2025年、WEC世界耐久選手権にキャデラックVシリーズ.RでエントリーするJOTAのドライバーラインアップは、ほぼ確定しつつあるようだ。
先月、現在のポルシェ963のカスタマーチームであるJOTAスポーツが、チップ・ガナッシ・レーシングからキャデラックのLMDhファクトリープログラムを引き継ぎ、『キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA』の名の下に、2台の車両をWECハイパーカークラスに投入することが公式発表された。
接触事故で来日遅れる/ショートサーキットで確認/戴冠を阻止する条件 etc.【WEC富士木曜Topics】
この新体制のチームはまだドライバーが確定していないが、2024シーズンが終わりが近づくにつれ、来季のラインアップが明らかになりつつある。
現在のキャデラック・ファクトリードライバーであるアレックス・リンとアール・バンバーは、来年JOTAに移籍する契約をすでに結んでいると見られており、バンバーはWECとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方のプログラムに参加する可能性もある。
さらに、セバスチャン・ブルデーは、CGRキャデラックのIMSAプログラムから、WECへと移籍する可能性が強く示唆されている。
一方、現在のJOTAドライバーであるウィル・スティーブンスとノルマン・ナトは、英国チームとともにキャデラック陣営に移籍すると見られている。
スティーブンスは2025年の計画について、「自分がどこにいて何をするかは分かっている」と述べる以外は話せないとSportscar365に対し語った。
ナトは最近、2024/25シーズンにニッサン・フォーミュラEチームに復帰する契約を結んだにもかかわらず、来季のWECではキャデラックからレースに出場することを認めた。
「ニッサンとのプロジェクトは後から来たもので、毎年WECに出場することが常に優先事項であり、これが僕の将来だと考えている」とナトはSportscar365に語った。
「フォーミュラEに参戦しているからといって、来年WECを休むつもりはない。今年は両方に参戦したが、うまくいっている。だから、間違いなくまたWECのグリッドにつくだろう」
ナトは、7月に予定されているWECのサンパウロ戦がフォーミュラEのベルリン戦と重なる場合、どちらのチャンピオンシップを優先するかについては明言しなかったが、サンパウロに参加する可能性が高いようだ。
そして、JOTAの最後のスロットを獲得する最有力候補は、ジェンソン・バトンであるようだ。
この元F1世界チャンピオンは、7月のサンパウロラウンド中にSportscar365に対し、来年もチームに残りたいと語っており、その高い知名度はキャデラックとタイトルパートナーのハーツの双方にとって魅力的である可能性が高い。
一方で今年、38号車でバトンのチームメイトを務めているフィル・ハンソンとオリバー・ラスムッセンは、どちらもJOTAを去ることになるようだ。
ラスムッセンはSportscar365に次のように語った。「まだ(シートを)探しているところだ。正直に言って、現時点では状況が非常に不透明だ。大きな疑問符がついている」。
12号車ポルシェ963でスティーブンス、ナトと組むカラム・アイロットは、プレマ・レーシングからNTTインディカー・シリーズに移籍するのではないかと噂されている。
このイギリス人ドライバーはWEC第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズで、来季の状況について質問された際、コメントを拒否している。
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