ジャガー・ランドローバー社のティエリー・ボロレCEOは2021年2月15日、世界に向けてサスティナブルな社会に向けた同社の新電動化戦略を発表しました。ティエリー・ボロレCEOは、この新戦略を「リ・イマジン(新たな認識)」と名付け、これからのラグジュアリー ブランドの目指すべき必然的な戦略としています。「リ・イマジン」とは簡潔にいえば電気自動車化そのものです。
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ジャガー・ランドローバーは、イギリスのジャガー、ランドローバーという2つのブランドのモダン・ラグジュアリーの未来を再構築する戦略を策定しました。
持続可能性が求められる現状で、ジャガー・ランドローバーは、魅力的なラグジュアリーカーとサービスを提供する企業を目指し、ラグジュアリービジネスの環境、社会、コミュニティへの影響において、新たなベンチマークを生み出すことになるとしています。
ティエリー・ボロレCEOは、「ジャガー・ランドローバーは、世界の自動車業界の中でもユニークな存在です。他の追随を許さない車両の設計、顧客の将来のラグジュアリーニーズに対する洞察、貴重で独自のブランド資産、イギリス製ならではの精神性、そしてタタ・グループ全体の中で、テクノロジーと持続可能性の分野で世界をリードするプレーヤーでもあります。私たちは今日、これらの要素を活用してビジネス、2つのブランド、そして明日の顧客体験を再定義します。リ・イマジン戦略は、これまでにない強い存在となるでしょう」と語っています。
リ・イマジン計画の中心となるのは、ランドローバー、ジャガー両ブランドの大胆な電動化であり、2つのブランドで明確にそれぞれの個性を持つ、独立したアーキテクチャを採用するとしています。
ランドローバーは、クルマとドライバーは冒険をキーワードで結ばれており、レンジローバー、ディスカバリー、ディフェンダーの3つのファミリーを通じて、ラグジュアリーSUVの世界的リーダーであり続けるため、今後5年間で6種類のバッテリー駆動の電動モデルを導入する予定です。最初のEVモデルは2024年に登場するとしています。
そのためランドローバーは、近日中に発売予定の柔軟性の高いモジュラー縦置きエンジン・アーキテクチャ(MLA)が発表される予定です。MLAは今後の製品ラインアップを進化させながら、電動化された内燃機関(ICE)とフル電動化されたバリエーションを展開。
さらにEV専用のエレクトリック・モジュラー・アーキテクチャー(EMA)を新採用するとしています。一方でディーゼル モデルは2026年には廃止されることになっています。
周知のようにイギリス政府は2035年にハイブリッド車を含むガソリン車、ディーゼル車の販売を禁止する政策となっており、この政策を先取りすることになるわけです。
ジャガーは大幅な革新により、卓越したデザインを備えた新しいポートフォリオと先駆的な次世代テクノロジーを搭載した、電気自動車のラグジュアリーブランドとしての地位を確立することを目指しています。
新たな美を追求した衝撃的なモデルが送り出される計画で、例えば車名は継承されるものの新生ジャガーXJは現行XJの後継モデルとは位置づけられていません。
つまりジャガーは、今後はEVのみの開発に絞り込まれ、内燃エンジンモデルは存在しなくなります。
このようにジャガー、ランドローバーは2030年までに、各ブランドの各モデルごとにEV化させる予定で、2030年の段階でジャガーの販売台数の100%、ランドローバーの販売台数の約60%が純粋な電気自動車となる計画です。
またリ・イマジン戦略により、両ブランドのモデル ラインアップがシンプル化され、工場ごとに生産されるプラットフォームとモデルの数は統合され、結果的にジャガーはラグジュアリーブランドにふさわしい効率的な規模と品質を目指すことになります。
さらにジャガー・ランドローバー社の目標は、2039年までにサプライチェーン、製品、企業活動全体でCO2排出量をゼロにすることにしています。
この計画の一環として、水素エネルギー社会の成熟化に合わせ、クリーンな燃料電池の採用が期待されており、FCVの開発も進める計画で、その開発はすでに進行中です。そして長期投資プログラムの一環として、今後1年半以内にプロトタイプがイギリスの公道で走り始めると予想されています。
ジャガー・ランドローバーは、こうした戦略、さらに次世代のコネクティビティなども含めた次世代技術のために、タタ・グループの強力なバックアップにもとで、年間約3700億円の投資を行ない、高収益企業となることを目指しています。
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