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ランボルギーニがたった1ドル!? 「お宝」を探せるか「鉄くず」を引くか「サルベージ・オークション」が面白すぎる

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ランボルギーニがたった1ドル!? 「お宝」を探せるか「鉄くず」を引くか「サルベージ・オークション」が面白すぎる

 この記事をまとめると

■事故車やスクラップ寸前のクルマを救いあげることを「サルベージ」という

正直「ゴミ同然」な状態のクルマもあるけどホント? 「どんなクルマでも買い取ります」の業者が存在するカラクリ

■eRepairables.comではアメリカ全土の事故車やスクラップ車を掲載しており購入可能

■取り扱う会社によっては事故車のランク付けが異なるので予想外の車両を引く可能性もある

 サルベージ・オークションが激アツすぎる!

「サルベージ」、というとベテラン勢は救世軍あたりを思い出すかと。慈善事業とはいえ、木枯らし吹きすさぶなか、懸命に喜捨を募る姿にはいつでも頭が下がります。が、クルマの世界でサルベージといえば、事故車やスクラップ目前のポンコツを「救い上げる」こと。どちらも、恵まれない者やクルマに対する思いやりあふれる行動という点では共通しています。

 とはいえ、アメリカのサルベージはスケールがひとまわりビッグ! 恵まれないクルマたちもさすが全米で、思わずポチりたくなること請け合いです。

 サルベージ・オークションと呼ばれるウェブサービスはこれまでにもいくつかありましたが、「eRepairables.com(eリペアラブル=修復可能)」はとにかく出品車が膨大、かつハワイやアラスカを含めた全米を網羅しているところが特徴です。仕組みとしては簡単で、出品する側なら、事故車の詳細写真を用意してオークションの指し値を設定するだけ。落札側は、それぞれの指し値や入札単位を見ながらポチっとやる。一般的なオークションサイトとさして変わりはありません。

 豊富な車種は見ているだけでもワクワクしてくるのですが、詳細写真のチェックや入札には簡単な会員登録が必要となってきます。また、車種から探せることに加え、出品場所から探すことも可能となっており、さすが広いアメリカだけに痒いところに手が届くサービスといえるでしょう。

 それにしても、車種のバリエーションには誰もが目を剝くはず。アメリカ車の充実ぶりはもちろん、ロールスロイスやらフェラーリやら輸入モデルも数多く出品されています。とりわけ、トヨタなんかは2万5000台以上、日産も1万7000台など、サルベージしやすいメイクスはごまんとラインアップしているのです。

 また、クルマにとどまることなくバイクやプレジャーボートなども言い訳程度ではなく、がっつり選べるだけの数が出ています。

 破格で凄いクルマが手に入るかも……!?

 面白いのは、指し値をしていない出品が多いこと。つまりは0円スタートというやつで、入札金額もたいていは1ドルから受け付けているのです。ランボルギーニ・ガヤルドの一見すると「ははぁ、板金塗装でイケちゃうな」なんてタマが0円スタートなんて、ちょっと夢が広がりますよね。

 eRepairables.comでは、中古パーツ、リサイクルパーツも取り扱っており、サルベージしたクルマの修理にも強い味方となってくれそうです。しかも、会員登録だけで特別な許可証、古物取り扱い証などは不要というのもお国柄なのか太っ腹。日本からの出品や落札はそれなりにハードルが高いでしょうが、お宝に巡り合えるチャンスは無限大(笑)。

 もちろん、日本国内でも事故車に特化したオークションは存在します。こちらはとにかく安いことがメリットで、およそ2割とか3割安いのは当たり前って感じ。「事故車なんて、買う人がいるの?」と思われるかもしれませんが、価格的なメリットから多くのユーザーがいるようです。

 ただし、eRepairables.comも国内のオークションもそうですが、事故や故障に関するレギュレーションが一定していません。A社では事故レベル5だとしても、B社では3だったりするわけで、買ったあとで「こんなはずじゃなかった」になるかもしれません(もちろん逆もあります)。

 とはいえ、一部の「事故車マニア」だけに独り占めさせるのはもったいない! リサイクルとか、SDGsとか流行りに乗りつつ、もしかしたら人助けになるかもしれません。事故車のサルベージを続けたら、救世軍の人たちみたいに尊敬されること請け合いです(笑)。

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みんなのコメント

1件
  • よく、リサイクルショップなんかで「ジャンク品」を買い漁る人いるけど?そんな感じなん? 治して乗れる技術があればね…っていうか、法規的に厳しい日本では廃車を再生して乗るのはハードル高すぎ!アメリカならではだね
    でなければ、今乗ってるクルマの部品取りとか?
    よほど、技術、ヒマ、情熱、廃車を置く場所がないとムリゲー(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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