今年の11月に開幕予定のフォーミュラE第6シーズンから、メルセデスもワークス体制での参戦をスタートさせる。それに先行し、チームは2度目のテストをイタリアのヴァイラーノで実施。ストフェル・バンドーンとゲイリー・パフェットが、ドライブを担当した。
メルセデス曰く、これは4月に行われたマシンのシェイクダウン以来初めてのテスト。当時は500km以上の距離を走破したと伝えられている。
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4月のテストの際には、パフェットはラグナセカで行われていたインターコンチネンタルGTチャレンジに参戦していたため欠席。バンドーンと、現在ベンチュリのフォーミュラEドライバーを務めるエドアルド・モルタラが走行を担当した。
「メルセデス・ベンツのパワーを持つマシンに再び乗ることができるのは、素晴らしいことだ」
そうパフェットは語る。メルセデスは昨年限りでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)から撤退。この最後のシーズンである2018年にチャンピオンに輝いたのが、メルセデスのマシンをドライブしたパフェットだった。パフェットは15シーズンにわたり、メルセデスのマシンでDTMを戦った。
「このマシン(フォーミュラE)は、私がこれまでにドライブした、他のどんなメルセデスとも異なっている。しかし、素晴らしいテストだった」
「チームのプロ意識と、エンジニアリングのスキルは非常に優れていると思う。やるべきことがたくさんあることに疑いの余地はないが、テストは本当にポジティブだった」
「我々はかなりの走行距離を稼ぐことができた。マシンはとても信頼性が高いんだ。数日後にコクピットに戻るのが、待ちきれないよ」
また、同じく走行を担当したバンドーンも、次のように語った。
「ヴァイラーノで2日間のポジティブなテストを行った。シェイクダウン以来、久々にドライブした。パワートレインの進化を確認できるのは良いことだ」
「これは、僕ら全員にとっての長い旅の一部分だ。僕らには、まだ多くのやるべき仕事が残っている。それを、誰もが分かっているんだ」
「しかし、第一印象はとても良いと言うべきだろう。基本的な部分は正しく、すべてがうまく機能しているようだ。これが、現時点では重要なことだ。ポジティブなスタートだよ」
パフェットとバンドーンは、2人合わせて2日間で合計218周を走破。それぞれの日程を、2人のドライバーがほぼ半分ずつ走行した。
「ヴァイラーノで、シーズン6に向けて2回目のテストを完了した」
メルセデスのフォーミュラEチームのマネージングディレクターであるイアン・ジェームスはそう語った。
「概して、2回のテストは非常にポジティブだった。その間に、新しいパワーユニットをマシンに入れることができた」
「しかし、11月の(サウジアラビアでの)最初のレースに向けて準備を整えるためには、まだまだやるべきことがたくさんあることが分かった」
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