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F1特有のパドック風景と日本のファンの強烈なF1愛に圧倒【F1日本GP鈴鹿パドック通信/第1回】

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F1特有のパドック風景と日本のファンの強烈なF1愛に圧倒【F1日本GP鈴鹿パドック通信/第1回】

 いつもオートスポーツwebをご覧いただきありがとうございます。編集部のカワノでございます。ついに2023年もやってまいりました鈴鹿でのF1日本GP! ということで、まだ走行は行われませんがドライバーや関係者も続々と現地入りする木曜日の鈴鹿サーキットパドック内外の様子を写真をメインにお届けさせて頂きます。

* * * * * *

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 と、すんなり始まりましたが、実はワタクシ、F1を現地観戦したこともなく、F1の現場取材も初めてです(汗)。ということで、昨年までの3年間現場に通った国内レースとの違いなどもお届けできれば幸いです。



 朝8時、鈴鹿サーキットに到着。メディアパスの受付はホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS)の事務所ということで、ミドルフォーミュラ好き目線ではプチ聖地巡礼気分です。



 シャトルバスでいよいよパドック入り。すると、目の前には大きなロレックスがお出迎え。F1開催時にしか見られない一品のひとつですね。これ、ほんと実に精巧にできています。



 ロレックスの横を過ぎると、SUZUKAZEのあるセンターハウスとチームオフィス棟の間の道路に、国内レースでは見かけないでっかいゲートが見えてまいりました。

 そう、このゲートの中が『F1のパドック』です。F1チーム、F1ドライバーの仕事場であり、F1ビジネスが繰り広げられる現場。そしてパスが発給された限られたゲストの方しか入ることができない聖域とも言える場所ですので、背筋もピンとなります。



 で、ゲートを抜け最初に目に入ったのは目張りされた自販機。F1では各サーキットの独自広告などが隠されることでおなじみですが、自販機までもが……徹底しています。



 そして、センターハウスとピットビル棟の間に何やらありますね。見に行きましょう。



 こちらはTVなどでもおなじみの『メディアミックスゾーン』です。単に囲いで隔てただけと言うものではなく、背景も絵になるように(映えるように)映像が流れるディスプレイがふたつ、そしてしっかりと照明も完備です。お金かかってますねぇ。



 こちらはレッドブルのピット裏。スポンサーの名前が並ぶボードを張り替えています。実はこういう細かい部分もチームの手作業だったりします。定規とマスキングテープはどこの国でも重宝しますね。



 こちらはアストンマーティンのガレージ入口です。



 アストンマーティンF1の公式サイトやSNSでもたびたび登場した『サムライ魂』がここにも登場していました。



 今日はまだ走行もない搬入日ですけど、観戦券をお持ちの方を対象に9時から12時までは木曜ピットウォーク&木曜ストレートウォークが行われ大賑わい。「木曜もフリー走行あったっけ?」と錯覚するレベルで多くのファンの方やゲストの方が訪れておりました。



 おや、マックス・フェルスタッペン選手はレーシングスーツにヘルメットでご出勤、すごいやる気です。ちなみにバイザーに『タグ★ホイヤー』と書いてありました(編注:ご本人ではないです、念のため)。



 やはり人気はレッドブルとアルファタウリかなぁと思いながらスタスタとピットロードを歩いていると、また一段混雑した空間が。なんと、ハースF1の小松礼雄エンジニアリングディレクターの姿が! 早朝から詰めかけたファンへサインや記念撮影に応じていました。



 一旦パドックに戻ると、F1フォトグラファーがこぞって狙う人物がゲートから入ってきました。



 昨日は東京でイベントに出演していたエステバン・オコン選手じゃないですか。かなり早めの現場入りです。ちなみにワタクシ調べで、木曜日に最も早くパドック入りしたのはウイリアムズのローガン・サージェント選手。2番手がマクラーレンのオスカー・ピアストリ選手でした。

 

 ウイリアムズといえば、今回もガルフカラーで走ります。シンガポールGPでも映えていましたが、実物はよりカッコイイです。



 おそらく写真では伝わりにくいので……日本GPに来られる方はウイリアムズのマシン、ぜひじっくり見てくださいね。



 またウイリアムズなネタですが、今回ウイリアムズのガレージは表彰台の真下。ということでドライバーボードがウイリアムズだけデジタルディスプレイとなっています。おそらく、予選後、決勝後は表示も変わるかと思われますので、お見逃しなく!



 その表彰台もF1仕様にお色直し中。横からその作業を見て、「これがF1の表彰台か」と少し身震い。ここに乗るためにどれだけの人が頑張って、汗をかいて、そしてお金使ってきたのかとか考えると、ですね。



 一方そのころケビン・マグヌッセン選手はパドックで卓球に勤しんでいました。



 かなり多くの方がF1チームのグッズを身につけているのをお見かけしましたが、オリジナルの旗や横断幕の熱量すごいです。



 ハースの横断幕、ドライバー、ボス、小松エンジニアリングディレクターに加え、吉田直実メカニック&富塚裕エンジニアの名前も。チーム愛と言いますか、推すぞっていう意志の強さが伝わります。



 そして、今日はアルピーヌ・ジャポンさんのご厚意で、レーシングドライバーが運転するスーパーカーに同乗し、レーシングスピードでのサーキット走行を実際に体感することができるイベント『ピレリ・ホットラップ』に参加させていただきました。

 ドライバーは大ベテラン、山野哲也さんということで助手席のワタクシには安心感しかなく。常にニヤニヤするほど。こちらはまた改めてレポートいたします! それではまた明日鈴鹿でお会いしましょう!

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