2019年に登場予定のランドローバー・ディフェンダーの開発が最終局面を迎えた。4月30日の「World Land Rover Day」にケニアのボラナ野生地区でプロトタイプの最終フィールドテストを行ったという。
1948年に登場し、ランドローバーの第1号車として高い悪路走破性を実現したことで、未だに世界中で多くのファンを持つディフェンダー。ランドローバーは新型ディフェンダーを2019年後半にワールドプレミアすると公言しているが、そのプロトタイプの最終フィールドテストがケニアで行われた。
フィールドテストはアフリカ野生動物保護組織「Tusk Trust(タスク・トラスト)の協力のもと、1万4000ヘクタールにおよぶケニア・ボラナ野生保護区の過酷な地形で、重量物の牽引や渡河走行、資材の運搬などのハードなテストが行われた。
2019年のワールドプレミアまでに、新型ディフェンダーは地球上で最も過酷といわれる環境下で4万5000項目にも及ぶテストを実施するという。プロトタイプのテスト走行距離はすでに120万kmに到達し、開発の終了も秒読み段階と思われる。
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ジャガー・ランドローバーのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターである、ニック・ロジャース氏は「広範囲におよぶシミュレーションやリグテストに加え、あらゆる地形や極限の気候条件下で新型『ディフェンダー』を120万km走行させ、ランドローバー史上最もタフで走破能力に長けたモデルを目指して開発に取り組んでいます。このたび、『Tusk Trust』のサポートにより、ケニアのボロナ野生保護区で貴重なフィールドテストの機会を得ることができました。ランドローバーのエンジニアたちは、この最終テストで新型『ディフェンダー』が開発目標を達成していると確信することができるでしょう」と語っている。
日本導入が待たれる期待の1台だ。
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