保安基準適合で速さを引き出すエアロチューニング
メーカーの威信を賭けて筑波サーキットに挑む!
「チューニング界に一石を投じた魔改造シルビア」エンジン半分が室内に入り込んでる!?【OPTION back number】
保安基準や厳格なレギュレーションの中で、最大限のパフォーマンスを引き出すことが求められるスーパー耐久での使用を意識した、イングスのNスペックシリーズ。
GRスープラでもS耐参戦車両への供給が決まり、それに合わせて速さに直結する機能性重視のエアロ開発を急ピッチで進めてきた。その本気度は半端じゃない。なんと、三重大学にデモカーを持ち込んで風洞実験を実施。その結果を元に、試作エアロの形状をリメイクしたほどなのだ。
空力と冷却性能を飛躍させるためには、バンパースポイラーであることが絶対。しかし、GRスープラは各部にセンサーが仕込まれており、その位置は変更できないために設計は難航したと言う。
そんな様々な制約がある中で、最大限の開口面積を確保して冷却性能を強化。もちろん、空力性能は前述通り風洞実験をしてまで追求している。特に見所となるのがフロントバンパー両サイドだ。カナードに近い形状をデザインすることで、フロントの接地性を最大限に高めている。
フロントフェンダーは、タイヤハウス内のエアを排出する大型のアウトレットダクトを装備。内部にあるウォッシャータンクを回避しつつ、純正サイドステップともマッチングする設計となっている。
エアロフェンダーとの相乗効果でフラップ部分を大きく取り、高い空力効果を発揮させるサイドステップ。中央で絞り込んだ後に新たなキャラクターラインを与えたデザイン性の高さも魅力だ。
リヤバンパーは両サイドにタイヤハウスのエアを排出するアウトレットを設け、その上部もGTマシンのようなエアロフォルムを採用。なお、FRP+カーボン製エアロでは大幅な軽量化も実現する。
1500mm幅のZパワーウイング。GRスープラはFRP製のトランクフードを採用するが、その内部構造を活かした取り付け方法として強度面の問題をクリアしている。
なお、イングスはエアロパーツメーカーだが、GRスープラのデモカーはエクステリアモディファイに留まらない。RZをベースに本格的なタイムアタック仕様を製作したのだ。3.0LエンジンのB58は、フェニックスパワーのECUチューンでブーストアップを敢行。最高出力457ps/4730rpm、最大トルク69.3kgm/2910rpmを発生させている。
ホイールはボルクレーシングG025の19インチ(FR共に10J+33)、タイヤはポテンザRE-12DタイプAでサイズは285/35だ。ブレーキはエンドレス製でフロントが6ポットキャリパー+370mmローター、リヤは電動キャリパー対応のインチアップキットを使い355mmローターを備える。
佐々木雅弘選手のアタックで、すでに筑波コース2000を1分フラットで周回する実力を有しているイングスのGRスープラ。今後さらにセッティングを煮詰めて、1分切りを狙っていくというから楽しみでならない。
●取材協力:イングス 奈良県桜井市忍阪289-1 TEL:0744-42-0611
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みんなのコメント
ただ日本車では無い感も感じた。
時代的に難しいのだろうけど、先代の様にヤマハエンジンを積んで作って欲しかった。