■今や「激レア」の存在となったMTの軽自動車
近年の日本の新車販売比率は、その約99%をAT(オートマチックトランスミッション)の車が占めているという状況です。
背景には、自動運転技術の急速な発展も大きく作用しているといいますが、そんな時代だからこそ、自ら操る喜びを味わえるMT(マニュアルトランスミッション)車に注目が集まっています。
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MT車はAT車に比べてクラッチやシフトレバーを操作する手間や、渋滞での疲労といったデメリットもありますが、ドライバー自身の操作で車を操る楽しさは唯一無二のもの。
またドライバーの意思でシフトチェンジができるため、AT車よりも燃費が向上する傾向があります。
今回は絶滅危惧種となった国産MT車の中から、お財布に優しく、そして運転が楽しくなるオススメの軽自動車を3台紹介します。
●ダイハツ「コペン」
ダイハツの軽スポーツカー「コペン」は、電動ハードトップのオープンスタイルをもつ唯一の軽自動車です。
現行型となる2代目は2014年に登場しました。
フロントに搭載されるエンジンは660ccの直列3気筒DOHCターボで、CVT車に加え5速MT車の設定があります。
ダイハツによると、コペンにおけるMT車の販売比率は全体の3割ほどを占めているといい、根強いMTニーズに支えられていることがわかります。
2代目コペンの特徴は、外板を取り外しが容易な樹脂パーツとし、外装デザインの変更を可能としたことにあり、基本モデル「Robe(ローブ)」のほか、クロスオーバースタイル「エクスプレイ」、初代譲りの丸目ヘッドライトを備えた「セロ」、さらにトヨタとの共同開発による「GR SPORT(ジーアールスポーツ)」と、4つのまったく異なるスタイルをラインナップ。
さらに2018年には、200台限定のハードルーフモデル「コペン クーペ」も発売するなど、多彩なボディ形態の違いも2代目コペンの見どころといえます。
MT車の価格(消費税込み)はローブとエクスプレイが188万8700円から、セロが194万3700円から、GR SPORTが238万2200円からとなっており、100万円台から購入が可能です。
●スズキ「ジムニー」
スズキ「ジムニー」は、世界でも類を見ないほどの高い悪路走破性を誇る軽四輪駆動車です。
現行型は2018年に20年ぶりのフルモデルチェンジを実施した4代目となり、「スズキ セーフティ サポート」などの先進運転支援機能も追加され、近代化を果たしました。
一方で、専用のラダーフレームと縦置きエンジン+FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WD、リジッドアクスル式サスペンションという、軽自動車唯一の本格的な組み合わせを維持しています。
ボディタイプは3ドアのみの設定。エンジンも660ccターボのみで、トランスミッションは、4速ATと5速MTの2タイプから選択可能です。
スズキによれば、ジムニーのMT車比率は約2割だといいます。
MT車のグレード別価格(消費税込み)は、XGが165万4400円、XLが178万900円、XCが190万3000円と、こちらも100万円台から購入できる魅力的な価格となっています。
なお2023年1月には、インドでジムニーの5ドア仕様が発表され、現在でも爆発的な人気を得ています。
●ホンダ「N-ONE RS」
ホンダ「N-ONE(エヌワン) RS」は、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」随筆のスポーティなモデルです。
軽自動車で初めてとなるFFターボと6速MTの組み合わせで、軽快な加速を楽しむことができます。
エンジンはN-BOX(エヌボックス)などにも積まれているロングストロークの3気筒ターボで、最高出力64ps/6000rpm、最大トルク104Nm/2600rpmを発生します。
他のグレードに積まれているNA3気筒エンジンの、最高出力58ps/7300rpmと最大トルク65Nm/4800rpm比較して、トルクは明らかに余裕があり、しかも低回転から生み出されていることが分かります。
またインテリアには、本革巻きのステアリングとシフトノブが装備されており、スポーティな雰囲気を演出。
荷室は、4人が乗車しても十分なスペースを確保し、荷室の高さも低く抑えられているため、走りのみならず利便性も兼ね備えています。
N-ONE RSの価格(消費税込み)は、206万2500円となっています。
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みんなのコメント
大嘘つき。
このライターは車を買った事あるのか?
しかもN-ONEのRSは200越って自分で書いててなんとも思わんの?