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大人気SUV ランドクルーザー vsレクサスLX 選ぶならどっち?

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大人気SUV ランドクルーザー vsレクサスLX 選ぶならどっち?

2021年8月に発売されたランドクルーザー、そして2022年1月に発売された新型LX。どちらも同じプラットホームとパワートレインを使用しますが、ランドクルーザーは510~800万円。LXは1250~1800万円とかなりの価格差があります。外装や内装、快適装備がLXの方が豪華なのは当然ですが、一体この価格差の理由はどこにあるのか?メカニズムや装備を中心にその違いを見ていきましょう。

●サスペンションに大きな違いあり
先代同様、基本的なプラットホームは共通のこの2台。現行モデルもその点は変わりありません。伝統のラダーフレームにこだわった新世代プラットホームTNGA-Fを採用し、約200kgの軽量化と低重心化、前後重量配分の改善などを実現しました。パワートレインも同じ3.5L V6ツインターボエンジンに10速ATという組み合わせで、基本的なメカニズムは同じです。この点で違いがあるとすればLXにはランドクルーザーにラインアップされている3.3L V6 ツインターボディーゼルエンジンが設定されていないという点です。

基本的なメカニズムで最も大きな違いと言えるのがサスペンションです。LX独自のメカニズムとしてActive Height Control suspension(略AHC)と呼ばれるサスペンションシステムを採用。これは使用環境に応じて車高を調整できるシステムで、最適な車高を自動で調整してくれます。また、乗降時には最も低くなるので乗り降りをしやすくするという利便性を向上させるシステムでもあるのです。さらに、車両姿勢変化に対応してバネレートを随時最適化し、車両姿勢を安定させる機能もこのAHCには備わっています。

メカニズム面で違う他の点はパワーステアリングです。ランドクルーザーは油圧パワステに電動アクチュエータを組み合わせたシステムなのに対し、LXは電動パワステを採用しています。ボディサイズや重量はほぼ一緒ですが、運転していてクルマが小さく感じるのはLXの方でしょう。

●上質さと先進性というレクサスのキャラクターの現れ
また、ランドクルーザーは20インチが最大なのに対して、LXには22インチホイールが設定されているのも大きな違いと言えます。これは見た目の面だけでなく、インチアップと低扁平化によってハンドリングの応答性を良くして、オンロードでの上質な乗り心地を追求したためです。このタイヤサイズのチョイスの違いに、ランドクルーザーとLXのキャラクターの違いが現れていると言えます。

キャラクターの違いが現れているという面で言えば、LXの方が静かさにこだわっています。フロントガラスにはレクサスで最も厚い5.76mm厚のガラスを用いており、静寂性では群を抜いています。さらにランドクルーザーには設定のなかったサイドドアイージークローザー機能が備わっていて、静かにドアを閉めることが可能です。

さらにLXには世界初の装備としてバックアンダーフロアビューが採用されました。これは疑似的に車両を透過して後輪付近を表示するシステムで、林間路や岩石路での走破性を向上させます。

その他ランドクルーザーにはない装備としてブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)が挙げられます。これはLEDの光を適切なタイミングで点灯もしくは消灯することで配光を細かく制御することができるシステムで、遠方の歩行者や路肩、標識などをより早く認知できる配光を実現しつつ、対向車や先行車には直接ハイビームを当てません。

またランドクルーザーにはJBL、LXにはマークレビンソンというハイエンドオーディオが用意されていますが、LXのマークレビンソンは天井にもスピーカーを配置し、より立体的な音作りを実現しています。

●高い理由はしっかりとある
ランドクルーザーの価格設定と見比べてしまうと高いと感じてしまうLXですが、独自メカニズムや装備、内装の質感など高いだけの理由はしっかりとあります。また、ランドクルーザーのレクサス版ではなく、LX独自の世界観を作り上げているというのもこの価格差に表れていると言えるでしょう。

文:西川昇吾

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みんなのコメント

57件
  • そりゃ、同じ値段ならLXいいに決まってる。でも、ランクルは買えなくはないけど4−5年届かないし、LXは高くて買えない。
  • 4年も未来の話をされてもね。
    全車即納可になってからじゃないと
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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