpm
変速機:CVT(自動無段変速機) 燃費:22.8km/ℓ(JC08モード)
落ち着いたデザインの運転席は操作性も良好。質感はコンパクトカーをしのぐほど。
[TEST.1]「荷室から操作できるリアシートが便利」
後席は分割可倒、スライド機能を備える。「大型のBBQコンロなどを積むには、狭く感じますね。チェアやコーヒー道具を持って景色のいい所でお茶するような、デイキャンプに適しているかな」
【評価】★★☆☆☆
[TEST.2]「後席レッグスペースは大型サルーンに匹敵!」
「先代よりホイールベースを拡大、後席のスライド幅も十分で、大人でもゆったりと座れますよ」。シート調整がしやすいレバー配置など、操作性も良好。
【評価】★★★★★
[TEST.3]「安全・快適な走りを支える電子デバイスが◎」
「雪道などで駆動輪がスリップした場合、空転を制御して駆動力を確保するグリップコントロールを標準装備。走破性へのこだわりを感じます」。街中や高速でのしっかりした乗り心地も美点だ。
【評価】★★★★★
[TEST.4]「長距離ドライブをサポートしてくれます」
高速道路でアクセルとブレーキ、ステアリング操作をサポートする運転支援システム「マイパイロット」をオプション。「運転に不慣れな週末日曜ドライバーも安心して長距離運転ができますね」
【評価】★★★★★
〈竹岡’S総合評価〉
「充実した先進安全装備や運転支援システムだけでなく、クルマとしての基本性能の高さが魅力。高速道路を使ったロングドライブでも疲れにくいのですが、積載性が低いので道具が多いレジャーには向かないですね。荷物よりも人をしっかり運ぶクルマかな」
抜群の実用性をレジャーに応用
ホンダ『N-VAN』
170万7480円(ベース車両)
軽商用バンだが助手席側ピラーレス構造や多彩なシートアレンジを実現、ホビー用としても注目を集めている。運転支援システムなど先進装備も充実。テスト車は車中泊用アクセサリーを装備。
駆動方式:+STYLE FUN・ターボ Honda SENSING/FF
全長×全幅×全高:3395×1475×1945mm
車両重量:970kg 排気量:658cc
エンジン形式:直列3気ターボ
最高出力:64PS/6000rpm 最大トルク:104Nm/2600rpm
変速機:CVT(自動無段変速機) 燃費:23.6km/ℓ(JC08モード)
装飾は控えめだが、シンプルで使い勝手のいいインパネ周り。収納も充実している。
[TEST.1]「寝ることもできる荷室スペース」
車中泊仕様では荷室にベッド用のマルチボードを装備できる。「商用車ベースなので3人分のキャンプ用品を積んでもかなり空間が余りました。これならイケアの組み立て家具ものせられそう」
【評価】★★★★★
[TEST.2]「運転席と荷室は文句ナシ。それ以外は……」
運転席はサイズも大きく、掛け心地も良好だが、それ以外は簡素(TEST.4参照)。「荷室の空間は十分だけど、後席は足元もミニマムで、4人乗車はツラいかな」
【評価】★★☆☆☆
[TEST.3]「ターボ車ならではの走りは想像以上!」
エンジンは、自然吸気とターボをラインアップ。「テスト車はターボだったのですが、その走りはなかなか活発で楽しい。ボディーもしっかりしていて、商用車ベースでも乗り心地は上々です」
【評価】★★★☆☆
[TEST.4]「大きな荷物も出し入れラクラク」
センターピラーレス構造により、助手席側に大きな開口を設けている。「釣り竿などの長尺物、自転車などの大きな荷物も助手席側から簡単に出し入れできます。荷物へのアクセス性は想像以上に良好」
【評価】★★★★★
〈竹岡’S総合評価〉
「テスト車には、ホンダアクセス製の車中泊用アクセサリーをフル装備。腕時計の『G-SHOCK』のような各部の装飾がアウトドアシーンにぴったり。ただ、家族や多人数でのキャンプというよりも、ソロキャンプ用やお父さんの趣味空間という使い方がいいかもしれませんね」
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快適インテリアに遊び心をプラス
スズキ『スペーシアギア』
173万8800円
軽トールワゴン『スペーシア』をベースに、内外装にスズキが得意とするSUV的な遊び心を加えたモデル。インテリアにはアウトドアシーンでの使用を考慮した素材が使用されている。
駆動方式:ハイブリッドXZターボ/FF
全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm
車両重量:890kg 排気量:658cc
エンジン形式:直列3気筒ターボ+モーター
最高出力:64PS/6000rpm 最大トルク:98Nm/3000rpm
変速機:CVT(自動無段変速機) 燃費:25.6km/ℓ(JC08モード)
オレンジ色の装飾やガソリン携行缶を思わせる小物入れなど、内装は遊び心にあふれる。
[TEST.1]「荷室は泥や水汚れを気にせず使えます」
後席は分割可倒と左右独立スライド機能を採用。助手席も前方に倒せる。「荷室フロアは防汚仕様なので、泥のついた荷物を積んでも掃除がラクな点がいいですね」
【評価】★★★★★
[TEST.2]「開放感あふれる広々とした空間」
「後席は前後だけでなく、高さも十分。子供なら車内で立ったまま着替えもできそうです。天井にはサーキュレーターも搭載していて、前席と後席の温度に差が出ないようにしている点もうれしい」
【評価】★★★★★
[TEST.3]「家族にやさしい快適な乗り心地」
「背が高いのに走りはキビキビとスポーティー。乗り心地もいいので後席に安心して家族を乗せられます」。パワーモードではモーターアシストのトルクがアップ、坂道でも力強い加速を実現。
【評価】★★★★☆
[TEST.4]「シートは実用性とスポーティーさを両立」
「全席撥水加工仕様なので、マリンスポーツやスノーボードに出かけた時、水に濡れても簡単に拭き取れます」。オレンジ色のステッチが入ったシートがスポーティーな雰囲気を演出する。
【評価】★★★★☆
〈竹岡’S総合評価〉
「自転車を積みやすいように荷室ゲート部にガイドを設けたり、開口部や床を低くしたりするなど、レジャーでの使いやすさを追求した仕掛けが充実。簡単にフルフラットにもできますし、後席シートの作りもシッカリしていて、4人乗りでのドライブに快適です」
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問い合わせ先/三菱自動車0120・324・860 ホンダ0120・112010 スズキ0120・402・253
取材・文/村田尚之 撮影/望月浩彦
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