2人乗りの電動スポーツカー MR2後継?
トヨタは、2人乗りの小型電動スポーツカーを開発しているようだ。このモデルは、同社の高性能車ブランドであるガズー・レーシング(GR)初のEVとなる可能性がある。
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トヨタは12月14日、2030年までに30車種のEVを投入する新たな電動化計画を明らかにし、そのうちの15車種のコンセプトモデルを一挙に公開。トヨタとレクサスから発売される次期EVの姿が披露されたが、中でもこの小型電動スポーツカーは、2007年に生産終了したトヨタMR2に近いように見える。
2018年、AUTOCARはトヨタがMR2の復活を検討しており、電動パワートレインの採用の可能性があるという情報を掴んだ。当時、欧州セールス・マーケティング部門の責任者であるマット・ハリソンは、MR2の復活計画について「議論の段階にある」と述べ、魅力的なアイデアであることを認めていた。
豊田社長はスポーツカー愛好家として知られており、以前から「スープラ、セリカ、MR2の『3兄弟』を現代に蘇らせたい」と語っていた。スープラの発売から3年が経過し、GR86がセリカと同等の役割を果たしていることから、次なるGRモデルの開発に焦点が移っているのだろう。
今回のコンセプトは、これまでのトヨタの市販車には見られなかった過激なスタイリングを採用しており、ボディも一回り大きく見える。最も興味をそそられるのは、そのシルエットがMR2の特徴であるミドエンジン形式の復活を示唆していることだ。もしかすると、トヨタはポルシェやロータスの次期電動スポーツカーと同様のスタックバッテリー方式を計画しているのかもしれない。
この方式により、パワートレインの重量が増加しても、先代のトレードマークであるダイナミックなバランスを維持することができる。また、床下にバッテリーパックを設置しないため、ドライバーはより地面に近い位置に座ることができる。
なお、新型bZ4Xに採用されているEVプラットフォーム「e-TNGA」がこのようなレイアウトに対応できるかどうかは未確認だ。これまでのところ、このプラットフォームは4輪駆動と前輪駆動にしか対応していない。トヨタは電動スポーツカーでは間違いなく後輪駆動のレイアウトを選択するだろう。
トヨタは、エントリーモデルのEVは航続距離よりも価格を優先することを示唆しており、重量を抑える必要があることから、エネルギー密度の高い全固体電池を搭載する可能性がある。
見た目はほぼ市販車! 新型レクサスRZ
2022年前半に登場するレクサスの新型EVは、「RZ」と呼ばれる流麗なパフォーマンス志向のSUVになる。
ほぼ市販車に近い状態で披露されたRZは、e-TNGAプラットフォームをベースに、「運転体験を次のレベルに引き上げる」ことを目的とした味付けが施されている。既存のNXと同じようなサイズであり、視覚的にも近い関係にある。
レクサスの欧州副社長パスカル・ルーシュは、AUTOCARに対し、ブランドの優先課題は「爽快なドライビング・パフォーマンス」の提供であるとし、「ブランドのスポーティなポジションをサポートする」という新型EVの導入を示唆している。
RZは、完全可変4輪駆動システムとステアバイワイヤ技術を搭載し、「驚異的なコーナリングと路面追従性」を実現するとのこと。「軽量かつコンパクトなモーター」、「ボディ剛性の向上」、「レクサス独自の完全可変4輪駆動技術、ダイレクト4」など独自の作り込みにより、「魅力的で走りがいのある体験」の提供を目指している。
ダイレクト4は、各車輪への動力供給を素早く配分し、状況に応じて前輪・後輪・4輪駆動を瞬時に切り替えることができる。レクサスは、将来のすべてのEVにこのシステムを採用しようとしている。
RZはSUVらしいプロポーションを持ちながら、比較的車高が低いように見える。また、コンセプト「LF-Zエレクトリファイド」で採用された新しいデザインの数々も継承している。
レクサスの可能性を体現 LFAの精神的後継
レクサスは、LFAの精神的後継モデルとして、2030年までに発売予定の電動スーパーカーを開発している。
レクサスは2030年までにすべてのセグメントでEVを販売し、中国、欧州、北米では完全電動化を実現し、2035年にはICE車の販売を終了する予定だ。
このコンセプトは、「LFAの開発を通じて作り込んだ走りの味、すなわち『秘伝のタレ』を継承する次世代のバッテリーEVスポーツカー」と説明されている。
このクルマの開発で得られた経験は、他のレクサスEVにも生かされ、ブランドのダイナミックさを強調することになるだろう。
レクサスのチーフ・ブランディング・オフィサーである佐藤恒治氏は、「バッテリーEVであっても、走りの味を追求していく姿勢は変わりません。その終わりのない追求は、今後スポーツ・バッテリーEVの開発を通じて、次のステージに向かっていきます」と述べている。
レクサスは、0-100km/h加速のタイムを「2秒台前半」、航続距離を「700km以上」にすることを目標としている。また、全固体電池を早期に導入する可能性がある。
このコンセプトモデルは、現在販売されているレクサスのどのモデルとも似ておらず、EVでありながら長いボンネットを持ち、キャビンとリアの間に特徴的なシルエットを持っている。また、空力に特化しているであろうパーツの数々、エアインテーク、ロープロファイルタイヤ、そしてフロントには赤い牽引用ストラップが装着されており、サーキットでの使用を想定していることが伺える。
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みんなのコメント
はやく市販モデルが見たいです。
振りかざしてるのがいるけど、
あなたの持論で経済が回るの?